戦うビジネスマンのひねりのある時事解説

ありきたりの時事解説でなくて、ちょっとプラスαな内容です。さりげなく深く掘り下げて、かつ知識を学ぶことが出来ます。

受理はしたものの

2012-08-01 21:43:57 | Weblog
原発事故で捜査開始=刑事告発を受理―検察当局(時事通信) - goo ニュース

ロコスケです。

行為に対しては立件しやすいですが、判断ミスや、やるべきをしなかった事を

立件するのは、極めて困難であります。


言い換えると、そういうことが犯罪となるかどうかです。

残念ながら、今回の告発に入っていないと思うのですが、過去の地震で

今回の規模の津波が起きていたとする調査報告を無視した東電の首脳の責任。


格納容器内の温度計が水位が下がっても高温状態では逆に高く表示されることは

米国のスリーマイルの事故で判明(同じ原理の温度計だから)して、東電に報告

されていたという事実。


この原理の温度計が誤作動するということは今年の6月くらいに報道されました。

しかし、僕は事故の一ヶ月後の4月には知っておりました

けれど、誰がどのような形で いつ この件を露出するのか静かに見守っていました

まさか1年以上経過してからとは予想だにしませんでしたね


この設計ミスは、ほんの一部に過ぎません。

たとえば、米国の原発の格納容器の圧力を逃す弁は手動なのです。

日本のように電動式では、停電を想定していなかったという設計ミスです。

この事もいつか問題となるでしょうね。これも昨年の4月には知っていました。

他にも人災である点がいくつもありますが、あえて公表を避けてきました。

理由は、正面切って東電と保安院に対して僕個人が日米の原子力専門家を

召集して告発するには時間的と金銭面(数千万円は要する)でのコストが

発生するからと、本来は政府機関が行うべきものであるからです







以下は余談雑談冗談です。読んで気分が悪くなったり不快になる可能性大。

それよりもロンドンの日本の活躍をテレビ鑑賞されることを推奨。

本日は、これにて。









ロコスケよ、何をそこまで虚言や妄言を吐くのかと失笑される方も

多いでしょうね。

その通りであります。偉そうなことを言うのは控えるべきです。

ま、このブログは独断と偏見において僕自身が勝手に好き放題に書いてます。

ただ、一言だけ。

高校生の時点で、原子核物理を独学して原爆ならば、携帯型でさえ

製造する技術をすでに学んでおりました。

原発は、原子爆弾の反応をゆっくりさして核分裂反応の熱を利用して水を蒸気に

してタービンを回して発電するのが原理であります。

ちなみに水素爆弾は、逆の核融合の熱を利用した爆弾でありますが、融合反応の

速さを制御できないので平和利用不可なのです。

余興の話ですが、ロケットの固形推進エンジンの燃料を製造中に顧問の先生に

ばれて中止に追い込まれたこともあります。

化学反応式をごまかして別な物を作るように装ったのですが(笑)

その場は、うまくごまかしたのですが、半時間くらいしてから先生が研究室に

戻ってきて、「キミ、それって爆発物じゃあないの?」

ロケット燃料の原理は、爆発物を時間かけて燃焼さすのがロケット燃料な訳で

その場で、作りかけの物を水に流されてお仕舞いとなりました。

書けばきりが無いのでこれにて。










田中氏の就任を期待したい

2012-08-01 18:45:11 | Weblog
再稼働の暫定基準に疑問 原子力規制委人事で田中氏所信(朝日新聞) - goo ニュース

ロコスケです。

田中氏の原子力規制委員会の委員長就任に期待します。

彼は原発事故の1週間後に驚くほどの内容をレポートしていたのです。

当時は、東電と政府官邸のゴタゴタばかりが報道されて、原発が具体的に

どんな危機にさらされていたのか、僕らは知るよしはありませんでした


彼が事故後、わずか1週間後で下記のようなレポートを出していたのに関わらず

当時にそれが表に出てこなかったのに原子力村の圧力があったのではないかと


疑問に思うものであります。

彼の当時の、事故後1週間での内容を知って、今回の就任で彼の活躍を

期待せずにはおれません。


所信表明の内容も信用できるもので、事故後 現在まで一貫した姿勢に

高い評価を与えたい。




1号機~3号機で起った事象
•福島原発は、通常の方法で冷態停止にできない状況になったので、緊急時冷却装置(ECCS)により、圧力容器内に水を注入し炉心を冷却することを試みた。しかし、ECCSの電源が地震により喪失したため、炉心を冷却することに失敗した。
•このため、燃料からの熱を除去できなくなり、圧力容器内の冷却水が徐々に減少し、約4メートルの長さの燃料がむきだしになり、燃料の温度が高温になり、同時に冷却水が沸騰し、高温の蒸気が発生した。
•その結果、燃料被覆管(ジルコニウム合金)と水蒸気の熱化学反応(Zr-水反応)により、水が分解し水素ガスが発生し、格納容器内に蓄積した。同時に、この反応によって被覆管が壊れ、燃料内の核分裂生成物(クリプトン、ヨウ素、セシウム等)が出た。
•格納容器の圧力を下げることと、水素ガスは、濃度が約4%を越えると爆発・燃焼するので、格納容器を壊さないために格納容器内のガスを排気した。その結果、格納容器の内部に溜まった核分裂生成物(放射能)の一部が環境に放出された。
•格納容器内の水素ガスが原子炉建屋の上部にも溜まり、濃度が高くなって、爆発したため破壊した。なぜ、格納容器の水素が原子炉建屋に移動したのかは不明。
•2号機のサプレッションチェンバで爆発、格納容器の圧力低下(3気圧⇒1気圧)。一部、閉じ込め機能が破れた可能性あり。

