ベトナムのホーチミン市に長く住んでいる友人がシドニーに来たので、一緒に夕食を共にしてベトナム料理の話題になった。ホーチミン市では世界中の料理が堪能できるので、食には困らないらしい。シドニーでもベトナム人が多く住む地域があり、そこにベトナム料理店が多くある。筆者の住む地域はシドニー最大の中国人密集地区なのだが、最近はベトナム料理店も3店できた。
さてベトナム料理といえばホビロンである。元産経新聞サイゴン特派員の近藤紘一さんの著書の中によく出てくる料理だ。孵化しかけのアヒルの卵を蒸したもので、フィリピンではバロットという。近藤さんの本の中では町の屋台に朝食を食べる若者が集まり、このホビロンを食べていると出ていた。
さて友人にホビロンを食べたことがあるかと尋ねると、あんなゲテモノ料理は食べたいとも思わない。昨今のベトナムの若い人でも絶対に食べない。食べるのは40才以上の中高年と田舎者くらいだという意外な返事が出てきた。ええ?、ホビロンはベトナム人がこよなく愛する国民的な料理ではないのか?
ベトナム人は都市部を中心に中間層が育ってきて、所得も上がり生活、食習慣も西洋風になってきたのが理由だそうだ。だとしてもサイゴンの下町の屋台で若い女性がホビロンをぐちゃぐちゃと食べるという風景をいつも思い浮かべていたので、ホビロンが廃れているというのはちょっとショックである。
シドニーにあるベトナム料理店は中国系が経営する店がほとんどで、海外によくあるごちゃ混ぜレストラン、たとえばマレーシアン・タイレストラン、和食と韓国料理が混ざったレストランである。だからシドニーでホビロンを見つけるのはかなり難しい。
来年あたりにベトナムを旅行するつもりなので、ぜひホビロンにトライしてみたい。
さてベトナム料理といえばホビロンである。元産経新聞サイゴン特派員の近藤紘一さんの著書の中によく出てくる料理だ。孵化しかけのアヒルの卵を蒸したもので、フィリピンではバロットという。近藤さんの本の中では町の屋台に朝食を食べる若者が集まり、このホビロンを食べていると出ていた。
さて友人にホビロンを食べたことがあるかと尋ねると、あんなゲテモノ料理は食べたいとも思わない。昨今のベトナムの若い人でも絶対に食べない。食べるのは40才以上の中高年と田舎者くらいだという意外な返事が出てきた。ええ?、ホビロンはベトナム人がこよなく愛する国民的な料理ではないのか?
ベトナム人は都市部を中心に中間層が育ってきて、所得も上がり生活、食習慣も西洋風になってきたのが理由だそうだ。だとしてもサイゴンの下町の屋台で若い女性がホビロンをぐちゃぐちゃと食べるという風景をいつも思い浮かべていたので、ホビロンが廃れているというのはちょっとショックである。
シドニーにあるベトナム料理店は中国系が経営する店がほとんどで、海外によくあるごちゃ混ぜレストラン、たとえばマレーシアン・タイレストラン、和食と韓国料理が混ざったレストランである。だからシドニーでホビロンを見つけるのはかなり難しい。
来年あたりにベトナムを旅行するつもりなので、ぜひホビロンにトライしてみたい。
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