旅をするrommy

山も旅も私が私でいられるためのもの。
そんな嬉しい気持ちがいっぱい詰まったrommyのブログです。

山女、あわや遭難!?

2012年05月19日 | その他の山歩き

【5月12日(土)伊那山脈 鬼面山 きめんざん 1889m 】  

 P発 10 :10 - 山頂着11:40~12:05 - P着 14:00 

 

 

この週末は板納めでBCにしようか、里山にしようか迷ったけれど

風が強く、高い山は寒そうだったので里山に決定

そして、ずっと気になっていた伊那山脈の南部にある鬼面山に行ってみることにした。

 

中央道松川ICで降り、国道152を走り大鹿村を目指す。

この大鹿村、ここ数年ちょっとした話題の村である。

映画の舞台になっているのだ。

毎年ドライブがてら何回か足を運ぶけれど、rommyの大好きな村でもある。

 

大鹿村に入ると、真っ先に目に入るのは「36災害」の爪あと。

そして大西山への登山口。

いつか登ってみたい山だ。

ここから見る南アルプスが大好き

 

R152を登りつめると、そこは終点、地蔵峠。

車が数台停められそうなスペースがあるが、今回はバスが1台と乗用車が2台。

最初、車を停める場所がわからず、通り過ぎてしまったが、

他に停められそうな場所がないため、バスの後ろに停めさせてもらった。

 

ひっそりとした雰囲気だったので、他に登山者がいなかったら・・・

と心配していたが、心配ご無用。

バスが停まっているなら安心だ。

でも、ハジメテの山はドキドキする。

登山道へ入るとすぐに、かわいいお地蔵さんが。

明るい雑木林で登りやすい。

歩き始めてすぐ、にぎやかな声がしたと思ったら、団体様。

どうらやバスのご一行様らしい。

rommyはこれから登るというのに、もう下山なの

人が多すぎてもイヤだけど、あまりにも人がいなさすぎるのも寂しい。

と、思っていたら、またまた下山者が2組。

「がんばってね。」

と、にこやかに声をかけていただいたけれど・・・

車の数から言うと、

もう全員下山終了?

 

もしや・・・

 

この山にrommy一人だけ・・・?

 

ちょぴっと不安になったけれど、

そこは図太いrommy。あまりきにせず先を行く。

 

一人で歩くのって何が怖いって、

やっぱり熊

だけど、登山口に「クマ注意」の看板もなかったし、ダイジョウブでしょう!!

ずっと明るい尾根道であることも安心だ。

こんな風に標高100mごとに看板が立っていた。

ひたすら登りまくるので、途中から看板をなるべく見ないようにした。

さきほど会った下山者の「がんばってね」の意味がようやくわかったrommy。

里山といってもあなどるなかれ。

とにかく、ひたすら登る 登る 

 

悲惨な木を越えると、ブナ林が待っていた。

 

おもいっきり、深呼吸。

空気は無味無臭だというけれど、

山の空気には味がある。

その味は山によって微妙に違うように感じるのはrommyだけじゃないハズ。

 

最後の登り

ふんばったら目の前に立派なやぐらがあった。

貸切かと思いきや、一組のグループ。

けれど、ちょうど下山するところだったようで、貸切になった

 

さっそくやぐらに登る。

だぁれもいないのをいいことに、

大の字になって空を抱きしめる

最高のテラスだ

 

南アルプスは残念ながら目の前にそびえている奥茶臼岳で完全には見えない。

なだらかな尾根に立つ赤い屋根の建物はしらびそ高原のハイランドホテル。

あそこまで行けば、南アルプスの南部がいやらしいほど丸見えなんだろうな~

 だぶん、これが赤石岳、かな?

で、こっちが、形的に聖っぽい。

今年は聖・光に登りたいけれど・・・

聖は一泊でないと行けないので、無理かな。

光だったら日帰りで行けるだろうか。

1泊ぐらいテントを使いたいけれど、クマ五郎さんを一人、家に残すわけにはいかないし。

白い頂に思いを馳せる。

 

鬼面山のもう一つのコース、虻川コースから1組登ってこられたので、

山頂を譲り、下山することにした。

登るときには気がつかなかった、小さな花

カタバミかな。 

 

この後、痛恨のミス。

コースタイムを見て、あれっ?と思った人?

