気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

オカヨシガモ 無事救助!

2019年01月07日 | その他
                    ※今回掲載のオカヨシガモは兵庫県南部で撮影したものです

『蓮田の防鳥ネットからオカヨシガモ救助』
   https://torinote.net/?p=31206
1月3日、茨城県南部で、一羽のオカヨシガモを防鳥ネットから助け出した yotty(ヨッティー)さんの記事をご紹介します。
発見時の状況から安全な場所に運び放鳥するまでの様子を、写真つきで見ることができます。

オカヨシガモが難を逃れて安堵するとともに、防鳥ネットの負の側面を思い知らされます。
「県南部の蓮田地帯を散策していると、否が応でも蓮田の防鳥ネットにかかった鳥の死骸が目に入ります」
この一文からも、現地の悲惨な実態が伝わって、心が痛みます。



防鳥ネットは、レンコンを鳥の食害から守る目的で、霞ヶ浦沿岸のハス田で10年以上前から張られています。
本来はハス田の上部と周囲四方をネットで囲み、鳥の侵入を防ぐはずのものですが、
構造や管理の不備から、鳥が簡単にネットの内側に入りこめるのが現状。
飛び立つ際、10㎝四方の荒い網目に、鳥の首や翼が絡まって動けなくなり、
宙吊りのまま苦痛の果てに命を落とす事例が相次いでいます。
その数は、毎年収穫期の3ヶ月間だけで1000~1500羽、
過去14年間で2万羽以上の鳥たちが死亡
しているそうです。

防鳥ネットで宙吊りになった鳥はカモにとどまらず。
カワセミ、コミミズク、オオコノハズク、カイツブリ・サンカノゴイ(絶滅危惧種のサギの仲間)など他種に及んでいます。
https://www.wbsj-ibaraki.jp/?post_type=gallery&p=3326

2018年8月には、天然記念物のコウノトリが、茨城で防鳥ネットに絡まって死亡したニュースが全国紙でも報道されました。
千葉県野田市で6月に放鳥されたオス幼鳥「だいち」 大空に飛び立ってからわずか二カ月で命を落としました。
https://www.wbsj-ibaraki.jp/?post_type=topic&p=3610


日本野鳥の会茨城では、茨城県南部のハス田の防鳥ネットにかかって犠牲になる野鳥をなくすべく、
鳥の侵入を防げる「直置きネット」を普及させ、野鳥と共存するハス田を目指すため、全国から署名を集めています。
「ご賛同いただける方は、ぜひとも署名にご協力をお願い致します。」と呼びかけています。


我が家も家族全員の署名を済ませて、今日にも投函の予定です。
(署名は用紙を印刷して、ファックスか郵送で送る形式です)
※詳細は、↓ yotty(ヨッティー)さんのブログを参照願います。
   https://torinote.net/jpn_signature/


実際、この新手法「直置きネット」を取り入れた佐賀県のハス田農家では、
目立った食害も、カモの死骸も確認されていないそうです。
▼佐賀新聞2019年1月1日付
 ~レンコン栽培とカモ「共生」畑の上に防鳥ネット…食害、死骸激減 佐賀
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190101-03320869-saga-l41



私が防鳥ネットによる惨状を初めて知ったのは、バードウォッチング雑誌「BIRDER(バーダー)」
イラストレーター水谷高英さんの「フィールドノート2005年4月」の記事でした。
「防鳥ネットによる悲惨な状況」と、宙づりになったカモのイラストが添えられ、
「日本野鳥の会茨城支部は、今後の対策を農協などと協議中とのこと」との記載がありました。

あれから15年近い月日が経つのに、事態がまったく変わっていないことに驚きと憤りを感じます。
一日も早くこの惨状をなくすために、一人でも多くの方の署名が集まるよう願っています。

茨城県のハス田の防鳥網に関する署名のお願い  日本野鳥の会茨城県
https://www.wbsj-ibaraki.jp/?post_type=topic&p=3867
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6 コメント