1号機~3号機での事象と取組み •圧力容器内の水位が十分に確保できないため、燃料の一部はむき出しになり、Zr-水反応により、水素ガスが発生し、水蒸気、ガス状のFPと一緒に格納容器へ移行。
•格納容器内の圧力が上昇し、かつ水素ガスが充満し、格納容器の破壊を防ぐため、容器内のガスを排気。
•排気あるいは格納容器の一部破壊に伴って、ガス状、あるいは微粒子状の核分裂生成物が環境へ放出(Kr-85、|-131、Cs136/134等)


格納容器の現状の健全性を破壊しないように、水素ガスの蓄積、水蒸気による圧力上昇を制御しつつ、圧力容器の圧力を下げ、容器内に十分な冷却水を注入し、100℃以下の冷態停止にすること。

さらに、燃料の冷却は継続する必要があり、そのためには、通常の冷却システムを早急に復帰させることが必要となる。

3号機、4号機の使用済燃料プールで起った事象 •原子炉建屋の最上階にある使用済燃料プール(水深約12-13m)の冷却機能が停止したため、崩壊熱によって冷却水が温められ、蒸発。
•水位が低下したため、放射線の遮蔽効果が減少し、スカイシャイン等により周辺の線量率が増加。


使用済燃料が空気中にむき出しになると、Zr-水反応により、発熱とともに水素が発生。さらに、水がなくなるとZr-空気反応により、温度が急上昇し、燃料被覆管、ウラン燃料が溶け、燃料中のFP'sが放出され、重大な汚染が生じることになる。

従って、プール水が減り、燃料がむき出しになることは絶対に避けなければいけないため、現地では、ヘリや放水車を使っての水の補給をトライ。

仮に、こうした方法で水の補給ができても、SFプールの水は、循環・冷却を継続することが必要であり、本来のシステムを復旧させることが必要である。

課題1:住民(国民)に対する情報提示

各所でモニタリングされた放射線量(核種)、及びSPEEDIによる評価の公表

SPEEDIによる

⇒これまで放出された放射能の分布と被曝線量の評価

⇒今後、予想される最悪の事態が起った場合の放射能の分布と被曝線量を住民に提示し、避難、退避の理解を求めるべき
最悪の事態
1.格納容器の大規模な破壊による環境への放射能の放出(水素爆発を起こさないこと)
2.使用済燃料プールの水の補給に失敗すること(水の補給は、緊急を要する)

課題2:日本全体の知恵と能力の活用

現在の状況は極めて深刻である。東電、原子力・安全保安院だけでは解決が不可能である。国の全ての知恵と能力を結集することが必要である。

各省、各政府機関、研究機関、民間、専門家の能力が一元的に機能していない。政府は、あらゆる知恵と能力を活用できる体制を早急に構築し、緊急事態に対処すべき。

Mitigation策については、保安院+東電が主導しているか、官邸が主導しているのか、ともかく安全委員会は蚊帳の外のようですので、安全委員会に向けて働きかけても効果が無いようです。先ほどS教授から電話があり、この点について似たような話になりました。
保安院がMitigation策を主導しているのかも知れないが、声を届けようにもパスが開いていない、もともと役には立だないと思われていたJNESはまったく何もしていないらしいし、JAEAの専門家の声はどこにも届いていないのではないかと言われました。

水蒸気爆発を懸念してSFプールヘの放水を躊躇っていたという報道がありましたが、水蒸気爆発なんて100%有り得ず、判断によっているどこかにとんでもない人々が噛んでいるとしか思えません。



以上はロコスケの独断と偏見で抜粋しました。

繰り返します。

以上のレポートは事故の1週間後に作成されたものです。

SPEEDIの記述もありますが、僕らがSPEEDIの存在を知ったのは5月ごろであった筈です。原子力村への怒りは増すばかりです。










東京都の尖閣上陸容認へ向かい始める

2012-08-01 17:10:19 | Weblog
東京都の尖閣上陸容認へ

ロコスケです。

先日の尖閣の地権者の弟さんへの国の購入打診で、購入できるめどが立たないと

結果として国が認めざるを得ないと判断したものと思われます。

政府の交渉担当は、官房長官を中心として副官房長官と首相補佐官であります。

しかし、僕が思うに交渉担当能力がないと断言せざるを得ません

根拠は二つあります

東京都の土地の測量の為の上陸を認めたくないならば、国が替わりに測量すれば

済むことなのです。


土地家屋調査士に測量さして表示登記すれば済むことであります。

地権者がそれを拒む要因はありません。

そういう選択肢があるのに気がつかない。

それと政府関係者以外の上陸を禁じているのは、民間人を対象としている筈で

あります。


だから、東京都の上陸許可申請は、公務員の上陸であるから、それ程に

面子にこだわる必要はない筈でしょう。

放送局よ、弱気になるな

2012-08-01 15:10:52 | Weblog
脱原発報道のラジオ番組打ち切り検討 毎日放送(朝日新聞) - goo ニュース

ロコスケです。

国会前で数十万人規模の集会が毎週行われております。

これは自然な集まりで主催者はいないので、警察も取り締まりは

出来ません。


政府としても代表者不在の集会に対して対話や交渉が出来ずに

あせっている
んでしょうね。

そういう背景の中で、間接的に原発集会を煽っているのではないかと

放送局が及び腰になっているのではないかと推察
します。

調べましたが電力会社が少なくても上位10位までには入ってないし

あとはスポンサーの意向があるかもしれませんが、堅調な聴取率もあり、

番組は続行すべきでしょう。


打ち切る場合は、なぜ打ち切りに至ったのか、釈明して疑惑をはらすべきだと思う。