アジアカップ ＳＦ イラン対カタール ２－３

終始オープンな打ち合いとなった。イランが前半４分にアズムンのゴールで先制して、その後、カタールが同点に追いついて１－１。後半にはカタールがリードして１－２となったが、イランが微妙なPKで追いついて２－２。

 

しかし後半終わりにカタールがアフィフからのクロスをアリが決めて３－２と勝ち越し。カタールはこの前線の２枚看板がいればとにかく得点できる。イランはロングスローを多用してとにかくロングボールを放り込む。日本戦と同じ戦術を９０分続けた。

 

カタールは２失点したが、日本と違いとにかく２トップが強力だからイランに負けない。そしてどちらも気迫が入ったいいゲームをした。テンポが速く、中盤を省略してシュートを急ぐ。点の取り合いとなる。イランは相手のシュートがDFにあたり、軌道が変化して失点したり、最後２分のシュートがポストに嫌われたりと運もなかった。まあ負ける時はこんなもんだろう。

 

仮に日本がカタールと対戦したとしてもおそらく勝てなかっただろう。気合の入り方が全く違う。これで決勝はカタール対ヨルダンという２００７年のイラク対サウジ以来の中東対決となった。イランはアジアカップはQFかSFに必ず負けていて１９７０年に最後の優勝をしただけ。アジアカップには勝てないジンクスがあるのだろう。

 

韓国も１９５６，１９６０年に連覇して以来優勝していない。韓国とイランが５０年以上勝てないのはアジアカップの七不思議なのかも知れないね。

 

左からカットインゴールを決めたカタールのアフィフ。