六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

原発事故は原発に反対した人々の責任???

2011-03-16 03:17:19 | 社会評論
 私が見たツイートで複数の人たちがおおよそこんなことをいっています。
 「今回の原発事故は原発反対派の責任だ」というのです。
 その論理は、東電は原発反対派の抵抗にあって、新しい原発を設置し得ず、古い原発を使い続けた結果今回の事故に至ったのだそうです。
 私たちはどんなテクノロジーであれ、それが危険をはらむものであればNOというべきです。
 その設備が新しかろうが古かろうが、それを安全として使い続けた東電にこそすべての責任があります。

 上の論理は、強盗殺人にあって殺されたのは彼が抵抗したからであってその犯人には全く責任がないという言い分です。

 ようするにお上や権威の言う事を聞かないお前たちが悪いというわけです。
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原発崩壊と隠蔽体質と石原知事

2011-03-15 04:47:49 | 社会評論
 一号炉、三号炉に続いて二号炉でも同じ問題が起こっていることが明らかになった。
 しかも二号炉はメルトダウン(炉心崩壊)寸前まで行ったようだ。
 現場の担当者や下請業者の作業員などが懸命に回復に努力をしていることは疑う余
地はないし、その不眠不休の活動に期待したいと思う。

 問題は、東京で全く恣意的な情報のみ流し続ける東電の幹部連中だ。
 だいたい最初は、ほとんど問題はないと言っていたのに、一号炉の外壁が吹っ飛ぶ
に及んでやっと問題が生じていることを認め、一挙に周辺住民の避難にまで至った。

 そしてその時点ですでに三号炉や二号炉にも問題が生じていたにもかかわらずそれ
には頬かむりを続けた。

 三号路の爆発はそれ自身凄まじいもので、よく数名の負傷者で済んだともいえる。
 二号炉は外壁は無事だが内部では最も深刻な事態が起こっているようだ。
 冷却水が入らず、燃料棒が露出したままで、放射能の漏出はすでにかなり進んでい
るものと思われる。
 最悪の事態も想定されるが、それだけはなんとか防いでほしい。

 そして東電の幹部は、自分たちの「政治的判断」のみで恣意的に情報を操作するの
ではなく、すべてを明らかにすべきである。

 ついでだが、今回の事態は「天罰」であると公言してはばからない高邁な都知事を
いただく東京で、食料や生活物資の凄まじい買い占めが起こっているという。
 停電などが予測される中で気持ちはわからぬではないが、彼らが買い占めている物
資は実は最も被災地で必要とされるものなのである。
 都知事がいう「我欲への天罰」ということなら、次の津波は東京を襲うことになる
がそれでいいのか。

 もちろん私はそれを望むわけではない。




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原発崩壊!

2011-03-14 02:39:25 | 社会評論
 私が前の記事を書いた折には3号炉のトラブルについては全く知りませんでした。
 1号炉についてのみ問題が起こっていると思っていました。
 東電など原発に関わっている人以外のすべての人はそう思っていたと思います。
 ところが、3号炉も同様の事態、それが公表されたのはその事態が発生してから三日目。これは事実が隠蔽されていたとしか思えません。

 なぜでしょうか?
 考えて見れば1号炉の事態も、外壁が吹っ飛んだという紛れもない映像があってしぶしぶ公表されたのでした。
 3号炉についてはそうした外見がなかったので三日目まで隠蔽されたということでしょう。

 なぜかくも隠そうとするのでしょうか?
 それはおそらく、公表すると人々がパニックを起こすのではないかという公の「政治的判断」と原発推進者の「政治経済的判断」が一致したからでしょう。
 ということは逆に言うとこの技術は、とても公にできない危険を内包していることを認めたことになります。
 ようするに、人が制御できない技術、その事実を公表すれば人々がパニックに陥る技術、したがってその詳細な情報を隠し通さなければならないのが事実だということになります。

 補足として、新しい技術が伴うリスクについて述べたいとおもいます。
 
 ひとつは、それによりしばしば不都合が生じるが、それらの不都合はは軽微であり深刻な影響を伴わないもの、例えば、電力そのものは感電をするとか台風などで断線するとかいうリスクを背負っていますが、それを理由にそれを否定する人はいないでしょう。

 もうひとつのリスクは、めったに不都合は生じないがそれが生じた場合には壊滅的な打撃をもたらすものです。原子力発電はこれに属します。 しかも、どうやら「めったに生じない」のではなく、しばしばヒヤリとする不都合が生じている模様なのです。
 
 これに関する問題は、今回の事態もそうであるように、それらの不都合がつぶさに公表されていないということです。
 今回の件も、何も分かっていない段階で20キロ以外への住民の避難が一方的に命令され、それからずいぶん経ってから「実はこんなことが起こっています」と知らされたのです。
 しかもその公表内容も極めて不十分で、各TVの解説者や各紙の解説者が、まるで暗闇を覗き込むように微妙に違った解説と見通しを述べています。
 
 1号炉の外壁が吹っ飛んだという映像を見せられてから、それがどんな事態かを知らされるのに半日を要し、なおかつそれも不十分でした。 3号炉でも同様な事態が生じていることも隠し続けられ、三日目にしてやっと公表されたのです。

 その基本姿勢は、「臭いものに蓋」でしかありません。
 なぜ事実をひた隠しにするのか?それはこの技術が今なお人の制御になじまないという危険性をもち、壊滅的なリスクを背負っていることを人々に知らせないためといわざるを得ません。
 

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原発!

