サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

森保監督は無能なのか

2019-03-27 17:16:38 | 日記
アジアカップも含めて今年に入ってからの森安監督の采配について批判が多くなってきた。その理由として3つあげられると思う。


①試合途中の相手の戦術変更に対応できる修正力がないこと。
これはアジアカップ決勝のカタール戦ではっきりした。カタールが5バックで来ることは誰でも予想できたのに、それに対応できる策を用意していなかったからだ。用意していたのかも知れないが、それを迅速に選手に指示しなかった。戦術の変更がいつも後手に回る。


②強化試合を無駄にしていること。
ボリビア戦後の森安監督のコメントを見ると南米のチームとの試合をリクエストしたとあった。これはコッパアメリカ対策として当然だろう。ならば当面の目標であるコッパアメリカに対して、どのようなチーム、どの選手を起用していきたいのかが全く見えない。


せっかく呼んだ選手は全員起用したいという気持ちは分かる。しかし6月の大会に呼べない選手もいるだろうから、それを見越して対策を立てて呼べない選手のポジションを代替選手でテストすべきだろう。


それ以外のポジションは固定してもいいのではないだろうか。呼んだ選手を全員起用してもコッパには呼ばない選手もすでに決まっているだろう。このチームは戦術は中島なんだからもうそれでいいだろう。全く練習したことのないメンツを並べてみても機能するわかげない。メンバー総入れ替えしてやっぱり機能しないでは、せっかくの強化試合を無駄にしている。


③戦術と適材適所が徹底されていない
戦術を優先して選手の適材適所がないことが多い。例えば鎌田を1トップにしてもうまくいかなかった。大迫の代わりの1トップならば伊藤翔でもよかった。同じタイプの鎌田と香川を並べても機能しないことは試合前から予想できた。


コッパアメリカの前に強化試合があるかどうか知らないが、またメンバー総入れ替えなんてしているのだろうか。



日本対ボリビア 1-0

2019-03-26 23:27:03 | 日記
ボリビアはあまりにも弱かった。先日の韓国戦からメンバーを大幅に変更したかどうかは知らないが、モチベーションも低そうでプレスも弱く寄せも甘い。このボリビアに失点する気はしなかった。


その弱いボリビアに対して前半はボールは圧倒的に支配していたのに、ゴールできるにおいが全くしなかった。香川も乾も空回りばかりで鎌田は存在感なし。宇佐美にいたってはボールを持つとブレーキになってしまい、宇佐美にはボールがいかないように祈っていた。


後半は両チームとも大幅にメンバーを交代させたのでスペースができた。ボリビアはさらに悪くなったように見え、そこに中島がかき回したもんだから、ニアを破る技ありゴールでやっと日本が先制。後半ATの中島のリフティングを3回やってからのシュートは面白かった。


この2連戦は大迫の代役を見つけることだったのだろうがどうかねえ。コロンビアとボリビアでは全然レベルが違ったし、ポストをこなす鈴木と裏に抜ける鎌田ではタイプが全く違う。見た目の迫力では鈴木のほうが怖く見える。


それにしても佐々木のクロスは本当に精度が悪い。

IFABとハンドルールの厳格化

2019-03-26 16:34:39 | 日記
IFAB(国際サッカー評議会)のことを詳しく知っている人はかなりのオタクだろう。サッカーの規則は国際試合であれ国内試合であれ、極端に言えば草サッカーまでIFABの決めたルールで統一されている。考えてみればこれはなかなかのことだ。


さてIFABはFIFAとイギリス4協会で構成されていて、FIFAが4票、4協会が1票ずつの8票とルール改正の評決が行われ、8分の6票以上の賛成で可決される。つまりFIFAだけではルールを改正できないということである。何故に4協会がメンバーかといえばそれはIFABの歴史を自分で調べてください。


今月の年次総会でハンドルールの厳格化が決まった。今までは手/腕を使って決めたゴールは意図的でなければゴールとなることもあった。それが意図的か偶然かにかかわらず、そのゴールは認められないこととなった。このルール改正は2019/2020シーズンから適用となり、Jリーグでは今年の7月以降から適用される。


