4年後の北中米WCがどうなるのかを考察してみたい。参加国が32から48に増えるという大変化が起こるのだが、みんなぴんと来ていない。何がどうなるのかを調べてみたい。
まず試合数が大幅に増える。カタール大会を含めて1998年フランス大会から馴染んできた32チームはそれ以前の24チームから8チームも増えたが、1次リーグで16に絞るという点では同じだった。決勝Tはラウンド16から始まる。32チームの場合の総試合数は64試合。
これが48に増えるということは劇的な変化が起こる。1次リーグを各組3チームから4チームにするかも知れないらしいが、仮にそうなる場合は4チームが12組に分かれる。そして上位2チームの24チームと3位の中で8チームを上げて、32チームに絞る。そしてラウンド32から決勝Tが始まる。
この場合の試合数は、
1次リーグ 各組6試合 x12組 =72試合
ラウンド32 16試合
ラウンド16 8試合
QF 4試合
SF 2試合
3決 1試合
決勝 1試合
総試合数は驚異の104試合。これまでの64試合よりも40試合も多い。これはいくらなんでも多すぎるだろう。1次リーグを中3日でこなしたカタール大会同様のスケジュールにするとしても、これまでよりもラウンド16にたどりつくまでに40試合も多いために、大会日程もまともにやろうと思えば2週間は長くなる。
それでは当初案のように1次リーグを3チーム x 16組にするならば1次リーグは48試合になる。しかしこのキリンカップのような3チーム総当たりでは、2チームによる談合の可能性も出てきて、不公平感まるだしとなるので実現するかどうか怪しい。
もっとも簡単な解決方法は32チームのままにして拡大をやめることだ。これが一番いい。
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