オンナひとり歩き遍路～12番焼山寺～

久しぶりの更新です。

 夏休みが終わり、

連日サイトウキネンのイベントやオペラ鑑賞などで慌しく過ごしておりましたが、

ようやく１回目の区切り遍路のレポが終了します

 

 歩き遍路を始めたワケ

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 本日はいよいよ焼山寺。

全部で6回あるという「へんろころがし」の1個目。

わくわくするな～

旅館吉野に宿泊していたお遍路さんたちも支度を整えて、

続々と出て行かれた。

やばっ

出遅れたrommyは一番最後だ。

 

 

焼寺山からの遍路道は

11番藤井寺を通り抜けた奥から始まる。

昨日訪れた藤井寺でもう一度お祈りしてから出発！

新緑が気持ちのよい道だ。

アスファルトより断然、足に優しい。

そしてココロにも

 

藤井寺から3．2キロ

長戸庵に到着。

トイレもあってありがたい。

そこからさらに登っていくと・・・

こんな展望が。

あいにくの曇り空だけど、歩くにはちょうどいい。

せっかく登ったのに

ぐんぐん下っていくと焼山寺まで中間にあたる柳水庵に着いた。

色とりどりの花が咲き誇っていて、癒しの場所。

久しぶりにアスファルトの道も現れ、

山から一気に里に降りてきた感じがする。

 

少し行くと休憩所があり、

中を覗くと布団が丁寧に置かれてあった。

水場もあり、泊まるには充分。

 

さあ、気合を入れなおして先を行こう。

 

ココから先はかなりの急登。

でも、登りを見ると燃えるrommy。

途中で

ここで先に出発していたおじさまやお兄さんお遍路さんに追いついた。

この焼山寺みちで一番キツイ所だとガイドブックには書かれていた。

その言葉通り。

一気に登りつめると

目の前に

大きな大きな・・・・

1本杉と大師さま。

山中に突然現れるので、本当にびっくりする。

ここでみんなと休憩。

「きついね～」

「ほんとうですね～」

ポツポツと雨があたってきてしまった。

汗と雨でものすごく寒い。

これは早く歩き出さなければ・・・

山門はここから約4キロ。

 

 ようやく石仏が見えてきて

これは焼山寺も近いか！

と思うのだが、ここからが長い。

たくさんの石仏の一つひとつに

ここまで来れたことを感謝しながら手を合わせて行くと

山門に到着。

 

 雨に濡れた石楠花が美しい。

 6時50分に藤井寺の門を通ってから約5時間後の11時55分。

無事たどり着くことができた。

 

 

仁王門を過ぎて境内に入ると

中はとても広い。

納経所のとなりに広い部屋とテーブルがあり、

荷物を置かせてもらい

トイレで濡れた衣類を着替え

昼食を摂らせていただいた。

他のお遍路さんたちは

食堂であたたかいおうどんを食べていたが、

私は宿で作ってもらったおにぎりを頬張った。

12番礼所　焼山寺（しょうさんじ）

 

 

植村旅館で泊まるというお遍路さんたちと別れ、

今日の宿泊地、さくらやを目指す。

 

途中、衛門三郎が弘法大師に出会えた杖杉亜庵を過ぎる。

この衛門三郎という人、弘法大師に謝りたくて

（自分の家の前で托鉢していた大師に怒って、

托鉢を壊してしまったのだ）

お遍路に出たのだけれど

なかなか会えなくて、

ついに21回目にしてこの場所で大師に会えたという伝説の場所。

そのことを2人の銅像が物語っている。

 

さて、鍋岩の分岐点で道は二つに分かれる。

鏡大師へんろ道コースと国道438号線コースだ。

私は明日、バスに乗って帰らなければならないので、

2回目の区切りお遍路の交通の便のよさのことを考え、

国道コースを行くことにした。

 

そして寄居にて一泊。

 

するとステキな再会が待っていた。

6番安楽寺で一緒だった吉永小百合似のおばさんお遍路に出会うことができたのだ。

rommyが明日、帰ることを告げると

おじさまお遍路さんと一緒にお疲れ様会をしてくださり、

ビールをご馳走になった。

 

翌日は旅館さくらやのすぐ隣りにあるバスに乗って、

徳島駅まで。。。

 

二人に見送られ

またここに戻ってくることをココロに誓い、

1回目の区切り遍路は幕を閉じた。

 

 

 ＜3日目のまとめ＞

5月5日（月）

歩いた距離　約21キロ

 

 ＜4日目のまとめ＞

5月6日（火）

寄居中から徳島駅へ。

帰路に着く。

 

今日もお読みいただきありがとうございます。

2回目区切りお遍路レポへ続きます