サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

三苫ではなく三笘

2020-10-19 08:21:27 | 日記

夕べのJ1第23節の川崎対名古屋はNHK BSで全国放送された。OPTUS SPORTSでも毎節2,3試合をライブ配信してくれるが、自分の見たい試合があるとは限らない。これまで川崎に唯一勝ったのは名古屋だけだったので、このカードはぜひ見たかった。結果だけを見れば3-0と川崎の圧勝だったが、名古屋のプレス、マテウスの強烈シュートなどみどこともあった。

 

これで川崎は破竹の11連勝とまさに向かうところ敵なし。これで24試合で21勝2分1敗だから、これはマンCITYが2017/2018に記録した38戦32勝2敗4分という大記録に匹敵できる圧勝にもなるかも知れない。

 

なんでこんなに強いのだろうか。ハイプレス、ボールを取られてもすぐに奪う。堅守、連動したポジショニングとパス回しなどなど、他チームよりも勝っている点はいくらでもある。その中でも目立つのは選手層の厚さだろう。誰が出ても活躍するということだ。最大の立役者はやはり三笘だろう。

 

川崎ユースの出身で大卒ルーキー。しかし大学生のうちから川崎の特別指定選手だったし、そもそもユースからトップチームに昇格できたところを筑波大に進学している。ユニバーシアード、ツーロンなどの大会でも常連メンバーだったから、活躍して当たり前かも知れない。

 

夕べの試合でもゴールを決めて今季11点目。新人選手の二桁得点は史上5人目。もっとも新人選手という定義を外国人選手を含めるとオルンガにはかなわない。ツーロンでの試合を覚えているが、身長はあるが(178cm)、ずいぶんときゃしゃな選手という印象だった。体重は71kg。

 

変わった苗字なので、すぐに覚えられた。三笘のとまの字はてっきり苫小牧と同じだと思っていたが、草冠ではなく竹冠であった。苗字がそもそも珍しいのに使う字までもが珍しい。

 

得点の多い選手はPKキッカーであることが多いが、三笘はPKを蹴らずに11点でチーム内では小林悠の12点(PK3点含む)、レアンドロ・ダミアンの11点に次ぐ。新人でポジション獲って、しかもこれだけの活躍だから代表でも呼ばれるだろう。

 

今年23才だからそろそろ海外クラブからターゲットにされているかも知れない。神戸の古橋、名古屋の相馬、そして三笘ならばブンデスの中堅クラブでも通用すると思うのだが。