ジダンが辞めた後に後任にはポチェッテイーノをPSGから引き抜くのではないかという観測記事が出ていたが、引き抜かれたのはエバートンのアンチェロッティだった。レアルマドリードがエバートンへの違約金をいくら払うのかは知らないが、エバートンとアンチェロッティの契約は2019年12月から2024年6月という比較的長いものだった。
今季のエバートンは10位で期待されたほどの成績ではなかった。しかしエバートンにしてみればアンチェロッティほどの大物監督を招聘しても、契約期間中に引き抜かれてしまうのだから、分不相応だったということか。
ここ10年ほどのエバートンの監督を見ると、2002年からモイーズ、ロベルト・マルテイネス、クーマン、アラダイス、マルコ・シウバ、アンチェロッティと続いているが、非常に一貫性のない人選である。大物と小物の繰り返しである。
エバートンというクラブはEPLでの優勝経験もなく、目立つ成績といえば1995年のFAカップ優勝だけ。EPLも毎年10位から5位くらいを行ったり来たりしている中堅クラブである。エバートンがアンチェロッティを招聘した時にはこんな大物には巨額の資金が必要なはずだから驚いた。
いくらアンチェロッティでも戦力が伴わなければ期待に沿えない。中堅クラブは大物を監督に招聘してはいけないということか。
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