旅をするrommy

山も旅も私が私でいられるためのもの。
そんな嬉しい気持ちがいっぱい詰まったrommyのブログです。

オンナひとり歩き遍路~17番井戸寺・18番恩山寺・19番立江寺~

2015年04月12日 | 歩き遍路(区切り打ち)

この週末はこれといって出かける用事もなく、

久しぶりにのんびり過ごすことができました。

本日は、貴重な晴れ間。

(なんだか今年は4月に入ってからスッキリしないお天気が続いてますもんね

ちょっと足を伸ばして、往復22キロほど。

お花見にランに行ってきました。

ものすごい車の数!!

県外ナンバーも多く、渋滞中の車の脇をすいすい~とまではいかないけれど、

気持ちよく走ってきましたよ。

来週はこの2倍ですか!!

ハーフでへろへろなのに、果たして術後初めてのフル。

かなり不安なrommyですが、根性で何とか完走目指したいと思います

 

 

では、前置きが長くなりましたが

お遍路日記の続きです

 

 

さて、たった一人のお客さんで

寂しく朝ごはん(でも美味しかった)を食べた後は

ここから2,5キロほど先にある井戸寺。

 

17番 井戸寺(いどじ)

 

真夏の朝のお寺は気持ちがいい。

静かで、そしてまだひんやりとした空気。

これから暑くなるであろうことを思うと、

余計に朝の清々しさが愛おしくなる。

 

朱色の堂々とした仁王門だ。

昔はこのお寺を「妙照寺」と呼んでいたそうなのだが、

弘法大師がこの地を訪れた時、

村は水不足で困っており、

そのことを知った弘法大師が地面を掘り、水を与えたそうだ。

それ以来、井戸寺と呼ばれるようになったという。

その井戸は仁王門をくぐり、左手に「面影の井戸」として残っている。

 

なんでも井戸を覗き込んで

水面に自分の姿が映れば無病息災で、

もし映らなければ、体に注意を払わなければならないそうだ。

小心者のrommyは

ちょっと怖くて覗き込めなかった。

(周りに人もいなかったし、井戸のある日限大師堂の中が薄暗かったんだもん

境内はとても広く、キレイだった。

 

さて、ここから次の恩山寺までは約17キロ。

地図を見ると、国道192号を経て55号を行くコースや

眉山の脇を通る地蔵越へんろ道コースなどいくつかの選択肢がある。

もちろんrommyは地蔵峠のルート!

昨晩、しっかり予習しておいたのでバッチリなのだ

 

地蔵院の前にある池を半周ほどすると

地蔵院の門が見えてくる。

池の周りでは元気なご老人がラジオ体操をしていた。

へんろ道はこの左脇を通っていくのだが、

大師ゆかりのお寺でもあるのでお経をあげてから行くことにした。

が、山門のところに杖を忘れてしまったことに気づき、

数百メートル歩いたところで

急いで戻ってきた。

暑いとついつい思考力が緩慢になるようだ。

(いつもでしょ、なんて突っ込みは無用!)

rommyの大好きな山道が始まるぞ!

ほとんど人とすれ違わず寂しいへんろ道だが、

賑やかな徳島市内を歩くより、よっぽどいい。

 

しかし、くもの巣が酷くって

知らず知らず振り払うように歩いていたら

頭にかけていたサングラスをどこかに落としてしまったことに気づいた。

どこで落としたかもわからず、

戻る気力もない

 

あ~あ、高かったのになぁ。

なにやってんだろ、私。

 

なんて、一人ブツブツ言いながら歩いていると

ちょうど峠に着いたようなのだが

道が二つに分かれている!

しかも目印がないっ。

 

するとたまたまおじいさんが峠に立っていて

「ここは迷いやすいんだよ。こっちだよ。」

と教えてくれた。

 

突如現れたおじいさん。

お散歩中、、、という雰囲気ではなかったし

不思議でしょうがなかった。

もしや・・・?

