カゼミロ

レアルマドリードにいたころ、少なくとも昨季まではカゼミロはレアルの主力だった。モドリッチ、カゼミロ、クロースの３人での中盤は鉄壁。しかし３人ともベテランとなり、一番若いカゼミロもすでに３０才。世代交代ということもあったのか、昨季の終わりごろからカゼミロの出番が減少していった。

 

それに嫌気がさしたのか、まさかのマンU移籍。今季のマンUはCLもないし、監督もころころ変わるしいいイメージがない。しかしカゼミロの年俸はレアルマドリード時代の１２億だか１３億円からマンUでは３０億円以上に跳ね上がったと言われていて、これだけもらえれば誰でも転ぶか。

 

しかしマンUに行ってみればまさかのサブ扱い。リーグ戦５試合では先発１試合のみ。ELではほぼ出ているが、レアルソシエダとの試合で久保をマクガイアーといっしょにサイドに吹っ飛ばしただけ。誰もが驚くカゼミロのスタメン落ち、本人が一番驚いていることだろう。

 

１０月９日のエバートン戦、１０月１３日のELでは先発。CL,　ELを戦っているチームは、WCの変則日程の影響をかぶり、どこも１週間で２試合こなしていく超過密日程。この恩恵もあってからカゼミロの出番も増えてきた。

 

しかしWCが終わってからはどうなるかは未知数。テン・ハーグ監督は年俸３０億円も払っている選手をベンチに置いておくだけでは、コストパフォーマンスが悪いとフロントから言われているのかも知れない。

 

カゼミロって名前と顔のイメージがぴったり。ああ、こいつの顔は本当にカゼミロだと痛感してしまう。

 

マンUの秘密兵器カゼミロ。先発が増えてくればもう秘密ではありません。