マチルダス 初戦を落とす

リオ五輪は女子サッカーから始まった。オーストラリアの女子代表チーム、マチルダスはカナダと対戦。なでしこをアジア予選で蹴散らしたあのチームである。

カナダは弱くはないが強くもない。１次リーグ突破のためには初戦はどの大会でも大事である。初戦を落とせばほぼ１次リーグ敗退だろう。

キックオフからボールの奪い合いになり、オーストラリアはボールをDFラインにまで戻してCBでパス交換をしていた。そのボールをカナダのFWシンクレアにかっさわれ、わずか２０秒で失点。最悪のスタートである。

ところがカナダは前半１９分に最後のDFが相手をファールしたとして一発レッドで退場。このあとはオーストラリアが再三攻めたが、決定機を決められなかった。カナダはPKをもらって２点目のチャンスもあったがこれをミス。

後半３３分にはカナダのシンクレアがドリブルで中央突破。オーストラリアのGKが果敢にPA外まで出てクリアしようとしたが、これが裏目に出て２点目を献上。これでカナダの２－０。

前半１９分以降の数的有利を生かせず、シュートも２２－８と圧倒したにもかかわらず、オーストラリアはカナダに最悪の形で負けてしまった。初戦の緊張した状態でうわついてしまい、勝てる試合を落とした。ジンバブエとドイツもいて、裏試合ではドイツが６－１でジンバブエを圧倒。ドイツには負けてもカナダにはMUST　WINだったので、オーストラリアはかなり苦しくなった。というかもうだめでしょう。