カゼミロはレアルマドリード一筋で鉄板のボランチ。レアルマドリードで引退までプレーするのかと予想していたが、突如マンUに移籍することになった。2013年にレアルマドリードに加入して途中ポルトへのレンタルなどもあったが、2015年以降はほぼファーストチョイスのボランチだった。
監督が代わってもカゼミロのボランチは鉄板だったし、クロース、モドリッチと中盤の選手がベテラン化してもカゼミロはまだ30才。あと2,3シーズンはバリバリでプレーできるはず。それがアンチェロッティ監督になってから風向きが変わり始めたのだろう。
今季の開幕戦のアウエーでのアルメリア戦の4-3-3中盤は、左にクロース、アンカーに22才のチュアメニ、右に19才のカマビンガ。ビニシウス・ジュニオールは22才。ベンゼマ、ナチョ、バスケスとか30代のベテランも多いが、若手を積極的に起用していきたいという監督の意図がうかがえる。これは仕方がないことだ。いつまでも30才以上のベテランに依存できない。
しかしカゼミロはこれが我慢できなかったのだ。マンUからオファーがあり年俸は倍になる。ポジションも多分盤石だろう。マンUのボランチはブラジル人のフレッジとスコットランド人のマクトミネイだ。カゼミロの敵ではないだろう。
問題はマンUが弱いことだ。開幕戦のブライトン戦は4-2-3-1.第2節のブレントフォード戦では4-3-3。フォーメーションもスタメンも変わっているし、とにかく2連敗している。フレッジとカゼミロのブラジルコンビのボランチで中盤が安定するかどうか。
そしてマンUはCLに出られないし、今までレアルマドリードで活躍できていた選手がマンUのような落ち目のチームで満足できるのだろうか。第2のCR7とならなければいいけどね。
カゼミロの顔は面白い。