昨日、早朝の探鳥先で、河口付近の葦原から、懐かしい鳴き声が聞こえてきました。
ギョギョシ ギョギョシ ギョギョシ ケケケシケケシケシ ギョギョギョ・・・
一か月ぶりに聞くオオヨシキリの声でした。
いっこうに姿は見せない声の主は1羽か2羽、
繁殖期よりは、いくぶん小さめの声でしたが、元気で暮らしていると知ることができました。
今日の写真は6月下旬から7月上旬にかけて、繁殖地の溜め池で撮ったものです。
それぞれ違う巣立ち雛だと思われますが、幼い順に並べてみました。
親鳥が食べ物を持ち帰るのを待つ巣立ち雛。
2羽いたうちの1羽です。
こちらの巣立ち雛は、親を待つ場所を転々と変えていました。
丸い目が印象的な子でした。
背を向けているのは、オオヨシキリのメスでしょうか。
冒頭のオスの写真と比べると、頭部が小さく細身な印象です。
3羽の巣立ち雛は、葦の葉に隠れてなかなか姿を見せず。
ギラギラ照りつける太陽に、カメラを構えながら、汗が流れてきたのを覚えています。
この繁殖地の溜め池で、オオヨシキリを見かけたのはこの日が最後になりました。
オオヨシキリ(大葦切)全長約18cm
今日、8月15日は終戦の日。
人間たちが兵器を使って殺し合いを繰り広げていた時も、野鳥たちはひたむきに生きる営みを続けていたはずです。
鳥たちの無垢な目に、人間たちはなんとも恐ろしい怪物に見えたことでしょう。
私も戦争を知らない世代の一人ですが、戦争の惨禍や不幸は二度と繰り返してはいけないと改めて心に刻んでいます。
今日も「気楽に鳥&撮り歩き」を見てくださってありがとうございます。
↓ポチッと押して頂けると励みになります。
どうぞよろしくお願いします。