ヴィジャの現役引退

ヴィジャが現役引退を発表した。昨季の最終戦での入団発表という派手な演出での登場だったし、今季はここまで１２ゴール、５アシストとまあまあの活躍を見せていた。年齢はもうすぐ３８才だがまだ２シーズンは現役でできるだろうと誰もが思っていたはず。だからこの引退発表は唐突な感じがしたし、もったいないという感覚を覚えた。


本人が夏ごろから決めていたことだというが、トーレスの引退といいJリーグは引退するためのリーグと言われても仕方がない。ヴィジャもトーレスもせめて３シーズンくらいはいて欲しかった。


ヴィジャと言えばやはり思い出すのは２０１０年WCの得点王かな。当時で２９才だからこの選手は丈夫で長持ちだった。早ければ３３才前後で引退する選手も多いし、年齢とともに下り坂になっていく。その中で年齢は数字ではないというけれど、３８才でも抜群の決定力があり、ゴールを量産できるのはさすがだ。


モントリーヴォも現役引退を発表した。彼の場合はフェイドアウトのようになってしまったが本田といっしょにミランでプレーしているころはまだ活躍していた。


３０才を過ぎて下り坂になり辞めざるをえなくなっていくよりは、ヴィジャのように惜しまれながら引退するほうが男の花道としてはいいのかも知れない。ヴィジャの引退に花を添えるためにも神戸は天皇杯を取らなければいけない。