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ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2022年ルーキー回顧74 松浦 慶斗(大阪桐蔭3年)投手

2023-01-27 11:07:24 | 状況説明

松浦 慶斗(日ハム7位指名)投手 (大阪藤蔭出身)

蔵の入団前評価:☆☆(中位指名級)

 

下級生の時から、世代を引っ張ってきたサウスポーでした。確かに、最終学年においてやや伸び悩んだ感はあったのですが、まさか7位まで残るとは思いませんでした。そんな松浦選手ですが、高卒1年目ということで、一軍での登板は、1試合で1イニングを投げて、防御率 18.00 といった結果に。二軍でも 5試合(5回) 0勝0敗0S 防 7.20 といった成績にとどまります。登板も少なめで、体作り中心の一年目だったようです。

それでも、公式戦では153キロを記録するなど、肉体のスペックはかなり引き上げられてはいたようです。もう少し二軍成績を細かく見てみると、5回を投げて被安打は8本と投球回数を大きく上回っています。いつも言うように、被安打率は、投球回数に対し 80%台で一軍を意識でき、70%台で圧倒できるようだと一軍定着も期待できます。それでいて四死球も5個と、投球回数と同数。四死球率の目安は、投球回数に対し1/3(33.3%)以下が目安で、三振が多く取れる選手で40%以下ぐらいまでが許容範囲。ただし、三振は5個と投球回数と同等の数を奪えており、ボールに威力があることは証明できました。それだけ合わされやすいとか、ストライクゾーンのゾーン内での甘さなどが、課題になりそうです。肉体のスペックは上がっているけれど、制球力には大きな課題を感じた一年となりました。

こと高卒ルーキーの投手だけに、あまり数字云々ではないように思えます。まずは、ベースとなるストレートは良くなっているので、これに制球力・投球術・変化球 をいかに向上させて行けるか? ニ年目は、二軍での実戦を少しでも増やして行きたいところです。

蔵の印象:△ (ここまで実戦的ではなかったのかと)

 

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