いる

父親に変わる誰かはいる。
すぐそばに。
まだ父親ほど力は持っていないけれど
頼りがいのある人。
あったかい人。
だいだいすきなひと。
夫婦になれたら、なんて素敵なんだろう。
家庭を築けたら、なんて素晴らしいんだろう。
私も着実に一歩一歩がんばろう。

残念

父親はたまに残念なことを言う。
とてもショックを受ける。
運転をすれば事故を起こさないかとひやひやし、
仕事をはじめれば、お前はそんな仕事でいいのか、また続かないだろうと考え、
実際仕事は続いたことは無い。
続く仕事はほとんどおかねにならない物だけ。
稼げない私を家においてやってる、って思ってるんだって。
私の力を信じてはくれないんだなっていつも思う。
オリンピック選手を育てた親みたいに信じ続けてくれたら、応援してくれたら、変われたかもしれないのに
悲しいな。
そんなだったらすぐさま追い出して欲しい。
まあそうしたら私は売春婦にでもなって
それも続かずに死ぬのだろう。
要するに私には生命力が無い。
ほんとは生き延びてない所を生きちゃってるのだから周りも大変だ。
でも言いたい。本人が一番大変だ。
誰かの保護が常に必要だ。
父親だって子育て終えたいのだ。私だっていい加減はなれたい。
あんまり育てられた記憶もないが、父親に変わる誰かを探さねばなるまい。

ずっとずっと前に決めたこと

必要とされてないと痛感すること
それでも相手は何とも思わないであろうこと

でも私は違うということ
私は相手が必要としてくるまで待てないということ
相手の変化に賭ける気はさらさらないこと

そもそも変わるような人ではないこと
追いかけてくるような人ではないけれど
追いかけてくるような強さを身につけたいこと

磨きをかけ続けて誰が見ても光ってるとわかるくらいに
もたれかかりたいけれどもたれかかる人間にはなりたくないこと
自分の生活に困らないくらいには仕事をできるようになりたいこと
足をひっぱりたくないこと　ひっぱられたくもないこと
　
そう思わせてくれる相手になんだかんだ感謝せざるを得ないこと
そう思うくらい相手のことを真剣に想っていること
すなわち愛していること
それはずっとずっと前に決めたこと

消滅

バンドのライブが終わった
必要とされたあとの跳ね返り
つまりもう必要とされない
連絡も来ない
私はひとり
もう価値はない
そう思ってしまう
連絡しなければ動かない関係につかれた
仕事もてにつかない
涙があふれる
もっと仕事をハードにする？
音楽から遠ざかって自分からも遠ざかって