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東京電力「さん」!!!!???

2011-03-28 21:56:04 | 社会評論
 NHKのニュースを観ていた。
 原発関連のニュースである。
 ゲストの専門家は東京大学大学院教授◯本とあった。
 NHKのアナウンサーは「東京電力は…」とか「東京電力に…」とかという口調で自然に話していた。
 ところが、この◯本教授は、「それで東京電力《さん》はですね」とか「東京電力《さん》としては」とかいちいち敬称をつけていた。
 NHKであれ民放であれ、この時期、東京電力を「さん」付けで呼ぶところはない。
 とても耳障りであった。

 東京大学へは、毎年、東京電力から5億円の研究援助費が出ているという。
 そこでこの◯本教授の隠されたメッセージは以下のようになる。
 「事態が事態ですから、多少、東京電力《さん》のご意向に添わないことを申し上げることになりますが、あなたのご恩を決して忘れたわけではありません」

 TVで東大教授が解説を行うときは、その内容から5億円分の《ご恩》を差し引いて聞くべきだろうと肝に銘じた。




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3 コメント

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Unknown (九条護。)
2011-03-29 05:53:36
この学者たちも、「委員会」として、安全性にお墨付きを与えてきたわけだから、東京電力と、共犯・同罪なわけですよ。薬害エイズ事件の学者たちと似たようなものですよ。他人事のように解説しているのを観ていると、不愉快でたまりません。

ところで、東電「さん」の株主総会はどうなるのでしょうかねえ・・・。そもそも、決算が出せないでしょ。法務省は決算が出せないなら、延期してもいい、と、HPに載せてます。無配は確実でしょうが、株主総会がどうなるのかも興味がありますね。
私は、中電さんの株主総会に行きますけど。
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Unknown (只今)
2011-03-29 08:09:41
原子力推進の中心人物であった伏見康二(阪大)さんは、後に「廃棄物をどうするお積もりだったのですか」と尋ねられ、「実はこれはタイヘンな問題だということは、原発に反対している若い諸君によって初めて教えられたわけでして」と、無責任と言えばムセキニンですが、しかし現在、テレビに出まくっている推進派学者(東大系)よりはマシではないか、と。
坂田さんは、どんなに悔しがっているでしょうか。

 原発政策は、①電気事業連合会による報道機関へ飴とむち対策。②小・中学校における「エネルギー環境教育」という名の原発是認教育。③学者も含む「あめとムチ」の文化人対策が三大柱。

 3月18日、京大原子炉実験所主催の「第110回原子力安全問題ゼミ」が開かれました。
 ここには小出裕章さんなど三人が熱弁。これ動画で見ることが出来ます。
 3年前に毎日放送で放映された『なぜ警告を続けるかー京大原子炉実験所の異端の研究者たち』も、動画でみることが出来ます。
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Unknown (Tです。)
2011-03-29 11:04:42
TVや新聞のみの時代でこういうことが起きていたらと思うと、今のインターネット技術には感謝しますが、今回の地震、津波、原発でIT企業がいかに無力かが改めて分かります。土木、建築の社会の黒子としての役割、水やエネルギーの大切さ、やはり、これからは中間技術 Intermediate Technology (IT)だと。

中部電力は東海地震の発生予測エリアのど真ん中に浜岡原発を作るのですから、最悪の電力会社です。

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