つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

零士式 三美人~ユキ7号、森雪、メーテル。

2016年12月02日 08時44分24秒 | 手すさびにて候。
ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載第二十六弾は、松本零士漫画の女性キャラクター3名。

松本零士氏は、手塚治虫、石ノ森章太郎らと並ぶ日本マンガ界の重鎮。
戦場まんがシリーズに代表される戦記物。
銀河鉄道999、キャプテンハーロック、宇宙戦艦ヤマトなどのSF。
青春の葛藤と日常を描いた四畳半物など作風の幅は広く、機智に富む。
画風の特徴としては、精密なメカニックや迫力満点の戦闘描写に加え、
魅力的な女性キャラクターも挙げられるだろう。

まずは、イラスト中央の「森雪(もり・ゆき)」。
人類滅亡まで1年、存亡の危機に瀕した地球を救うべく、
片道14万8千光年の航海に出る「宇宙戦艦ヤマト」シリーズ一作目で、
レーダー担当兼、生活班長兼、看護助手として活躍する彼女は、可憐にして多才。
艦内唯一の女性クルーであり、まさにヒロイン像の典型。
恋人「古代進(こだい・すすむ)」が羨ましくて仕方なかった。

次に、向かって右手は「メーテル」。
銀河超特急999号でアンドロメダへ旅する主人公
「星野鉄郎(ほしの・てつろう)」を導きサポートする様子からは、母性が滲む。
一方、黒で統一されたファッションに包まれた全身から醸す雰囲気は、
妖艶でミステリアス。
ギャップ萌えである。
好みはあるだろうが、男にとって理想的なタイプの1つではないだろうか。

そして、左側が「ユキ7号」。
西暦2222年の東京を舞台にしたSFスパイ作品「セクサロイド」のメインキャストで、
愛の営みに特化したアンドロイドである。
科学の粋を集めて創られた彼女は、人工物ながら生身の人間そのもの。
出自から言っても、登場シーンはどれもセクシーこのうえない。
僕が初めて目にしたのは、性の萌芽に戸惑う少年時代。
充分に刺激的で、憧れの存在だった。

それぞれに与えられた役割や設定によって性格は異なるが、
美のエレメントは共通している。

体型は一様にスレンダー。
細い腰と長い脚、適度に膨らんだ胸のライン。
ロングヘアーで、切れ長の涼しい瞳が蠱惑的。
そんな「零士式」とでも形容したくなる美女たちに胸を高鳴らせたのは、
きっと、僕だけではないはずだ。

その遺伝子は多くの作品に受け継がれ、後に与えた影響は小さくない。
ワンピースやエヴァンゲリオンなどの女性キャラクターは、好例ではないだろうか。

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