サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ブライトンはどうして簡単にカウンターを食らうのか

2023-05-11 09:32:09 | 日記

ブライトンがエバートンに1-5で大敗したことをマンU好きの同僚と議論した。どうしてブライトンはいとも簡単にカウンターを食らうのだろうか。よく言われることは、強い相手は前に出てきて、ブライトン陣内までハイプレスをかけてくる。それをうまくかわして疑似カウンターを食らわせる。だから三苫やマーチの前にスペースがあり、ドリブルができる。

 

弱い相手、エバートン、Nフォーレストなどは、べたっと引いてきてブライトンの前にはほとんどスペースがない。そのためにブライトンは前掛かりになりカウンターを食らう。この前掛かりの程度が問題になる。ブライトンの場合、CB2枚を残してほぼ全員が攻撃に参加する。普通はSBを一枚後ろ目に残しておくものだが、そんな中途半端なことはしない。

 

そしてブライトンの左SBのエストゥピニャンは、攻撃の際はいつも三苫とセットになっていてとてもカウンターを用心しているように見えない。右SBはオランダ人のフェルトマンだが、4月に入り故障がちで代役にMFのグロス、あるいはボランチのカイセドを起用している。この二人も右SBとしての守備が強いというほどでもない。

 

常に前掛かりの左SBのエストゥピニャンとさほど守備が強くない右SBが両方とも前に出っぱなしだから、どうなるかは火を見るよりも明らか。こういう戦術をどこかで見たな。そうだ、風間サッカーである。風間さんの場合は、守備をしないサッカー、狂気のサッカーと言われていたので、デゼルビの戦術とは違うがイメージは似ている。

 

ブライトンはここまで下位のチームにはちゃんと勝ててきた。だからこそ7位を維持できている。エバートンごときに1-5なんてスコアで負けるようなチームではないはず。次節、日曜日のアーセナル戦は楽しみである。12月31日にはホームで2-4で負けているが、その時は三苫がゴールを決めている。三苫さんはそろそろゴールが欲しい。

 

 

右SBのフェルトマン。もっといいSBが欲しい。