旅をするrommy

山も旅も私が私でいられるためのもの。
そんな嬉しい気持ちがいっぱい詰まったrommyのブログです。

多摩川源流を訪ねる小さな山旅 in笠取山

2012年11月11日 | その他の山歩き

 

待望の3連休の初日。

天気が良ければ、関西方面へ遠征に行こうと思っていたけれど、予報はどこも芳しくないようす。

唯一晴れ予報の土曜日に奥多摩の未踏の山へ行ってみることにした。 

 

【11月10日(土)笠取山 1953m】  

<コースタイム>   今回はのんびり歩きのコースタイムです

7:20 作場平駐車場発-8:30 笠取小屋-9:15 笠取山 山頂-10:05 水干 12:00作場平駐車場 着

 

 

(大菩薩ラインからの富士山)

朝4時に我がハクションを出発。

目覚ましが3時になって、行こうかこのまま寝てしまおうかウダウダと悩むも、貴重な晴れの休みだ。

寝て曜日はもったいなさ過ぎる!

と、意を決して車に乗り込んだ。

当初、目的地は雲取山だった。

だけど、登ったこともあるし、一週間の疲れが出て体の調子がイマイチだったので、手前の笠取山に行くことにした。

 

駐車場には7時過ぎに到着。

車は10台ほど。

登山口の向いにはきれいなバイオトイレ。

奥多摩、と聞くとクマを連想してしまうrommy。

以前、クライマーの山野井さんがクマに襲われたというのが奥多摩だったから。

前も後ろも誰もいないので、ちりんちりんと勢いよく鈴を鳴らして出発。

 

東京都民の山なのか。

丁寧に解説が所々にあった。

今日は急ぐ山でもないので、ノンビ~リ、一つひとつの看板を読みながら歩いた。

紅葉はほとんど終わってしまっていたけれど、

落ち葉が敷き詰められた登山道はフカフカで気持ちがいい。

辛うじてもみじが木に真っ赤な葉っぱを留めていた。

風が吹くたびに、さわさわ・・・と軽い音を立てて葉っぱが落ちていく。

気持ちがいいなぁ~

いくつか分岐があったけれど、

展望が良さそうな一休坂(急坂)を選び、ひたすら登る。

水場を通り過ぎると、道は九十九折になり、開けたところに立派な小屋が建っていた。

残念ながら、小屋から富士山は見えないけれど、奥多摩の山々が連なって見えた。

日陰に入ると、モリモリと霜柱が育っていた。

吐く息も白い。

何度くらいあるのだろうか。

「小さな分水嶺」

という看板に惹かれ、小高い丘を登る。

「この小さな峰は3つの河川の分水嶺になっています。この峰の東側に降った雨は、関東平野の西部を潤す荒川に。

西側に降った雨は、甲府盆地を南下した後、富士山の西側を通り抜け太平洋へ注ぐ冨士川に。

南側に降った雨は、奥多摩湖に蓄えられた後、多摩川に。

ほんの少し離れた位置に落ちたばかりに、雨水のゆくえは、東に西に、そして南へと向い、

それぞれの表情をもった河川として流れ下ることになります。」

 

なんか、ロマンを感じてしまうなぁ。

 

小さな峰を過ぎると、待ってました!の登り。

その距離600m。

走ればものの数分で行けちゃうのにね。

 

登りきると、真正面に富士山

山梨百名山の看板

この先に三角点があるらしいので、とりあえずそこまで向かう。

 

数百メートル奥に行ったところに、立派な看板を発見。

残念ながら、登山者が一人も来ないので

苦労してセルフ撮り。

 

右手には富士山。

アポロ冨士です

富士山に会えたのがほんとに嬉しくって、

帰ってきて写真を見たら・・・

富士山ばっかり。

しかもおんなじような写真。

大菩薩とか雲取とか、遠くは白くなった南アも見えていたんだけどね。

そっちは眼中になかったようです。omg・・・

霞ぐあいがまたいいなぁ。

もう何時間でも、見ていても飽きない。

欲を言えば、もっとドアップで見たい。

 

次は、もう少し富士山に近づいてみようかな。

 

 

富士山を満喫したところで、お次の目的地へ。

あった、あった!

