蝉にも・・・

蝉の抜け殻をみつけて、少し前、ご紹介しましたが

先日、我が家の庭で、ちょっと、普通と違うものを見つけました

木の枝に、いくつも残されている蝉の抜け殻・・・

まあ～、いつの間にこんなに沢山・・・？と思ってみたら・・・

ある一つを見て、ドキッとしました


それは・・・抜け殻になれなかった抜け殻

つまり、蝉が、背中から抜け出す途中で、そのままになっていたのです

他が皆、茶色くなっているのに

そこだけは、白くうっすらと緑色をまじえた色のままでした

目は、それでも黒くなりかかっていて

キラッと光りを帯びているようでしたが

すでに、固まって、命は途切れていました

まさに、殻の背中をわって、これから、大空に飛び立とうという時に

何があったのかわかりませんが

そこで、力尽きてしまったのでしょう

何年もの間、地中にじっとしていて

やっと、という時に、木の枝につかまって、這い出そうとして・・・

なんだか、可哀そうで、たまらなく愛おしくて

タカが蝉の事なんだけど、涙が出ました


でも、きっと、自然界では、このような事は、沢山あるのでしょうね

私が知らなかっただけなんですね


やっぱり、この世に生を得るって、大変な事なんだわ

蝉だって、最後の最後で、こんな事になってしまうんだもの・・・


なんだか気の毒で、写真を撮れなかった私です


次は、元気に生まれて来るんだよ

青空の下で、太い幹にとまって、

ミ～～～～ン　ミ～～～～～～～～～～ンってなくんだよ