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ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2024年ルーキー回顧104 川上 理偉(21歳・大分B-リングス)遊撃

2025-02-12 12:35:25 | 状況説明

川上 理偉(中日育成4位)内野(大分B出身)

蔵の入団前評価:指名見送り

 

パワフルな打撃をする選手との印象で、九州の独立リーグでも打点王に輝いていました。ショートを務めていたものの、守備や走塁などのアピール度は低く、タイミングの取り方や始動の遅さから、対応力に課題があるように感じていました。そのため、(支配級)の評価までには至らなかった選手です。

そんな川上選手の一年目は、2軍で 45試合(66打数)、0本塁打、1得点、2盗塁(0失策)、打率.091 といった内容でした。プロ・アマ交流戦などには出場していたのでしょうが、66打数は経験の意味でも物足りません。盗塁は2個と、出場機会の割には悪くないのかなと。守備は、一塁手として10試合(守備率1.000)、二塁手として9試合(守備率.955)、三塁手として8試合(守備率1.000)、遊撃手として10試合(守備率.882)と、内野のユーティリティプレーヤーとして起用されています。しかし、二塁手としての守備率の目安は.980以上、独立リーグ時代に守っていたはずの遊撃手では.970が信頼できる守備率なので、大きな開きがあることがわかります。

打撃に関しては、66打数で14三振。三振比率は21.2%と、そこまで悪くはありません。そのため、当たると思って振ったら当たった、ボールだと見逃し球はボールだった可能性は高く、レベルの差にそこまで戸惑ったわけではないのしれません。ちなみに、一軍を意識するのであれば、20%以内を望みたいところです。ただし、四死球は4個しかありません。そのため四死球率は6.1%と低めです。四死球率の目安は10%以上なので、ボール自体が見えていなかった、ボールが見極められていなかった可能性も捨てきれません。しかし、そこまで三振比率が低くないので、当たるけれど、打ち返す技術や筋力がなかったとしか考え難い打率ではあります。

21歳での入団だったので、そこまで年齢が高いわけではありません。しかし、このような成績を今季も続けてしまうと、早期の退団の可能性も出てきます。2年目の今季は、結果にこだわって公式戦に出場して欲しいところです。ちなみに、今日のDeNAとの試合では、1番・三塁手として出場と、チームの期待の高さが伺われました。

蔵の印象:✕ (かなり厳しい一年目だった)

 

コメント
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