杵屋六郎ブログ

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続・口三味線のコツ

2015-12-10 23:43:32 | 日記
口三味線では三本の糸を区別するように言えるようにしましょう。
 
一の糸  開放弦   ドン  押さえた音   ヅン   
二の糸  開放弦   トン  押さえた音   ツン
三の糸  開放弦   テン  押さえた音   チン

これを意識的に言えると、三本の糸の区別が自然につくようになります。

ハジキやスクイの音は押さえた音ならルン(一の糸、二の糸)開放弦の時はロン。
三の糸の開放弦のハジキはレン、押さえた音ならリン。
これらの区別は三本糸の区別がついていれば、それほど問題なく言えるようになります。

練習の成果が上がればどんどんと口三味線を言える反応時間が短くなります。
反応時間は個人差がありますが、通常は年齢に反比例するので年が行くほど沢山練習しないと駄目です。

音程を上手に取りながら言えば二の糸の開放弦のテンと三の糸のテンは区別がつきますが、
音程の区別があまり得意でない人は最初からトンで区別する方がベターです。

四分音符と八分音符の区別はドンとドのように余韻で違いを区別します。(一の開放弦の時)
同様に、八分音符と十六分音符の区別はドンとドのように余韻で違いを区別します。

口三味線が上達すれば、表現しようとする音をしっかりと意識し、繊細なところまで神経が行き届くようになります。
そのためには絶えず練習するのみです。短時間で悟りを得ることは出来ません。長年の積み重ねが大切です。  

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2015-12-15 12:00:22
お世話になっております。

敬遠して逃げていた口三味線ですが、やはり習得していこうと思いました。
暗譜した際、二上りで、いつも三の糸なのか二の糸に入るのかわからなくなってしまいます。これも口三味線を習得すれば解決しそうです。

また、勘所がとりにくく、特に高い音に飛ぶ時、また高い音程で動く際、並びに、二の糸の一の音(研精会譜)に入るときなどの音程が微妙にずれ、音を探ってしまい、すっきりしない移動音が入ってしまいます。
勘所は、やはり修行していくしかないのでしょうか。
勘所が狂うと、その時から舞あがってしまい、間もずれてしまいます。

とにかく、今日から少しづつ口三味線を習っていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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