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ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2023年ルーキー回顧101 木村 光 (佛教大4年)投手

2024-03-04 16:33:52 | 状況説明

木村 光(ソフトバンク育成3位)投手(佛教大出身)

蔵の入団前評価:指名見送り

 

いかにもアマの好投手といった感じで、プロに混ぜると迫力不足といった感じの投手でした。しかし、近年のトレーニング技術の進化により、こういった投球の基礎がしっかり出来ている投手の出力をあげる方が、成功する確率が高まっています。要所でもしっかり踏ん張れる、総合力に優れた好投手でした。そんな木村投手の一年目は、2軍で 17試合(63回1/3) 2勝4敗0S 防 3.41 と、可も不可もない感じの成績でした。ちなみに三軍でも 22試合に登板し、防 1.04 と安定した成績でした。

もう少し2軍の成績を細かく見てみると、63回1/3イニングで被安打は60本。被安打率は、94.7% と高めです。いつも言うように、2軍での被安打率は、80%台で一軍を意識でき、70%台で圧倒できるようだと、一軍定着も見えてきます。そう考えると、やや2軍の打者相手でも、苦しかったことが伺えます。四死球は21個で、四死球率は 33.2% 。ほぼ基準である投球回数の1/3(33.3%)以下といった感じで、四死球で崩れるといった数字ではありません。ただし被安打の多さからも、ゾーン内でのコントロールなど、甘い球はそれなりにあったのではないかと考えられます。奪三振は48個であり、1イニングあたりでの三振は 0.76個 と物足りません。ただし、先発での奪三振の目安は 0.8個以上であることを考えると、あと一歩のところまでは来ていたようにも感じます。こうやってみると、すべての部分でまだ物足りなさは残るものの、極端に悪いファクターはなく、防御率 3.41 というのも頷けます。一軍を意識するのであれば、先発なら2軍で防御率2点台ぐらいの安定感が欲しい気はしますが。

ことルーキーイヤーとしては、けして悪い数字ではありません。ただし、今後の伸び代という意味ではどうなのか? 微妙な選手ではあります。そのため、二年目の今年は、まさに勝負の年といった気がします。育成指名とはいえ完成度の高い投手だったことを考えると、及第点の一年目ではなかったのでしょうか。

蔵の印象:△ (さらなる総合力の引き上げを)