U17 WCの出場権がかかった大一番。こちらでは民放のチャンネル10がストリーミングライブ配信をしてくれた。しかしオーストラリア絡みの試合だけ。バンコクの気温34度のうだるような暑さの中での試合はいかにもコンデイション不良の選手ばかり。どうして現地時間17時なんてまだ暑いだろうに。
試合は前半から日本がガンガン飛ばして、うまいように両サイドの裏を取れた。日本のプレスも強く簡単に2-0とリード。こんなに前半から飛ばして大丈夫なのかと心配したが、後半最初からオーストラリアが3枚替えして、ここから流れが一挙に変わった。日本はあたりが弱くなり、セカンドボールも全く拾えない。防戦一方になり、まるで違うチームになった。これもゲームプランなのか。
日本が2枚替えしてやっと一段落。イランクンダのスーパーなドリブルからのゴールで一点返されたが、その後日本が貴重な3点目を入れて3-1と2点クッションできて、これで試合は決まった。後半ATが9分くらいもあり、2点差あっても厳しかったがなんとか逃げ切ってSF進出を決めた。
3-1で快勝のように見えるが、試合展開を見ると2ー0になってから、もっとゆっくりとボールを回してもいいところでもボールを放り込んで逆にカウンターをくらう。暑い中もっとペース配分を考えた試合をしていれば、苦戦はしなかったはず。まあ、ノルマである4位以上を達成したから何でもいいかあ。
オーストラリアの1トップのイランクンダは、現在17才でタンザニアからの難民である。Aリーグのアデレードユナイテッドに所属。将来を期待されていて、バイエルンミュンヘンからオファーがあったが、テイーンエイジ年代でヨーロッパのクラブに行っても、U-21チームでプレーするだけとの本人の判断からそれを留保。
このあとアデレードでキャリアを重ねて20才くらいまでオファーを待ってもいいかも知れない。18,19才でトップチームで活躍している選手もビッグクラブにはいるが、それはほんの一握り。若手に出場機会を与えてくれるクラブ、例えばブライトンのようなクラブに行ければいいかも知れない。
日本のSFの相手はイラン。SFの別試合は韓国対ウズベキスタンだから、決勝は日韓戦になれば面白い。SFまで中2日だからどのチームもしんどいだろう。
イランクンダ君。