ヒロヒコの "My Treasure Box"

宅録、DAW、ギター、プログレ、ビートルズ、映画音楽など趣味の四方山話

思い出のプログレ・アルバム My Top 5

2012年08月29日 | プログレ
 ギターが好きで、ボサノバが好きな私はもう一つ好きなものがある。それは「プログレ」である。これだけは中学生の頃から変わらない。それまではクラシック音楽をよく聴いていたし、フランシス・レイやジョン・バリーなどの映画音楽も大好きだった。当時の洋楽や歌謡曲などのヒット・チャートものも当たり前のように聴いていた。ただ、ロックはうるさい音楽として私にとっては無縁の存在だった。それが、ある時NHK-FMのリクエスト番組でキング・クリムズンの「クリムズン・キングの宮殿」を聴いて、衝撃を受けた。この曲との出会いがその後のロック、というよりプログレッシブ・ロックに興味を抱くきっかけとなったのである。
 数多くのプログレが世に出ているので、全てを耳にしたわけではないが、当時を振り返り、「思い出深くて」好きなプログレアルバム・トップ5をあげるとすると、
1 リザード/キング・クリムズン
2 危機/イエス
3 月影の騎士/ジェネシス
4 幻の映像/PFM
5 クリムゾン・キングの宮殿/キング・クリムズン
と今日の時点ではなるだろうか。以下、タルカス(ELP)、狂気(ピンク・フロイド)、トリック・オブ・ザ・テイル(ジェネシス)、ムービング・ウェイブス(フォーカス)、ポセイドンの目覚め(キング・クリムズン)なども忘れられないアルバムだ。
 実は私にとって、自分の思い出の中にあり、感動を与えてくれたこれらのロックアルバムについて言葉で評することはなかなか難しい。現在も好きなアルバムであることは間違いないが、それには理屈ではない情緒的な部分がある。反面、言葉で自分の思いを伝えることは、とても大切だとも思う。なので、自分に対する訓練として上位の5枚について何とか表現してみようと思う。どこまで伝えることができるのか、トライしてみよう。
 さて、このリストをバンド毎にまとめると、①キング・クリムズン×3、②ジェネシス×2、以下イエス、ELP、ピンク・フロイド、PFM、フォーカス各1。「思い出」という視点では妥当かなと思われる。なぜなら、フロイド以外は高校や大学時代のバンドでコピーし演奏したバンドばかりだから。一番多くコピーしたのはフォーカスだったろうか。高校時代のことで、私はフルートとヴォーカルを担当した。大学時代はプログレ・バンドを結成して最終的にはオリジナル曲を演奏したが、当初はジェネシス・バンドでもあった。その時は12弦ギター、フルートそしてヴォーカルだった。
 ちなみに、今の時点でのお薦めは、何といってもスティーブ・ハケットである。初期のアルバムも良かったが、最近の彼の精力的な活動の中でリリースするアルバムはプログレの王道プラス・アルファという感じで、とても安心して聴くことができる。未聴だがクリス・スクワイアーとのユニット・アルバムA LIFE WITHIN A DAY / SQUACKETT は5.1サラウンド・バージョンもあって注目している。