杵屋六郎ブログ

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直観力を養う

2016-05-31 01:34:12 | 日記
直観とは直接に本質を見抜くことです。あらゆる稽古事で最も大切なのは瞬時に本質を見抜く力で、全ての事に応用が利き、簡単な機転から始まって、危機回避能力にまで役に立つ力です。稽古を単純な習い事として考えるのではなく、その一瞬にすべて自分の能力を総動員して集中することが大切です。常に五感と共に直観を養うように努めれば必ず成果が上がります。
稽古事においては短期間で悟りの境地を売ることは出来ません。継続して行くことが悟りへ一歩近づけることに繋がります。月日の流れは早く、お稽古事においても同じ場面は無く、常に時の流れとともに変化して行きます。方丈記にあるように「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。」
三味線の演奏がArtになるまでには想像を絶する時間が必要です。その時間を節約し、早くArtを磨く時間を作りましょう。そうすれば人生をArtの中で生きられます。日々Artに没頭し、自分の芸を磨くためには直観力を養うのが一番の近道です。

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