サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

オーストラリア、イラクに勝ちW杯決定

2013-06-18 21:37:50 | Weblog

雨が降りしきるシドニー・オリンピック・スタジアムは満員の8万人。サッカーの試合でこれだけ入るのもそうそうない。7月20日のマンUの試合もそういえば完売でした。

さて試合は当然のことながらオーストラリアが圧倒的に攻めた。しかし前半を0-0で折り返したあたりから焦りがでてきたのか、後半はイラクがボールを回す場面が増えた。イラクは個々の選手のテクニックはあると思うが、どうも戦術が中途半端だと思う。守ってカウンターに徹するわけでもなく、ショートパスを多用する。

それがうまくつながればいいのだが、パスもサイドチェンジもかなり難しいコースを目指したがる。もっとシンプルに早くはたけばいいのにと思うのだが、相手をわざと引き付けてからパスを出すような芸当をしたがる。プレースタイルが身分不相応なのだ。

オーストラリアは焦りまくっていたが、後半途中からやっと投入されたケネデイが83分にブレッシアーノのクロスをヘッドで決めてゴール。これが決勝点となり1-0で逃げ切った。

イラク、ヨルダン、オマーンの3カ国ともレベルが落ちることはわかりきったことで、ホーム&アウエーで総当りしていけば地力のある日本とオーストラリアが勝ち抜くのは当然といえば当然だった。オーストラリアは苦戦したようにみえたが、今月の3試合で勝ち点7稼いだのでちょうど昨年の日本と日程が逆になった思えばよろしい。

ただし若手が出て来ていないのはまずい。主力となったロビー・クルーズ、オアーにしてもまだまだ無名に近い選手だし、中盤はブレッシアーノに依存するしかない。日本が遠藤に依存しているのと同じだ。

これからW杯まで1年あるが、国内のAリーグから若手が突然変異で出て来るとはとても思えず、現有戦力でW杯に出るとしたら1次リールを勝ち抜くことはかなり難しいことでしょう。


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