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「ザ・ビートルズ/LET IT BE」50周年〜50年後の後追いビートルズ最終回?(その2)

2020年05月10日 | ザ・ビートルズ
 Let It Beのアルバムはイギリス発売が1970年5月8日である。写真集付きのボックス・セットとして高額でのリリースだったがトータル6週第1位を獲得。同年6月5日日本でも発売。私はこれを友人宅で目撃、写真集を見せてもらった記憶がある。国内盤の通常のLPは71年2月に発売。自分はいつ買ったのか覚えていないが、それは瓢箪帯に加えて「アカデミー賞受賞レコード」の金地赤文字帯がついたダークアップルレーベルのものである(AP-80189 A面YEX-773 8S5 B面 YEX-774 6S6)。ちなみに、アカデミー賞とは映画LET IT BE のタイトル曲に対し編曲・歌曲賞が授与されたそう。さらにはグラミー賞の映画音楽賞も受賞したそうだ。
    
    

 後年、札幌狸小路の中古レコード店フレッシュ・エアーさんにてボックスセットで発売されたシングルジャケット版のLP(AP-9009)を購入。ダークアップルレーベルで歌詞カード、黒インサート付き。プレス番号の最初の6桁は通常盤と同じだが、その後の番号はA面が2S、B面が1Sと読める。全体的にチリノイズが多く、後のプレスよりおとなし目の音だが、音量を上げると厚みのある音に変化する。手軽な値段で、これは良い買い物だった。
    

 アルバムとしてのLet It Beは最初は地味な印象だったが、聴き込むとなかなか味わい深い。その味のあるところが結局は好きなのだ、と今回理解した。だが、実際にはかなりの編集・加味がなされていたこともNakedを聞いて納得。ロング・アンドワインディング・ロードは日米でシングルカットされ、ビートルズの終焉にふさわしい曲と思うが、ご承知のようにストリングスが加味されたことにポールが激怒したという。夢弦サウンドが好きな私はとても良いと思うが、初心に帰ろう、とバンド・サウンドを志向した当時の状況では当然受け入れられなかったのだろう。今更ながら恐るべしフィル・スペクター、である。

 さて、映画版のLet It Beは多分リバイバル上映の時に見たと思う。期待して行ったはずが見ていて気持ちが暗くなったことは覚えている。メンバーが言い合いをしていたり全体的な雰囲気も明るいものではなかった。(ただ、後半のルーフトップ・ライブは良かったが。)それ故この後にあの完成度の高いアビーロードを作ったと後に知って驚いたものだ。

 2013年から続いた「50年後の後追いビートルズ」、50年前のアルバムのリリースと同じ日にオリジナルアルバムを聴くという試みをしてきたが、とうとう終わってしまった。振り返ると、偉大なビートルズもレコードを出してからの活動期間はそんなに長くなかったのだなと思う。にもかかわらず様々に取り上げられ未だに語られる。何て素晴らしいバンドだったのかと改めて感じている。彼らの音楽はこれからも私の人生を満たしてくれる一助となるだろう。ありがとう、ザ・ビートルズ!

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