きょうは!

思いつくまま

9.11

2011-09-12 | その時折

 

          9.11が来ると、はあっと思い起こしてしまう。

          10年前のあの日、夜、息子が 「ニューヨークで大変なことが起こってるよ。」

          と、教えに来て・・、 「姉貴まだニューヨークじゃないよね。」。

 

          娘は17歳の夏休みを、

          グランドキャニオンのレストハウスで、食堂の受付のバイトをしながら過ごしていた。

          バイトしながら外国体験を斡旋する団体があり、それに参加し一人でアメリカに発っていったのである。 

          当時は、そうやって、いろんな国から若者がアメリカにやってきていた。 

              グランドキャニオンで日本人の観光客団体がレストランに入ると、

              みな娘のところに来て注文、

              それだけならまだしも、「なんでここにいるの?」とかの質問攻めで仕事にならない。。

              それで娘は一計を案じ、 

              「I'm chinese!」って言ってたんだとか・・。

              

         その一ヶ月のバイトもそろそろ終わり、ニューヨークに一週間ほど滞在して帰国という矢先だった。

         

         娘となかなか連絡はとれない。

         やっと取れたとおもうと、こんどは飛行機の問題が。

         なにせずっと空港がマヒの状態だったし、アメリカ国内、チケットセンターとの電話がつながりにくい。

         おまけに、娘の飛行機のチケットは交換もできないタイプ。

         

          ここで、夫が日本のノース・ウエスト支店に電話してお願いしたところ、

          こういう状況なので、と言ってくれて、新たな飛行機を確保してくれた!

          今でも、このノースウエストの対応には感謝しても感謝しきれない。

 

          それから、 同じバイトで知り合った日本人の男女数人で、

          刑務所からでてきた人とかもよく乗るという怖い雰囲気の電車だったかバスなども乗り継ぎ、                          

          目的の空港にやっとのことでたどり着いたらしい。 

 

          あと一週間遅かったら・・、と余計なことが頭に浮かんでは震える。

 

          外国体験斡旋の会社は翌年解散、惜しいことをした。

          しかし、アメリカも世界も縮込まらざるを得なかった。

          

                  あれからますますテロの脅威は世界に浸透して。

                  複雑に絡み合った政治・感情をほどいていく手立ては・・。

                       誰もが望むことなのに。

                  

               

  

                 

 

 

                        2011年9月12日

                              横浜の空は 青い。