槍ヶ岳への道：西鎌尾根を行く～其の弐～

９月１８日（土）～２０日（月）槍ヶ岳　　　


1日目　新穂高～双六小屋テンバまではコチラから　【新穂高第2Ｐ発5：30～わさび平小屋8：30～鏡平小屋12：40～双六小屋15：10】


2日目　双六小屋5:30～樅沢岳6:10～千丈沢乗越9:00～槍岳山荘10：30

ゆうべは双六のテンバでオバケに遭うこともなく、爆睡

ソロテントを始めたばかりのときは、
ドキドキしてなかなか寝付けないこともあったけれど、
今では慣れたものでヘイチャラになってしまった。

最初の頃は、一人でテンバでどんな風に時間を過ごしたらよいのか・・・もてあますようなところがあり、
絵手紙セットやら小説やらウォークマンやらをがっぼり持って歩いていたけれど、
今は余分なものはすべて置いていくようにした。

だからテンバでの過ごし方といえば、寝るか。食べるか。ボーッとするか。

ほんとに自然に、静かに。

まさに時の流れに身をまかせ～♪
ですねッ

私みたいなテキトー人間には、ほんとに最高の過ごし方


4時起床で出発は5時半。
起きてからご飯を食べて、テントを撤収するまで1時間半。

これは学生時代に身についたもの。

時計なんか見なくても（実際、普段時計を身につけないワタシは今回も時計を忘れてしまった）きっちりこの時間になっているのだから、我ながらあっぱれ～と思う



樅沢岳への登り。

アサイチの登りはきついけれど、人がまばらで歩いていても気持ちがいい。
体中に新しい一日の始まりっていうエネルギーが満ち溢れているような気がする。

もしかしたら、1日のうちで一番力強い歩きをしているかも



振り返ると双六のテンバ。



鞍部に見える小屋は・・・三俣小屋だろうか。
三俣のテンバにも泊まったことがあるけれど、結構好き。



小屋で天気予報も聞かずに寝てしまったので、
全く今日の予報がわからないけれど、間違いなく晴れ



イヤッホー

叫びだしたい。



1時間ほどで樅沢岳に到着。

＜槍の展望がバッチリ＞だと書いてるので、ハイマツをかき分け進むと・・・



見えた～

せっかくなのでシャッターを押してもらって、槍君とツーショット
嬉しさが顔中に現れているのがわかるよね。



そして、コチラでも

微妙な傾きの看板



槍にカメラを向けたけれど、逆光でどうもイイ写真が撮れない。



目の前には、ヨダレが出れほどおいしそうな稜線が続いている。


槍へと続く道

本当にあそこまでたどり着けるのだろうか。



実は、あの時はバテバテで記憶があまり残っていないけれど、
十数年前もこの稜線を歩いたのだ。

10日間にも及ぶ長い合宿のフィナーレがこの槍ヶ岳だった。



あの時の私は、どんなことを思いながらココを歩いたのだろう。




まだ十代の頃の私。

勉強もそっちのけでどっぷり山にはまっていた。
先輩のボロアパートに集まっては、お酒を飲みながら「次はココに行くぞ！」「ハイっ！」みたいな体育会のノリそのものだったっけ。

と、しゃべる相手もいないので
ココロの中で昔話に花を咲かせるrommy。






すこ～しずつ

少しずつ

槍が近づいてくる。



ナナカマドが季節の移り変わりを教えてくれるね。



9時。ようやく千丈沢乗越に到着。

感動の再会まであと少し！



がんばれrommy

自分自身に喝を入れ、イザ！本日最後のノボリへ


槍ヶ岳へと続く。続きはコチラ



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ps.今週末は両日ともお仕事のため山はお休みです。
　　紅葉はもう始まっているのかな。