つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

令和五年の獅子が舞う。

2023年09月17日 16時20分20秒 | 日記
                     
今年も津幡町の旧市街で「秋季大祭」が催された。
清水(しみず)、庄(しょう)、加賀爪(かがつめ)、津幡(つばた)。
かつて宿場町を形成した4つの地区で大きな獅子が練り歩く。
しかし、今年は少々趣きの違うところもあった。
上記「清水区」では、事前に以下の案内が回覧。

秋祭り「獅子舞」について(お願い)

7月12日の線状降水帯による洪水にて、清水区において住宅のみならず
自動車など多数の浸水被害が発生した事、被害に会われた方に心からお見舞い申し上げます。
このような時、秋祭り行事の獅子舞をどうするか検討しました。
令和2年から3年間「新型コロナ感染防止対策」として中止してきましたが、
伝統の灯を消さないよう、昨年から獅子舞を復活・開始したところです。
その勢いをなんとか盛り上げたい青年団には気の毒なことになってしまいましたが、
街廻りを遠慮してもらい、被災者の皆さんにご負担をかけないよう、
下記のように時間と場所を定めて、獅子舞を楽しんでもらえるようにしました。
区民の皆さんには、誠に恐縮ですが、ぜひ深い御理解をいただき、
近くの場所で大きい「花」をたくさん打って、楽しんで頂きたく、切にお願いいたします。

(※太字 回覧文より抜粋引用/原文ママ)



例年ならすべての家々を廻り数百回は行う演舞も、今年は時間と場所を限定して5回だけ。
その1つに足を運んだ。
会場の「本津幡駅前」は、近隣の方々が詰めかけ盛況。
獅子舞の担い手も、ここぞの見せ場にあたり気合が入った“いい顔”をしていた。







獅子頭持ちは神、棒振りは人、囃子は自然。
石川県・加賀の獅子舞は、棒振り役が巨大な獅子に立ち向かう。
霊獣である獅子を殺す様子を悪霊に見せつけ退散させ、
獅子舞演者が地面を踏み込み大地を清め、豊作を願う。
「加賀の殺し獅子」は迫力があるのだ。







稽古の成果を披露する機会が少ないのは、
諸般の事情により致し方なし。
ご意見様々あるだろう。
こんな年もあるだろう。
今投稿の後(2023/09/17 18:30~)町中心部の四ツ角で催される
「獅子舞頭合わせ」で技と力を発揮して欲しい。
                                    

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