2011-03-13 01:55:09 | よしなしごと
 私は、諸テクノロジーの発展に否定的に対応するのはある種の反動だと思っています。しかし、原子力だけは例外です。

 今回の東北地方の地震で、それはアクセルだけが付きブレーキが利かない欠陥車であることが実証されました。
  ようするに原子力に関しては、大量殺戮のために開発されたそれが今なお人類によって馴致されたとは思えないのです。
 したがって、それが100%の安全性(北朝鮮のような軍事利用を封じる国際的措置においても)が確証されるまで、封印さるべきテクノロジーだと思います。

 当然のこととして、新たな設置など全面的に凍結すべきです。そして、国内の既設のものすべてを廃炉にすべきだと思います。

 ちなみに日本は原子力発電大国で世界第三位です。
 その基数は、アメリカの半分、ロシアの2倍です。


 末尾になりましたが、今回の災害で罹災された方々へのお見舞い、とりわけ亡くなられた方々への合掌と鎮魂の意を表明いたします。
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もののありよう

2011-03-11 03:51:19 | よしなしごと
     
 *座っている 「日向ぼっこのじゃまをしニャーでくれ」

     
 *倒れている 現代アートのために 名古屋市立美術館中庭にて

     
 *捨ててある  あるゴミ置き場にて

          

     
 *干してある  今季何回目の白菜漬けだろうか。
         これが最後だろうか。
         いまは漬かった水菜を食べている。

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ほぼ復帰

2011-03-10 00:45:20 | よしなしごと
 HDの故障からほぼ復帰いたしました。
 外付けHDからのデータの復元もほぼ終わりました。
 1995年頃からのデータがどっさりですから大変でした。

      

  不要なものを捨てようとしたのですがそれが大変です。
 亡くなった人への弔問文など捨てがたいものがあります。
 結局また戻したりしました。
 写真はかなり捨てましたが、それでも外付けのなかに一万枚ほどあります。

      

  そうそう、この間コメントなど頂いた方、いまさらのご返事では間が抜けますからこのまま、失礼いたします。

  写真はすべて名古屋の鶴舞公園です。
 映り込みの風景が好きです。
 それ自身は虚像なのですが、水面の佇まいを借りてたしかに何かを訴えます。
 一陣の風でゆらぎ、消えたりするはかなげなものですが、私たちの視覚よりもしたたかなものがあります。

      

  私たちの視覚は、実は、そこにあるものを映さなかったり、ないものを移したりするからです。
 風景というものがそこにあるのではなくて、それはつねに、それを見る者のまなざしと共にあります。

      
 
  またぼちぼち、いろいろ書きてゆきますのでよろしく。
 

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やはりしばらくの間は・・・

2011-03-03 23:53:05 | よしなしごと
 パソコンの続報です。
 いったんは回復したと思ったのもつかの間、ときどき変になり、立ち上がらない時も出るようになりました。
 サポートセンターとのやりとりのなかで、クリーンインストール後になおかつそうした問題が出るのは、やはりHDに損傷があるのではということになり、修理に出すことにしました。
 従いまして、ここしばらくは日記も掲載できません。
 いただいたコメントなどにも不義理をすることとなると思います。
 なにとぞお許し下さい。

 これは三年ほど前まで使っていた古いパソで書いていますが、とても遅くて頭が痛くなります。
 それでも、一日に一回は開きますから、緊急のメッセやメールなどは受信致しますのでどうぞ。
 
 この間の悪戦苦闘で胃が痛みっぱなしで、体重も減りました。
 ダイエット志望の方に、ご自分のパソコンに重大なトラブルを発生させるようお勧めします。

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回復中です。

2011-03-02 03:26:11 | よしなしごと
      
         亡父から十数年前引き継いだ紅梅が今年も咲きました

 クリーン・インストールの結果、起動も早く、各アプリ間の移動も驚くほど早くなりました。
 ただし、失われた情報もたくさんあります。
 外付けHDからの回復も限界があるようです。
 写真の殆どが失われました。数百枚は助かりましたが、私の欲しかったものではありません。
 まあ、何千枚もため込んでいて、それが原因かもしれないトラブルですから、致し方ないでしょうね。
 外付けHDの何処かにあるかもしれませんから、暇を見て探してみます。
 亡母の写真などは残したかったなぁ。

 他にも、アドレスブックの復旧がまだです。
 メールの受信歴などの情報も戻っていません。
 まあ、20年近い前の情報もあったわけですから、そこに固執せず新しいところで生きよという天の声でしょう。

 というわけで、三日間かかった悪戦苦闘の結果、そんな悟りに至ったのです。
 もともと電脳社会に不適合な老爺が背伸びをした罰でしょうか。
 イカロスの羽は、やはり蝋付では無理だったようです。

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遭難中です!

2011-03-01 20:56:27 | インポート
 日頃使っているパソがパンクし、OSの初期化インストールをしました。
 外付けHDを付けていますが、アプリケーションの復活やら、諸データの復活やらでてんてこ舞いです。私のパソには1990年代のはじめからのデータが入っているのです。
 
 そこへ持ってきて月末、月初めの売文稼業の締め切りです。
 しばらく日記も更新できません。
 皆さんの日記や、いただいたコメントにも十分なレスポンスができません。
 お許しください。
 まだ死んだ訳ではありませんが、この難関を乗り越えるのに胃がきりきり痛んでいます。
 果たしてどれだけのデータが助かるか?
 あなたが私にくれたラブレターだけでも助けたいと思っているのです。
 だって、私の生き甲斐ですものね。
pan>

 同人誌関係のデータもただいま救出中。遭難三日目。ロスはなはだ多し。
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