蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

ベートベンの真実 (mak)

2012-08-03 | 読書

米国でベストセラーになった「ベートベンの真実」を読んだ。

下記の本の画像をCtrlキーを押しながらクリックして、Beethovenの名曲を聞きながらお読みください。

 

Russel Martin and Lydia Nibley  児玉敦子訳 2012年6月19日出版
    ベエトベンの遺髪

病に苦しみ、耳が聞こえなくなっても、最後まで作曲を続け、300曲以上の作品を残した偉大な作曲家ベートベン。長く続いた病気の痛みに苦しみ、病床でも死を迎えるまで音楽のアイデアをメモし続けていた。1827年3月27日この偉大な作曲家は56歳の人生を閉じた。
その死の床で彼を尊敬していた15歳の少年が形見として切り取った髪の一房。約170年もの間数奇な運命を辿り、1994年二人のアメリカ人の手に渡った。作曲家に熱心なファンである二人は、最新の科学技術を利用して、遺髪を調べた結果、ベートベンの長年の病気の原因が鉛を摂取していたことであったと、判明。死後170年もたって、ベートベンの死因が鉛中毒と診断されたわけだが、もしかしたらベートベンの感情の起伏の激しさや革新的な才能についても、何らかの説明が出来るかもしれない。これまでにわからなかった真実を探ろうとしたノンフィクションドラマ。

何故、鉛が体に入ったのか?..............
ベートベンはよくワインを飲んでいたが、当時のワインは口当たりをよくするために鉛が加えられていた。大量に鉛を取り込む経路としてはもう一つ、医師が疑われる。ベートベンは長年のあいだに多くの医者に罹ている。その中に全く医学的な訓練を受けていない医者が何人もいた。技術のないヤブ医者たちは、様々な治療薬として 鉛錠を処方した。そうしたいいかげんな薬に毒されていた可能性が極めて高い。そうhして、治療によってひとつの症状がおさまっても、さらにひどい中毒症状がでて、健康状態がどんどん悪化していったのではないだろうか?

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3 コメント

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偉大なる音楽家。 (bon)
2012-08-03 22:28:28
私は、中学1年の頃に初めてクラシック音楽、それも交響曲に出会ったのでした。 そして、その題名は第5番「運命」でした。ここから、ベートーベンの交響曲を次々と聞き、もう高校生の頃は、自作のアンプでレコードを随分聞いたものでした。中学の時、友達に音楽通がいて、もうこの頃作曲家伝記などの分厚い本を読んでいましたね。その彼は、東京芸大に進みホルン奏者として取り組みを始めたその夏休みに、友人5名と車で帰郷中に交通事故で亡くなりました。もちろんお葬式にも行きましたが、惜しい人でした。
makの記事で、昔のことを思い出させてくれました。
30歳前あたりから既に聴力が衰えて40歳くらいにはほとんど聞こえなかったそうですから・・・。
鉛中毒? 肝障害の治療時の消毒・・とか、ワインの甘味料とか・・何が原因でしょうか? まさか、鉛筆をなめなめしていたなんて・・・。
ちょっと前に、韓国ドラマに「ベートーベンウイルス」という、音楽ドラマがありましたが、青春音楽ドラマで、ベートーベンとは関係なかったですね。
makが挙げた、ベートーベン曲・・今丁度、5番をやっています。でも、私が聞いていた、その昔は、ブルーノワルター指揮でしたから、味はちょっと違いますが・・。
久し振りにありがとう!
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Unknown (mak)
2012-08-04 07:19:47
73歳にしてクラシック音楽好きの中学生の友達のことを思い出すきっかけになるとは、天国にいるお友達は天国でくしゃみしていることでしょうね。
死後170年経ってベートベンの死因が大きく話題になっていることも、楽聖はくしゃみしているかも。
Bruno Walterの名前を久しぶりで思い出させてくれてありがとう。8曲目に加えました。
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ブルーノ・ワルター (bon)
2012-08-04 09:13:30
久しぶりです。 確か、その後レコードを買ったという記憶等ありますが、今は、レコードはあってもプレーヤーがありません。 なぜ、大事にあんな重いレコードをいつまでも持っているか? 貧乏性が抜け切れていない・・・?。

makが追加してくれた、ワルターのジャケットを見ると、第9の作曲(1820年)では、完全にdeafだと書かれていますね。

ありがとう。
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