その名も「水干」

最初のひとしずくは見えたでしょうか。

奥の洞窟っぽくなっているところを覗き込んだけれど、残念ながら最初のひとしずくは見えず。

 

ならば

と、最初の流れを見ようと、水場道へ。

メチャクチャ美味しそうな水

上の稜線に降った雨が土の中へいったんしみ込んで、

ここで湧き水となって顔を出し、多摩川の最初の流れとなるそうだ。

 

この流れは水干沢から一ノ瀬川、丹波川となり、奥多摩湖に流れ込み、そこから

多摩川と名前を変えて138キロの長い旅を経て東京湾へと注ぎ込むのだそうだ。

(看板より)

長い長い旅・・・

小さい頃を思い出した。

川に葉っぱや小枝を流し、どこまで流れていくのかな。海までたどり着くだろか。

幼心にその長い旅路を思い、冒険心で胸がワクワクした。

 

 

フカフカの帰路をルンルンで歩く。

シャリシャリ・・・

広葉樹の葉っぱが落ちるのとはまた違う音。

カラマツの葉だ。

金色の紙ふぶきみたいに、一斉に空から落ちてきた。

 

うわぁ~

 

歓声をあげながら両手を空へと掲げた。

 

 青い空とカラマツの黄色で

のんびりハイキングは幕を閉じた。

 

さて。

次はどこへ行こうかな。

 

 

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (クロちゃん)
2012-11-12 06:21:16
rommyさん、おはようございます。♪
笠取山は奥秩父山塊の中でも人気の山です。
この時期の景色は最高ですね。
富士山を眺めてのんびりとしていたい空間と思います。
この日は人が少なかったでしょうか。
静かな山歩きを楽しめたようですね。(^^)/
返信する
Unknown (ぽっちゃん)
2012-11-12 06:35:58
おはようございます。
この日、我が家も笠取山に行きました。
滅多にない眺望好天日だったそうです。いい天気でした。
冬が近いという実感を覚えました。
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クロちゃんさんへ☆ (rommy)
2012-11-12 18:03:45
クロちゃん、こんばんは
笠取山は奥秩父山塊になるんですね~
遠くまで出向いた甲斐あって、素晴らしい富士山に出会うことができました

行きは数台しかなかった駐車場に、戻ってくるとマイクロバスに路肩駐車に・・・とおびただしいほどの車の数になっていてびっくり
コースタイムも短いので、のんびり出発で登られる方が多いんですね。
その割には人にもそれほど会わなく、静かな山でしたよ
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ぼっちゃんさんへ☆ (rommy)
2012-11-12 18:09:27
ぼっちゃんさん、こんばんは
同じ日に笠取山を歩かれていたんですね!
ぼっちゃんさんのブログ、拝見しましたが
背負子でファミリー登山なんてステキすぎます
今回、初めて笠取山に登ったんですが、
ピクニックができそうな広いベンチもあるし、ファミリー向きの良い山という印象でした。

最高のお天気に歩けて、ニコニコ登山でしたね
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良い天気で (カモシカ永井)
2012-11-13 08:23:14
良い天気の下で笠取山登頂果たせましたね。
山頂にまっすぐ伸びる登山道が特徴的ですね。

富士山はもう少し下まで白くなった方がいいですね。
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カモシカ永井さんへ☆ (rommy)
2012-11-13 20:35:15
カモシカ永井さん、こんばんは
はるばる出かけた甲斐がありました!
最近、山頂まであと○キロ、という標識を見ると、走れば○分だなぁ~とか考えるようになってしまいました

HPのふるさと120山、拝見しました。気になる山もいくつかあったので、登る山に迷った時には参考にさせていただきたいと思います

富士山はやっぱり12月に入ってからの方が見事ですね~
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Unknown (あのまろっち)
2012-11-14 14:44:40
こんにちは(^。^)/

笠取山からの富士山の眺めは、素晴らしいですね。
rommyさんが、いつまで見ていても飽きなかった気持ちがよく分かります。
朝3時に起きて遠くまで行った甲斐がありましたね。

多摩川の源流がここなんだって知りませんでした。
小さな水のひとしずくが、やがては東京湾に注がれていることを思うと、
すごく不思議でロマンを感じます。

カラマツの紅葉もきれいですね。
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あのまろっちさんへ☆ (rommy)
2012-11-14 21:15:38
あのまろっちさん、こんばんは
富士山が見えるとその存在感に感動します!
一人だといつでも山行を中止にできるので、どうしようか・・・睡魔と闘いながら、それでも行って良かった!と思えるほどのイイ天気でした
多摩川は自分にとってあまり馴染みがなかったんですが、あのまろっちさんがおっしゃるように、
このひとしずくから始まってやがて東京湾へ・・・と思うと、妙に感動して鳥肌が立ちそうでした

まだまだ良い山はたくさんありますね~

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