大山 凌(ソフトバンク6位)投手(東日本国際大出身)
蔵の入団前評価:☆(下位指名級)
下級生の時に、大学選手権などで活躍し存在感を示せた投手です。特に柔らかい腕の振りから、質の好い真っ直ぐを投げ込みます。その反面、最終学年では調子を崩し、調子も悪かったです。速球の質だけでなく、変化球のキレも良かったのですが、いかに立て直すことができるかが一つ鍵でした。そんな大山投手の一年目は、1軍で 18試合(27回2/3) 1勝1敗1H 防 3.25 と、ルーキーとしては悪くない数字でした。一方 2軍では、10試合(50回) 3勝2敗 防 3.24 と、さほど差の無い内容でした。
そこで今回は、1軍の成績をもう少し詳しくてみてみます。27回2/3イニングで、被安打は19本。被安打率は 68.7% と、充分に合格レベルです。ちなみに一軍の被安打の目安は、90%以下になります。四死球は16個で、四死球率は 57.8% と高めです。いつも言うように、一軍での四死球率の目安は40%以下、三振が多く取れる選手で、50%以下ぐらいが許容範囲でしょうか。それでも制球力は、かなりアバウトと言えます。三振は23個で、1イニングあたりの奪三振は 0.83個 。先発での基準は0.8個以上ですが、彼のようにリリーフで起用されていた選手の場合は0.9個以上は欲しいところです。そのため、四死球などで無駄なランナーを出してしまい、それが失点に絡みやすく、防御率は 3.25 という可もなし不可もなしの成績で終わりました。一軍で信頼できる防御率は、先発ならば 3.50以内、リリーフならば2点台が目安になります。そう考えると、四死球率の高さが、防御率の平凡さに留まった要因ではないかと。まして今年の場合は、さらに全体の防御率が引き下がっていたので、先発でも 2点台、リリーフでも 2.50以内 ぐらいを求めたかった年です。来季以降、こういったものがどうなるのはわかりませんが。
そういった意味では、新人としては悪くなかったものの、それほど2軍で圧倒していたわけでもなかっただけに、来季の成績に上積みがあるかは微妙です。ドラフト6位の大学生の成績としては、合格点の1年目ではなかったのでしょうか。
蔵の印象:◯(成績は悪くなかったが、来季に繋がるかは微妙)


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