ヒロヒコの "My Treasure Box"

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50年後のザ・ビートルズ追体験〜6月1日は「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」

2017年06月01日 | ザ・ビートルズ
 50年前の1967年6月1日、本アルバムが発表された。ビートルズとしては8枚目のオリジナルアルバムであると同時に、その後のロック・ミュージック界に大きな影響を与えた重要作でもある。その特色として北海道新聞5月24日夕刊記事では、「コンセプトアルバムの先駆けで、最初のタイトル曲から最後のA DAY IN THE LIFEまでを一つの物語として完結させている…」、「当時としては異例の約5ヶ月間をかけ録音、音を何重にも重ねたり効果音を多用、インド音楽を組み合わせた実験的なサウンド…」と紹介。さらに、「レコード・コレクターズ増刊THE BEATLES MATERIAL」によると、「切り抜きのオマケや専用の内袋が封入されていたことに加え、ジャケットの裏側に全ての曲の歌詞が印刷されたことも楽譜販売の関係から大英断の行為であった。そして全世界で同一内容とジャケットで発売することになったのも大きな変化である。アルバムをトータルな作品として認めさせたのだ。これがきっかけでロック・アーティストという概念が広がっていったのである。」これらは今では当然のことに思われるだろうが、だからこそ音楽産業の歴史の一つをビートルズはつくったとも言えるだろう。そういえば、シングルカットした曲が一つもないこともトータル・アルバムとしての存在を誇示しているようだ。

 さて、私は単純にこのアルバムが好きだ。何と言っても曲が良い。当初は本当にライブ録音だと思っていた1曲目タイトル曲から2曲目WITH A HELP FROM MY FRIENDへの繋がり、不思議な感覚にさせるFIXING A HOLE、 ハープやストリングスが美しいSHE’S LEAVING HOME など、特にポールの書いた曲が気に入っているが、どの曲も思い出深い。ビートルズを知り始めた頃、ラジオからカセットテープに録音したこれらの曲を何度も何度も聴いたものだ。

 手元にあるレコードはいつのまにか5種類も。50年後の追いかけなので、LP盤で聴くのが鉄則。今回はモノラル盤とステレオ盤の両方に針を落とす。両者でミックスされた「音」が違っているからだ。中学生の頃私が最初に買ったのがステレオのスペイン盤。国内盤ではなく輸入盤に目が行ったのはなぜなのか、全然覚えていないのだが(こちらで紹介済み)、長らくこれが愛聴盤となった。
     
     
     

 このアルバムについて何か書こうとしたら、なかなか言葉が見つからない。今日はじっくり聴くことだけに専念しよう。

 50年後の追っかけビートルズ、次は11月27日のMagical Mystery Tourである。

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