レアルマドリードはスペイン国宝杯決勝に集中するために調整試合のようにメンバーを落としてきた。それでも勝てると思っていたのか、ここで試合を落としてもあまり順位には影響ないと考えたのかは知らないが、前半３０分くらいまではマドリードが押し込んでいたが、それ以降はソシエダがペースを握った。
そして後半４７分には久保がごっつあんゴールを決めて先制。追加点も入り、ソシエダが２－０で完勝。それでもマドリードのロドリゴはすごかった。ビニシウスが欠場していたためにロドリゴが左ウイングに入った。ロドリゴの推進力と突破力はすさまじく、マドリードの主力はやっぱりこうなんだと感服。久保とは同じ２００１年生まれで、マドリードに加入するときにEU枠外選手をロドリゴか久保かという選択になり、フロントは躊躇なくロドリゴを選択。
久保には気の毒だが、ロドリゴは久保とは次元の違う選手だ。久保もロドリゴのようなレベルまで行ければいいのだが、フィジカルが違いすぎる。あと２シーズンくらい経過してどのくらいの差がつくのだろうか。あるいは久保のほうが上になったりして。
ソシエダの中ではやはりダビド・シウバは偉大な選手だ。１７０ｃｍと小柄だがフィジカルは弱くない。プレスを受けても体をうまく使い、それをかわす。緩急をつけるのが上手いし、スペースをみつけて正確なパスを出せる。本当に偉大な選手である。
１月下旬から１か月ほどシウバが負傷で離脱している期間は、ソシエダはほとんど勝てなかった。そしてシウバが復帰してからやっと勝てるようななった。シウバがいるといないのでは極端に違う。シウバに依存しすぎているがこれは仕方がない。現在３７才だからあと３シーズンはソシエダで頑張って欲しい。
シウバのような選手が日本代表にも欲しい。トップ下とインサイドハーフができるファンタジスタと言えば、中村憲剛のような選手だ。そんな日本人選手は現役でいたかなあ。
偉大なるシウバ。