親離れして間もないセグロセキレイが4羽
地域の二級河川に造られた小さな堰の浅瀬です。
この川沿いで巣立った兄弟のように思われました。
しばらく観察しましたが親鳥の姿はありません。
地域の二級河川に造られた小さな堰の浅瀬です。
この川沿いで巣立った兄弟のように思われました。
しばらく観察しましたが親鳥の姿はありません。
近年、セグロセキレイの個体数が急速に減っているそうです。
一方でハクセキレイは分布域を広げ街中でも見られる野鳥となりました。
両種の数の増減にはなんらかの因果関係があるのでしょうか?
写真のあとにまとめてみたので、一読いただければ幸いです。
この子は大胆不敵 カメラを構えてじっとしていると近くに寄ってきます。
春に生まれたばかりの幼いセグロセキレイたち
早くもそれぞれ個性があり性格の違いが行動から見てとれます。
遠くからこちらの様子をうかがっている子
他の兄弟に比べ灰色が薄いように見えました。
食べ物を探しているのでしょう。さかんに歩き回っています。
護岸壁の上で丸くなって座り込んでしまった子
狭い巣の中にいたのでまだ歩くのは疲れるのかもしれませんね?
仲良く二羽そろった姿を撮ろうと思っていたのですが・・・
ケンカをはじめました。遊びの一環なのかもしれませんが
「兄弟は他人の始まり」という言葉が思わず浮かぶ光景でした。
あちこち歩き回って探しても 食べ物は簡単には見つからないようでした。
「容赦なく吹き付ける世間の風が身に染みるぜ・・・」?
セグロセキレイ(背黒鶺鴒)Japanese Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属
セグロセキレイを見られる場所が全国各地で減っているそうです。
一方でハクセキレイの分布は拡大していることから
「セグロセキレイの減少はハクセキレイとの軋轢(あつれき)が原因ではないか?」
との説がありますが、なんだか私の実感にはそぐわない考えです。
私の地域は水田や溜池が多くセグロセキレイも一年中見られる身近な鳥です。
地域全体で見ればハクセキレイの方が圧倒的に数は多いものの、
セグロセキレイの方が多く見られる池や川が何か所もあります。
ハクセキレイとセグロセキレイがともに子育てをしている場所も複数存在します。
ハクセキレイの増加が、セグロセキレイの減少に直結するとは考えにくいのです。
ナショナルジオグラフィック日本版『減少している? 水辺の優雅な固有種』という記事で
日本野鳥の会自然保護室の葉山政治室長のお言葉を「我が意を得たり!」と拝読しました。
『両種が同じ場所で繁殖していることを考えると、種間の競合がセグロ減少の原因とは考えにくい…
水辺環境の劣化や餌となる水生昆虫の減少などが、
水辺への依存度がより高いセグロセキレイに影響を与えているのかもしれない』
農薬の使用などによる水生昆虫の激減、近年のゲリラ豪雨や超大型台風による河川の氾濫など
水辺の環境が急速に悪化していることは、周知の事実です。
セグロセキレイ減少の責任は私たち人間にあるのは間違いないでしょう。
ハクセキレイは環境の激変に適応してたくましく生き抜いているだけです。
◆減少している? 水辺の優雅な固有種~ナショナルジオグラフィック日本版
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/17/112900016/032700006/
◆サントリー愛鳥活動 セグロセキレイ
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1525.html
最後まで見ていただきありがとうございました。
飛来した場所が遠くて、しかもお粗末な私のカメラでは、
やっと写せたセグロセキレイですが・・・
羽の色がとても黒くて、ハクセキレイでは無い事が判りました。
目の上の白点が目印になりますネ。
それにしても、ロメオ様は何時も素晴らしい瞬間を写しておいでですネ。
こちらに伺うと、自分のblogのアップが出来なくなります。😞
セグロセキレイは、黒頭巾の忍者のようないでたちですよね。
幼鳥も顔のあたりがハクセキレイより濃い灰色です。
私も長く望遠レンズが買えず、望遠コンデジを使っていました。
撮影を続けていると、だんだんと高画質で撮りたくなってしまいますよね…
セグロセキレイの幼鳥が4羽も! すごいですね。
幼鳥だから複数でいるのでしょうけれど、この子たちも全員元気に大人になってくれるといいですね。
ハクセキレイは一度に複数見る事は多いですが、セグロセキレイにいたっては、キセキレイと同じくらい会う機会が少ないです。
それもいつも単独で、ペアも見られません。これは地域差もあるのでしょうね。近年は減って来ているとのことなので、
日本固有種として貴重ですし、是非環境が改善されて、増加してほしいものですね。
4羽も育て上げたとしたらすごいですよね。
この堰のまわりでは小さなエビがたくさん生息しています。
それを餌にしたのかな?と想像しています。
以前、川海老や小魚を食べるのを撮影しました。
セグロセキレイもキセキレイも、水辺の生態系に依っているようですね。
ハクセキレイのようにコンビニの駐車場でも食べ物を探すのは、セグロセキレイには無理なようです^_^;
セグロセキレイ、確かに減ってるようですね。
MFでも、以前はあちこちで見かけたのですが、最近はハクセキレイばかりが目立ちます。
そんな中、セグロセキレイ4兄弟の登場ですね。
この子達の親に、子育て奨励金でもあげたいくらいですね。(笑)
ここまで大きくなると、もう安心かな??
ソングバードさんもセグロセキレイが減っている実感があるのですね。
水棲昆虫や川海老など、子供の頃にいた身近な生物も激減しています。
日本固有種のセグロセキレイ、なんとか数を回復させなければ…!
4羽ものヒナが育ったこの川は、豊かな自然が残っているのでしょう。
大切にしていかねば、と改めて思います。