WC3次予選で中国とバーレーンに圧勝しただけで、日本はアジア最強だとか予選突破は確定のような記事のオンパレードである。弱いよりは強いほうがいいが浮かれているだけではだめである。
今大会の3次予選は18チーム。前回は12チームだったから6チームはいうなればアジア枠が増えたことによる水膨れである。だからこれらの増えた6チームは本来3次予選に参加できなかった国である。
3次予選の組み分けをするときに3か国ずつのポット1~ポット6ができた。水ぶくれチームはポット5とポット6の6チームである。日本のCグループに入った水ぶくれチームは中国、インドネシア。バーレーンはポット4だから、もともとこれらの3チームに勝つのは当たり前で、ホーム&アウエーとも圧勝して当然のレベルの相手なのだ。
圧勝とまでいかなくても2点差以上の快勝ができる相手である。だから日本が中国とバーレーンに勝つのは当然で、全然うれしくないはずだ。勝って当たり前なのだ。サウジもオーストラリアもそういう相手から勝ち点3が取れなかった。
日本が予選突破確実といえるのは、10月シリーズでアウエーのサウジとホームのオーストラリアに完勝できてからいえることである。
勝って当たり前の相手に勝っただけだから、浮かれていてはいけない。