中島と守田の離脱

アジアカップ　開幕前からショッキングなニュースが飛び込んできた。守田は筋肉系の怪我らしかったので代表離脱は間違いないだろうと予想できた。誰かが代わりに呼ばれるだろうが、守田には悪いがバックアッパーの選手であるので大した影響はない。


しかし中島翔哉の場合はインパクトが全く違う。乾が代わりに呼ばれたが今季はあまり出番がない乾では中島の代わりにはならない。これで日本の攻撃力は半減したと言っても過言ではない。これはあまりにも痛い。乾に期待したいところだが森保監督になってから乾は呼ばれていないし、どうだろうかね。


守田の代役に塩谷が呼ばれたがUAEにいるからといってもあまりにも取ってつけたような呼ばれ方である。代表に呼ばれるのはアギーレ時代の２０１５年１月のアジアカップ、２０１６年のリオ五輪にもOA枠で出たが敗因の一因のように言われた。UAEリーグはシーズン中断期だから塩谷は日本に帰国中ではなかったのか。もしUAEにいたのであれば使い勝手のいい呼ばれ方である。


ボランチの代役なんだからボランチの本職、国内組はオフだから海外組のボランチ、たとえばオランダにいる小林なんてよかったのではなかろうか。追加招集でも小林ならばつぐに駆けつけてくれるだろう。いくら緊急事態でも世代交代ということで若い守田を呼んだのにその代わりがベテランの塩谷では釈然としない。


あるいは富安をボランチに起用して塩谷をCBとして考えるのだろう。ボランチ、CBもこれから連携を深めていくのだろうがかなりぶっつけ本番感がある。富安はどちらでも計算されているのであれば大車輪の活躍が必要となる。


本来は森保監督が呼びたかった鹿島の三竿、鈴木、そして今回の中島、守田と期待の若手が軒並み全滅。中島はともかくとしてシーズンが終わってオフの国内組をすぐに招集するのはやはり無理があった。


しかし中島の離脱はあまりにも痛い。日本の優勝の確率はベスト１６かベスト８でオーストラリアに勝てれば５０％はあると思っていたが、中島不在でその確率は２０％以下となってしまった。まあ、オーストラリアもアーロン・ムーイもユリッチは負傷のため呼ばれていないけど。