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ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2023年ルーキー回顧57 松本 晴(亜細亜大4年)投手

2024-01-16 19:13:56 | 状況説明

松本 晴(ソフトバンク5位)投手 (亜細亜大出身)

蔵の入団前評価:指名見送り

 

鹿児島の樟南高校時代から注目サウスポーでしたが、亜細亜大に進学。故障などもあり、その潜在能力は高く買われていたものの、思ったほどの実績を残せない4年間が終わりました。そんな中、ソフトバンクが5位指名したのですが、個人的にはまだプロ入りの「旬」ではないと判断して、指名見送りの評価としました。そんな松本投手の1年目は、一軍で 3試合(6回1/3) 0勝1敗0S 防 7.11 と、結果を残すまでには至りませんでした。二軍では、17試合(65回1/3) 1勝2敗2S 防 3.31 といった内容でした。ファームでは、先発として起用されていたようです。

ドラフト5位の大卒ルーキーなので、一軍で実績を残せなかったことは致し方なかったと思います。二軍での防御率 3.31 という数字ですが、一軍の先発であれば 3.50以内なら合格ラインだと思います。しかし、2軍であれば2点台が一つ信頼できる先発の目安となるので、若干物足りない数字ではあります。

もう少し二軍成績を細かく観てみると、65回1/3イニングで被安打は61本。被安打率は、93.4%とやや高めです。二軍での被安打率は、80%台で一軍を意識でき、70%台で圧倒できるようだと一軍定着を意識できるぐらいの数字です。このへんは、ルーキーであるということも相まって、一軍で起用されたのかもしれません。四死球は17個で、四死球率は 26.0% と安定。四死球率の目安は、投球回数の1/3(33.3%)以下ですから、コントロールの部分は安定していました。一方奪三振は47個で、1イニングあたり0.72個と平凡です。すなわち、被安打は多めでしたが四死球の少なさで、そこまでランナーを多く出していたわけではなかった。しかし、三振が取れないことで、出塁させたことが失点してしまうことも少なくなかったということでしょうか。

大卒ルーキーとしては悪い数字ではなかったものの、二軍の成績として突出していたわけでも、一軍でそこそこ戦力になったというほどでもないので、順調ではあったものの及第点の1年目だったと評価します。全体な内容をもう少し引き上げられれば、一軍定着も見えてきているので2年目の上積みに期待したいところです。

蔵の印象:△ (一軍定着も見えてきた)