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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

単純な日記、あるいは鬼に笑われても・・・

2009-11-29 01:38:16 | よしなしごと
 つま先が出るタイプのスリッパでは足元が寒いので、冬型のものに替えようとして、半年ほど履いていたスリッパを風呂へ入ったときに洗った。昨夜のことである。
 ベランダに干しておいたらすっかり乾いて、しかも、タワシでていねいに洗った成果が出て新品同様にきれいになっていた。

 
 
 大いに満足して、パソコン用のUSBメモリーとFAX用のインクリボンを買うため三キロほど離れたショップへ自転車で行く。

 
 
 その店の隣にスーパーがあるのだが、その入り口に買い物中の主を待つ犬が繋がれていた。二匹とも不安げで、写真を撮りながら慰めの言葉をかけてやったのだが、その表情はゆるむことはなく、かえって警戒されたようだ。
 犬にシカトされたぐらいで傷つくほど純情ではないが、こっちが気にかけてやったのにというかすかな思いもある。しかしまあ、勝手に言葉をかけて相手をおびやかしておいていうことでもあるまい。
 ついでに同じ建物にある百円ショップで、鉛筆削りを買った。
 デフレスパイラルが心配だなどの言葉を尻目に、やはり百均はありがたいと思う。

     
 
 帰ってから、暮れに若い人たちと行う予定の読書会に向けてしばらく勉強した。一回読んだときにはよく分からなかった箇所が、クロスワードを埋めるように分かるという快感を少しは味わったが、まだまだ埋まらぬ所もある。埋めたつもりでも間違っているかも知れない。
 しかし、その積み重ね以外にはないだろう。古人曰く「学問に王道なし」だ。まあ、この程度を学問などというのもおこがましいといえばその通りだが。

 
 
 さしたることもしなかったのに、なんだか昨日は体が重くて不快だった。
 その点、今日は調子がいい。やはり往復六キロ、自転車を漕いだ運動が利いたのだろうか。

     
       ほとんど散ったカエデの仲間の木にイガイガを付けた
           愛嬌のある実がぶら下がっていた

 
 夕方、「Mの会」でお世話になっている先達から電話とFAXで来年に向けての打診などがあった。
 来年のことをいうと鬼が・・・という話があるが、あれは私のような歳の者に対し、来年があるかどうか分からぬぞという鬼の警告である。
 しかし、人たる者、未来への約束のもと、それへと自己投企する以外ないのだから、鬼に笑われても来年のためにまた正月の餅を食うつもりだ。
 
 なに?餅を喉につまらすな?
 ほっといてくれ!といいたいところだが、やはり気をつけよう。




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3 コメント

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Unknown (さんこ)
2009-11-29 12:10:53
笑う事は免疫力を高めるそうですから、大いに鬼に笑ってもらいもらいましょう。

猫も,笑いますよ。そのほうが良い時には。
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Unknown (六文錢)
2009-11-29 16:13:58
 あるエピソードを思い出しました。
 真偽のほどはさだかではありません。

 「子供笑うな来た道だ 年寄り笑うな行く道だ」
 と、いう言葉を聞いた黒柳節子さんが、
 「アラ、どうして年寄りは笑っちゃぁいけないの。
  笑うって体にいいんでしょ」
 と、おっしゃったそうです。

 確か、永 六輔か久米 宏がいっていました。
返信する
Unknown (只今)
2009-11-30 10:00:58
 知ったかぶりのひと言を。
 犬山街道に「笑うなその道」の張り紙を見つけて紹介したのは永六輔。
 その永六輔が創句と称している句に、
 「一年の計は簡単に」があります。
 その他、小生感嘆している句には
 「なんとかなりますよというのは他人」
 「被害者でほっとする」
 「病むことがあって癒える」
返信する

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