旗手のセルティックへの移籍は決定的らしく、昨日は前田直輝のオランダのユトレヒトへのレンタル移籍が発表された。旗手の契約内容は分からないが、前田は半年間のレンタルで買い取りオプション付きである。半年間といっても1月にから5月中旬までの実質5か月。すぐに試合で起用されるかどうかも行ってみなければ分からないだろうし、これは厳しい条件である。
さて日本人選手の移籍先クラブはベルギー、オランダ、ポルトガル、ドイツ2部などが主流となってきたが、UEFAのカントリーランキングを見てそのレベルの比較してみよう。UEFAのサイトを覗くと、Club Coefficientというランキングがあり、直訳すればクラブ係数である。計算方法が複雑だし一部のビッグクラブの成績がそのままリーグのレベルを反映しているわけでもない。ただ傾向は分かる。
これによると2021/2022のクラブ係数は、
1位 イングランド
2位 スペイン
3位 イタリア
4位 ドイツ
5位 フランス
6位 ポルトガル
7位 オランダ
8位 オーストリア
9位 スコットランド
13位 ベルギー
と出ている。1位から5位までが5大リーグだから納得するが、ポルトガルが意外に上位に来ている。ベルギーは13位と低い。イメージとしてポルトガルの中位以下、オランダの中位以下、ベルギー全体は同じようなレベルである。スコットランドはレンジャーズとセルティックを除けばさらに低い。
日本人選手の移籍先がこれらの低いレベルのリーグ、クラブに集中しているのも、ビザの問題、需要のあるなしなどに左右されてはいるが、ヨーロッパでの評価という意味では仕方ない。
オランダを見ると、堂安こそPSVにいるが、日本人選手がいるのは、前田のユトレヒト、菅原のAZ, 中山のズウオレ、など中位以下のクラブばかり。こういうクラブから5大リーグにステップアップするにはかなりの幸運とタイミングの良さが必要なのだろう。
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