蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

カンヌ国際映画祭  (bon)

2018-05-09 | 日々雑感、散策、旅行

  今年第71回を迎えるカンヌ映画祭は、有名ですからご存知の方は多いと思います。
この5月8日~19日まで、フランス、コートダジュール沿いの都市カンヌで開催される
映画祭ですね。 カンヌ映画祭は、ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭と
並んで世界3大映画祭の一つだそうです。

     映画祭メイン会場
     (フランス観光開発機構より)

 出品された作品が上映され、パルム・ドール賞(最高賞)、グランプリ(最高賞に
続く賞)、監督賞‥と続く各賞が決まるのです。 これと併設される見本市も賑わい
を見せ、映画を売り込むプロモーションも盛んにおこなわれていて、 映画俳優、
制作会社など、関係者でにぎわい、予告編だけ出来ている映画や、まだシナリオ段階の
映画なども売り込んで、バイヤーは、ヒットしそうな映画を選りすぐったり、腕の見
せ所なんだそうです。

     映画祭会場内
       (ウイキペディアより)

 今年、コンペティション部門21作品のうち、日本から参加作品は、2つノミネート
されています。是枝裕和監督の『万引き家族』と濱口竜介監督の『寝ても覚めても』で、
結果はどうなるでしょうか?

 ネットに、過去の最高賞(パルム・ドール賞)受賞作品の一覧がありましたので、
私の見た、あるいは知っている作品を拾ってみました。

   パルム・ドール賞 (私が独断で選んだ作品です。)
    ・1949   第3の男  キャロル・リード    イギリス
    ・1954   地獄門   衣笠貞之助
    ・1959   黒いオルフェ マルセル・カミュ  フランス、イタリア、ブラジル
    ・1960   甘い生活   フェデリコ・フェリーニ    イタリア、フランス
    ・1964   シェルブールの雨傘  ジャック・ドゥミ    フランス
    ・1966   男と女   クロード・ルルージュ   フランス
    ・1979   地獄の黙示録  フランシス・フォード・コッポラ    USA
    ・1980   影武者   黒沢明  
    ・1983   楢山節考  今村昌平
    ・1997   うなぎ   今村昌平
    ・2002   戦場のピアニスト  ロマン・ボランスキー    ポーランド他

 私は、今思ってみますと、どうも子供の頃は映画は苦手だった記憶があります。苦手
というのは、薄暗い部屋の中で、前面の大きなスクリーンの映像と大きな音がどうも
落ち着かない気がしていたようです。どちらかといえば、怖い感じを持っていたのかも
しれません。
 義務教育時代、学校から推薦されて、みんなで鑑賞するくらいで、例えば二十四の瞳
など以外は殆ど知らないのです。高校に入って、ようやく少し見るようになった程度で、
同年代の人と比べると余り見ていない方でした。 ピーターパンなどディズニーもの、
南太平洋、風と共に去りぬ・・などでしょうか。  
 その後は、割と見に行く機会が多かったようでした。グレゴリーペック、オードリー
ヘップバーン・・や、ジョンウエインなどが好きでした。

 映画は、いわゆる総合芸術として、状況や人の内面、感情などを観客に迫力を伴って
訴求する、そんなメディアは、他にないかもしれません。

 今日の映画の起源は、1895年フランスで開発され、映写機とスクリーンという今の
構成ですが、2年後には、日本にも導入され、大阪の南地演舞場で上映されたそうです。
 その後、映画は、トーキーが入り、カラーになり画面もシネマスコープやいろいろと
開発されてきました。映像も、カメラ撮影の他、コンピュータ―で作成するCG、実映像
とCGを合成するなどいろんな技法が出現し、表現も豊かになりました。
 出張で、アメリカの映画会社を訪問した時、「アポロ11号」の撮影に使用した、模型
や特撮の仕掛けなどたくさん見せてくれましたが、当時は、実写のほうがCGに勝るとの
評価でした。

 日本に映画が入って60年後に、映画界では、12月1日を「映画の日」と定めています。
 東京国際映画祭というのもありますね。こちらは、毎年10月に開催されている長編物
を対象とした作品コンペで、今年は31回目を迎えるそうです。

 最近は、とんと映画館に足を向けることが無くなりました。特に意識している訳では
ありませんが、自然にそうなっているのですね。 テレビなどで、リバイバルをたくさ
んやっていて、家庭でも割と大きめの画面で見るとそれなりに迫力もあったりして・・
寝転んで、安直指向??

 パルムドールを獲得できるでしょうか?

 

今年の出品作品(日本)の一つ・・

 

 

 


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