このハンドルールの改正は誤解している人が多いかも知れない。このハンドとは攻撃側の選手によるハンドを対象にしている。守備側の選手のハンドに対するPKではないのである。ハンドの厳格化だからこれからはPKが増えると思った人がいるかも知れない。それは間違いである。


しかしハンドルールから偶発性を否定するということは、将来的に守備側の選手のハンドを厳格化することも予想される。攻撃側はだめで守備側はいいというのは理屈に合わない。それにVARで裁定されれば手に当たっていればなんでもPKになる傾向がある。


仮にそのような厳格化が実現してしまうとシュートは、ゴール枠内を狙うのではなくDFの選手の手/腕を狙ったほうが効率がいいということにもなる。

ゴールパフォーマンス

2019-03-25 16:49:24 | 日記
JリーグジャッジリプレーのJ2ゴールパフォーマンス編を見ていたら面白い事例があった。J2第3節の千葉対山口で山口の田中選手のミドルシュートが決まり、田中選手はベンチにかけよりみんなで喜んだ。その後彼は自分の荷物からスマホを取り出して自撮りを始めた。


このプレーに対してカードは出なかったが、副審から早くピッチに戻るように指導を受けていた。この行為はイエローが出てしかるべきでしょう。遅延行為とも受け取れるし、過度のゴールパフォーマンスと取られてもおかしくない。たまたま主審はカードを出さなかった。しかしこれは反スポーツマンシップ行為と判断される。


同じスマホの自撮りで注目を集めたのはマルセイユのバロッテーリのゴールパフォーマンスだろう。あの場合はわざわざベンチにある自分の荷物からスマホを取り出したわけではなく、ピッチ外にいる他の選手から受け取っていた。かなり準備がいい。


バロッテーリのゴールパフォーマンスといえば何と言っても「Why always me」だろう。マンCITYにいたときのマンUとのマンチェスターダービーでユニの下のアンダーシャツに「Why always me」とプリントしてあった。マリオがゴールをした後にユニを捲し上げてこのシャツを見せた。


マリオはその幼稚な奇行というかやんちゃな行動からEPL時代は常にマスコミ、ファンから攻撃されていた。ささいな他の選手でもするような行動でも「またマリオか」と批判された。これに腹を立てたのが「Why always me」シャツである。


酒井宏樹によるとマリオは見た目よりも優しい性格でナイスガイだという。積極的に慈善活動にも従事しているし常に人種差別と闘っている。自分を表現することが下手なんだろう。奇行ばかりがクローズアップされてしまう。CR7のゴールパフォーマンスばかりが注目されるが、次のマリオのパフォーマンスを期待したい。

U-23世代のGK

2019-03-24 20:42:36 | 日記
現在U-23チームのアジア予選が開催されているが、マカオ、東チモールといった格下相手の予選だが、公式大会だし強化試合の位置付けだろうからベストメンバーが出ている。その中でもGKに注目してみたい。


昨年のアジア大会でもほぼ先発していた早大出身、大分トリニータの小島が第1GKである。身長183cmと小柄だが監督の信頼も厚いようで、今回の予選の初戦のマカオ戦も先発。U-23チームでは正GKではあるが、クラブでは1年目でリーグ戦では出番はないが、ルヴァンカップで2試合連続して先発。このあたりのチャンスを生かしたい。


しかしU-23チームは強化試合も予選などの公式大会も多く、クラブから離れることが多い。これがポジション争いでの不利になる可能性が大きい。オリンピックには出たいだろうし、若手の選手にとっては死活問題だろう。


今回の予選にはあと2人GKがいる。一人は波多野豪、FC東京所属、身長198cmと日本人とは思えない長身GKである。波多野も小島と同じくリーグ戦は出番はないが、ルヴァンカップで2試合連続して先発。


3人目がオビ パウエルオビンナ。JFAアカデミー出身、流経大の学生。身長193cm。アジア大会でもツーロンでも2番手、3番手の扱いで正GKにはまだ遠い。小島、波多野よりは序列が低い。


シュミット・ダニエルも含めて長身のGKがやっと日本にも出てきた。その中でもフィードがうまいGKを育てて欲しい。シュートへの反応がいい能力は必須であるし、それにプラスして前線に1本で通るフィードができるGKがいればそれだけでシュートチャンスが作れる。