つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

美の価値観。~初夏に晩春を思う~

2015年06月06日 09時31分18秒 | 草花
散歩中、眼福にあずかる一つが「花」だ。
民家の軒先や庭先、街路、山肌、あらゆる風景のどこかに花がある。
季節によって咲開く種は変わるが、一年を通じて絶える事はない。
日本が自然豊かで、日本人が花を愛しているのがよく分かる。
その最たるものが「桜」ではないだろうか。

開花。
三分咲き。
五分咲き。
七分咲き。
八分咲き。
刻々と蕾が綻ぶ様子を楽しみ、満開を待つ。
そんな花は、桜しかない。
しかし、風に桜吹雪が混ざり始めると、急激に熱は冷めてしまう。
まるで「祭りの後」だが、個人的には、この散り際が好きだ。
鈴なりに枝を彩る以外に、多様な美が鑑賞できる。
例えばこれ。撮影場所は、津幡小学校のグラウンドの下。



まるで、流れ落ちる滝のよう。
鈴木清順や大林宣彦の耽美派映画のワンシーンに登場しそうで、
気に入っている。

では、また。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 愛犬、りくすけ。 | トップ | 期間限定の不安定な小宇宙。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