(なんてね

 地蔵峠を越えて、園瀬川沿いを歩く。

やはりサングラスがないと日差しがキツイ。

途中のコンビニに飛び込んで安物のサングラスを購入した。

 

北山町からへんろ道をずれて

ココから先は完全にミーハーな世界

弁天山を目指すことに。

住所が「方上町弁財天」ということはリサーチ済み。

何人もの人に聞いて、ようやくたどり着いた。

日本一低い山!!

そして本当の目的は・・・・

コレっ 

 

きゃ~

大好きな福山さん

 

そしてこの山の道路を挟んで向かいにあるラーメン屋さんで

登頂記録をいただいた。

これにて本日のメインイベントは終了みたいな気分。

でもね、先はまだまだ長いのだ。

この時点で10時半。

だいぶ回り道をしてしまったよ

ここからは国道55号に合流し、賑やかな街中を歩く。

国道を離れ少し登ると古い山門が見えてくる。

18番 恩山寺(おんざんじ)

ここには大師の母、玉依御前の髪が奉納されている。

このお寺は女人禁制であり、弘法大師がここで修行中に母君が訪ねてきた。

大師は修行を終え、女人禁制を祈願し、母は寺に入ることができたのだが、

入ってすぐに、髪を剃りおとし、その髪を奉納したのだという。

 

事前にこの納経所で滅罪生善するという「摺袈裟」を買うことができると聞いていたので

一つ購入し、今はクマ五郎さんのお仏壇にお供えしている。

肌身離さず身につけていると悪いことを善いことに変え、守ってくれるそうだ。

 

ちょうど12時半。

いろいろ道草をしたけれど

夕方には今夜のへんろ宿に着きそうだ。

 

 19番へは4キロの道のり。

3キロほど歩くと、お京塚がある。

なんでも愛人と一緒になるために、

自分の夫を殺したお京という女性がその愛人とともに

お遍路で立江寺に来た時に

お京の髪が逆立ち、立江寺の鐘の紐に巻きつき

その髪は頭皮とともに剥がれたと伝えられている。

その後、懺悔のためお京と愛人は出家し、

ここに庵を建てたという。

おそろしや~

 

立江寺付近はちょうど工事をしており、

道が分かりにくく

何度も同じところをウロウロして

ようやくたどり着いた。

  

19番 立江寺(たつえじ)

 

立江寺は八十八カ所ある四国霊場の中に4つある関所の一つ、

阿波の関所と言われている。

 

 仁王門に飾られている大きな草鞋が印象的だった。

 

ここから勝浦川沿いに歩き、鶴林寺への登り口にある遍路宿で一泊する。

地図には一つしかへんろ宿が載っていないが、

実際にはいくつかあった。

そちらにすれば良かった・・・と後悔してしまうくらい

このへんろ宿にはもう泊まりたくない。

ので、本日はここまで。

 

<2日目まとめ>

7月31日 

鱗楼~17番~18番~19番~へんろ宿

約35キロ

 

今日もお読みいただきありがとうございます。

3日目へ続きます

 

 

 歩き遍路を始めたワケ

<1回目区切り遍路:2014年5月3日~5日>

1番礼所

2番・3番礼所

4番礼所

5番・6番・7番礼所

8番・9番礼所

10番・11番礼所

12番札所

 

<2回目区切り遍路:2014年7月30日~>

13番礼所

 14番・15番・16番礼所

はこちらをクリック

 

 

 


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2 コメント

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Unknown ()
2015-04-13 21:33:06
rommyさんこんばんは

最近プロ野球OB、清原さんのお遍路番組を見ました。
興味深々なのですが、現実的に身近には感じられません。
従兄弟が長野陸協の駅伝部長をしているので、身近に
マラソンランナーがいっぱいです。
応援に行きますよ!

返信する
岳さんへ(^。^) (rommy)
2015-04-16 07:31:46
岳さん、おはようございます。

お遍路ですが、政界でもやっているようですが、清原さんもですか。

目的は人それぞれですが、時空を越えて千年以上も昔に修行を続けた弘法大師を想うと感慨深いです。
いよいよ週末に迫ったフル、全力を出して頑張ります。
ありがとうございます(*^_^*)
返信する

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