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ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2023年ルーキー回顧67 児玉 亮涼(24歳・大阪ガス)遊撃

2024-01-27 17:05:35 | 状況説明

児玉 亮涼(西武6位)内野 (大阪ガス出身)

蔵の入団前評価:(下位指名級)

 

九州産業大時代から、ショートのの守備と俊足ぶりはプロ級でした。しかし、大阪ガスに進みますが、社会人は打撃の弱さが気になる部分でした。それでも西武は、プロでもショートが守れる素材を評価して、下位指名ながらも獲得します。そんな児玉選手でしたが、1年目から一軍で 56試合(122打数) 0本 8点 2盗(3失) 打率.221厘 と、一軍に絡むことに成功。いっぽう二軍では、43試合(163打数) 1本 14点 5盗(3失) 打率.276厘 と、同様に数字を残すことができました。

160センチ台の小柄な選手ですが、1年目から一二軍合わせて 99試合(285打数)の充分な経験を積めたことは評価できます。ただし、快速級の脚力がありながら、アマ時代から盗塁はあまりできないと寸評にも記載した通り(氏名をクリックすると自由に読めるようになっています)、一軍では僅か2盗塁で3回の失敗、二軍でも5盗塁で3個の失敗と、まだまだ技術には課題を残すようです。一方売りである守備では、一軍で セカンドでは4試合(守備率1.000厘)、サードでは5試合(守備率1.000厘)、本職のショートでは、45試合(守備率.984厘) を残します。特に、球界屈指の名手と言われる源田でも守備率では.980厘であることを考えると、安定感では上を行っていたほどでした。守備率だけでは図れませんが、信頼できるショートの目安である守備率.970厘を遥かに凌ぐ守備率を示しており、信頼度の高さが伺えます。

一方の課題の打撃の方では、一軍で 0本 で打率.221厘 は、まぁこんなものなのかと。もう少し細かく見てみると、三振は30個で、24.6% 。一軍の場合、25%以内であれば、許容範囲であると思えるので、そこまでボールと思って見逃した球がストライクとカウントされたりとか、打てると思って振ったバットが当たらなかったというギャップは多くなかったのではと。ただし、プレースタイル的には、やはり三振比率を20%以下には持ってきたいところです。また四死球は4個しかなく、四死球率は 3.3% と極めて低いのは気になります。三振比率からみると、けしてボールが見えなかったわけではないと思うのですが、まだひ弱だったり技術的に未熟で、当てられてもヒットに結びつき難かったのではないのでしょうか。ニ番タイプだけに、出塁率が.244厘と、打率とほとんど変わらないところは問題ではあるように思います。2年目の目標は、出塁率を3割台に乗せたいところにあると思います。

源田の控え・負担を軽減させるという役割は、充分に果たせました。また、自慢の守備では、充分にプロでも通用した感じです。2年目の今年は、出塁率と走塁などでの成長を魅せられるかが鍵になりそうです。ことルーキーイヤーであることを考えれば、合格点は付けられる1年目ではなかったのでしょうか。

蔵の印象:◯ (何処まで成績を上積めるか?)