ヒロヒコの "My Treasure Box"

宅録、DAW、ギター、プログレ、ビートルズ、映画音楽など趣味の四方山話

ザ・ビートルズのモノLPボックスのジャケットとサウンドは・・・

2014年09月16日 | ザ・ビートルズ
 手元にあるwith the beatlesのモノラル英国盤と比較してみた。まずジャケットの作りは写真のとおり、折り目が外に出ているのが今回のモノLP。表面は光沢があるがこの裏面は光沢なしのマット加工。作品名で言うとA HARD DAY’S NIGHT, RUBBER SOUL, REVOLVERが同じような作りで、PLEASE PLEASE MEは裏面もうっすらと加工がなされている。この辺は多分オリジナルに忠実な作りとされているのでこだわりが感じられる。さらにBeatles For Saleは、リマスターのステレオLPの米国盤は一般的なダブルジャケットだったが、こちらは見開きの内側にレコードを収納するタイプ。また、MAGICAL MYSTERY TOURはオリジナルがアメリカ・キャピトル盤なので光沢のない厚紙での作りとなっている。

 さてサウンドの方だが、針をとおして聞くビートルズがこんなに楽しいものだとは、というのが第一印象である。英国盤のwith the beatlesがいつのプレスなのかよくわからないが、このモノLPの方が音量的にも音圧的にも迫力があると同時に何か繊細さも感じる。総じて低音から高音まできれいに鳴る感じで、耳に優しく全然疲れない。
 各アルバムに曲目が記載されたリーフレットが同封されているのだが、それにはMASTERING NOTEがあり、ご承知のとおり今回のモノLPがオリジナルのマスターテープから直接カットされたことが記載されている。すなわち、CDに向けてリマスターした音源をアナログ化した前回のステレオLPとは違い、当時のファースト・プレスと同じサウンドを体感していると言える。そのつもりで耳を傾けるからなおさら楽しめる。こうなると時間がある時に一気に聞くことにしたい、一枚ずつ、片面ずつ針を落とし手間暇をかけて。今回のモノLPはそんな楽しみ方が出来る、私に取って文句のない(いや、実際には少々高かったが)お宝である。