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Unknown (イケリン)
2019-01-07 11:13:16
ロメオさん 
おはようございます。今年もよろしくお願いいたします。
レンコン畑に防鳥ネットが張られ、それによって数多くの野鳥が
犠牲になっていることを初めて知りました。
佐賀県ではネットの張り方を変えることによって、野鳥が犠牲にならずに
済んでいるようですね。こういう方法が全国に広がればと思います。
早速、署名をしたいと思います。
イケリンさん (ロメオ)
2019-01-07 16:02:42
こんにちは。昨年はお世話になりありがとうございました。今年もよろしくお願いします。
何年も前に読んだ記事の惨状が、今も全く変わらず続いていると知って衝撃でした。
野鳥とレンコン栽培が共生できる防鳥ネット、なんとか茨城にも採用されますように…と願っています。
この記事を読んで署名して下さるとおっしゃる方がいらして、とてもうれしいです。
いつも温かなコメントを頂きありがとうおございます。
こんばんは (ここあ)
2019-01-07 21:59:47
ロメオさん、こんばんは。
とてもショッキングな記事と写真ですね。
FBの記事(1/1)にも、オオバンが犠牲になりかけ、救助されていた記事がありました。あまり詳しい記事ではなく、何だろうと思っていたところでした。
この記事もショッキングでしたが、蓮田のみならず、防鳥ネットは、家庭菜園などの畑でも、種類は違えど、普通に張られていたりします。私も家庭菜園で、主にトウモロコシなどに使用していますが、一度も鳥が引っかかった事はありませんが、もし鳥が足や羽などをひっかけて、そのままになっていたとしたら、確かにかわいそうな事ですよね。畑には、防鳥ネット以外にも、
たとえばつる性野菜のためのネットなどもあり、それに鳥がひっかかる事もあるのでは・・・と思ってしまいました。
蓮田の場合は、直網によって回避できそうですが、畑などのネットはどうなのだろうか・・・と考えさせられました。
とりあえず、できる事はしないと、と思いましたから、署名フォームを取り込んだところです。情報をありがとうございました。
ここあさん (ロメオ)
2019-01-08 08:19:17
おはようございます。
目を覆いたくなる惨状ですが、霞ヶ浦沿岸では、日常的に見られる光景だそうです。
ハス田に防鳥ネットが張られて17年、人間界の都合で犠牲になった野鳥たちの数の多さに言葉を失います。
やはり畑でネットに絡まる野鳥もいるようです。
特にテグスを張り巡らすタイプは、目の良い鳥でも気づけないケースが多そうです。

防鳥ネットや防鳥テグス被害について、記事や論文を紹介しているサイトもあります。
http://wataraseyusuichi.blog.fc2.com/blog-entry-30.html
気になったタイトルは、私も開いて読んでいます。
お時間のある時にでも… (新聞記事は掲載期限切れも多いです)
いつもお気持ちのこもったコメントをありがとうございます。
ありがとうございました。 (ここあ)
2019-01-08 10:47:03
ロメオさん、おはようございます。
リンクを教えて下さって、ありがとうございました。ざっと見てみました。
参考になる記事もありました。テグスなどはやはり鳥には見えないのですね。そう言えば、カラスは黄色が認識できないと聞きました。鳥の性質を知っておくと、対策の参考になりますね。ネットの目の大きさやネットの繊維の特性によっても違うという事で、目から鱗でした。
人間も鳥も動物も、みんな生きているわけだから、何とかうまく共存していけたら一番いいのですが。。。そうもいかない現実とどう向き合っていくか、難しい問題ですね。(><)
ここあさん (ロメオ)
2019-01-08 13:56:54
こんにちは。
自家野菜を作っているここあさんには、気がかりですよね…
万が一にも野鳥が間違ってネットに絡まってしまったら…
農業や漁業と野鳥の共生は、永遠のテーマかもしれませんね。

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