 

そうなのです。

行きは1時間半なのに、帰りはなぜか2時間。

普通に行けば1時間弱で着けるハズが・・・。

 

正直に言おう。

 

道を間違えた

 

んです・・・・

 

歩き出してすぐ、あれっと思った。

本能的に、ドキッとした。

何かが、違う!

たとえば、足を地面に置いた時、ふわってする。

しばらくの間、誰も踏みつけてない感じ。

だけど、道みたいだよ?

そうだ、赤テープ!!

 

少し下っていくと、赤テープ発見。

なんだぁ。いいんじゃん。

 

だけど、それでもなんだか胸がドキドキする。

たしか、登る時も尾根だったよね。

この道も尾根だよ。

だけど、もうちょっとしっかりした道だった気がする。

 

この山は森林整備がよくされているので、林業関係の人がいろんなところに入っているのだろう。

よくよく見ると、そこかしこに道らしきものがある。

いや、道じゃなくて、水が流れたあとがルートのように見えているだけなのか。

 

自分の中で押し問答を何回もして、

まずは戻ろう。

途中までは間違っていなかったはずだ。

 

そして、自分が下りてきたところを登ろうとすると、

以外にも急登だったことに気付く。

やっぱり。行きにこんなところ、登っていない。

 

ひぃひぃ喘ぎながら、数十分。

ようやく明らかにルートと思われる所へ出た。

 

戻ってみれば、なんてことない。

rommyが進んだのは、左。

ちらっと見ると右にどうしたって間違えようのないほど、しっかりとしたルートがあるではないか。

 

しっかりしろよ rommy

下りは視野がどうしても狭くなってしまって、ひょんなことからルートミスをしてしまいがち。

 

山で単独女性、遭難

 

たぶん、あのまま下っていったらそんな文字が翌日の新聞に載っていたかも。

里山って道がハッキリしてなくて、実は怖ろしい・・・

赤テープだって、あったり、なかったりだし。

 

最初は数センチのルートミスが、尾根を一つ間違えただけで、

下り口が全く違ってしまうんだから怖い。

正しいルートは歩いていても安心感がある。

(当たり前だ!)

 

そんなわけで、下山に倍近く時間をかけ、ようやくお地蔵様に着いた。

お賽銭をちょっと奮発して、お礼を言う。

無事に帰ってくることができました

 

その夜、我が家ではクマ五郎さんとルートミスの話で熱く語り合ったのは言うまでもなく

気をつけなくちゃいけないね。

特に単独の時には。

と確認をし合った。

 

 

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

 

と言いながら、今日も大失敗をしでかしてしまったrommy

そのお話はまた今度ね

 

 

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ  にほんブログ村    人気ブログランキングへ  に参加しています。

 ポチっと応援していただけたら嬉しいです

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« イワウチワ咲く大川入山 | トップ | 早起きは三文の得な北アルプス »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
無事でよかった (activeママ)
2012-05-20 19:31:01
里山の怖さわかります。単独の時は、人気の山といつも思います。
迷っても、道から転げ落ちても誰もいない・・と不安になるとどきどきしてしまうんです。携帯通じないしここにきてること誰も知らないし、と思いは尽きず。

単独登山の
カモシカ永井さんとか尊敬しますよ。
返信する
activeママさんへ☆ (rommy)
2012-05-22 20:35:01
activeママさん、こんばんは
そうなんですよね。
里山だからと言って舐めてはいけないって改めて思いました
人がわんさかいるのも考えものですが、
あまりに人が居なさ過ぎるのも不安ですね。
理想としては、自分の前を1組くらい先行しているのがいいかな~♪なんて。
カモシカ永井さんは、単独、しかも平日ですしね。
あのパワーはすごいと思います
でもactiveママさんだってスゴイ
ブログ拝見しましたが、先週はハーフMだったんですね!
返信する

コメントを投稿

その他の山歩き」カテゴリの最新記事