久喜の六花舎設計 家づくりイズム

埼玉県久喜市で注文住宅を建てる六花舎設計のブログです。
当社の家づくりへの考え方を更新しています。

六花舎設計のスタッフ募集


▲埼玉県久喜市の注文住宅 六花舎設計の企画営業・施工管理等の人材募集

大人の平屋~シニア世代のための終の棲家

2021-03-31 18:41:14 | 注文住宅日記

本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます、

埼玉県久喜市にある注文住宅 六花舎設計の櫻井です。

 

3月も終わり、だいぶ暖かくなってきましたね。

六花舎設計がある久喜市も桜がきれいに咲いていました。

花粉症の方もそろそろ落ち着いてきますでしょうか。

春は植物も元気になってきたり、新一年生の姿を見たり、気持ちが晴れやかになりますね。

 

 

大人の平屋

本日ご紹介するのは、「大人の平屋」。

実は今年1月~3月の六花舎設計ホームページで一番よく見られている施工事例が

「シニア世代のための平屋建て住宅・終の棲家/久喜市」

なんです。

 

↓こちらの家です。

シニア世代のための平屋建て住宅

 

昨年からの新型コロナの影響で、家で過ごされる時間が多くなっていることもあるせいか、

家づくりを検討される時間が増えているようです。

 

 

平屋建て住宅は、お子さまが独立されゆっくりと老後を過ごしたい、というご夫婦に特に人気です。

2階への上り下りがないので、足腰に負担がかかりませんし、掃除も楽ですね。

 

こちらのお宅はご高齢のご夫婦と息子さんの3人で住む家ですが、

住んでいた家が古く使い勝手も悪く、夏暑くて冬寒いという状態になっていたため、建て替えにするか、リフォームするかで悩まれていました。

 

ご要望は、3点でした。

「もともと住んでいた家が、夏は暑くて冬は寒いお家だったので、快適に過ごせるようにしたい。」

「足腰が弱くなってきているので、段差や階段がつらいため、平屋建てのバリアフリーの家に住みたい。」

「高齢で費用面で厳しいため、限られた予算内に納めたい。」

 

 

大人だから、ヒートショックを予防する家

高齢になってくると家の中で心配なのが、ヒートショックによる失神や心筋梗塞、脳梗塞。

これは高気密高断熱住宅にすることで対策できます。

こちらの家はどんな断熱をしたかと言うと、発泡ウレタンによる充填断熱です。

発泡ウレタンは、詰め込む部位のカタチに合わせて隅々までいきわたるので隙間ができにくく、家の中全体の温度がわりと均一になりやすいです。

だからヒートショックの予防に効果的なのです。

 

 

大人だから、地震時は自分で逃げられる家

ご高齢なお客様の場合、考えておかなくてはいけないのは万が一の災害時に命を守る方法です。

例えば、大きな地震を考えたときに「逃げるまでに時間がかかる」「逃げられない」ことを想定しておくが大切です。

そこで今回は、地震対策として耐震パネルで地震の揺れを面で支え、「倒れない家」をご提案しました。

これで「家にいること」=(イコール)「避難」

になります。

 

若いご家族ですと、レクリエーションも考えて屋上を遊び場と万一の避難場所、として家づくりをすることもあります。

大人の方は、いかに動かなくても安全にいられるかを考えてご提案しています。

 

 

大人だから、畳の空間を

二間続きの和室

 

近年は、畳がない家も増えましたね。

でもやっぱり畳文化の中で育ってきた大人は、畳があるとなぜか安心する、とおっしゃる方が多いです。

こちらのお宅は25坪ほどの広さですが、その中に旅館のような二間続きの和室を設置しました。

お友だちを呼ぶときは二間続きで、個別で使いたいときは一間で、など昔ながらの和室の使い勝手を堪能いただけます。

 

 

大人同士でお話しましょう

気が付けば、私も60歳を少し超えて、娘たちも立派な大人です。

家づくりには、そのご家族の過去・現在・未来が詰め込まれます。

これからの何十年を新しく楽しんでいける基礎づくりを一緒にしてきましょう。

まずは、たくさんお話しましょう。

 

 


久喜市の注文住宅 六花舎設計
〒346-0004 埼玉県久喜市南5-6-16
TEL 0480-22-5500

 

 


六花舎設計の会社案内をつくりました

2021-03-01 10:02:57 | 注文住宅日記
本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます、

埼玉県久喜市にある注文住宅 六花舎設計の櫻井です。

 
2月は、とても寒いときがあったり妙にあたたかい日があったりして、変な気温でしたね。
 
いよいよ年度末を迎えます。
 
みなさまもお忙しい時期になるかと思いますが、これからあたたかくなってきますし、元気にいきましょう!
 
 
 
さて、六花舎設計は今年の11月で31年目となります。
 
そこで新しく、会社案内をつくりました。
 
最終チェックが終わり、印刷をかけているところですので、出来上がりが楽しみです。
 
こちらは、お問い合わせいただいた方や、お会いできた方にプレゼントしておりますので、ご興味ある方はお声かけください。
 
 
 
本日は会社案内の作品集から、施工事例をご紹介します。
 
 
ご紹介するのは、
「田舎暮らしの土間のある家」。
 
 
田舎暮らしの土間のある家
 
 
思いっきり田舎くらいをしたいという夢を叶えた住宅です。
 
こちらのお施主様は、埼玉県のとある駅近のマンションのお住まいのご夫婦です。
 
神社仏閣めぐりが大好きなご夫婦で、愛犬2匹と暮らす土間、ロフトがある家をご希望でした。
 
 
 
玄関土間から玄関ホール、土間キッチン、リビング、寝室へと和の空間が連続します。
 
ロフトから見るキッチン土間
 
古きよき日本家屋のたたずまいです。
 
昔風の土間を好むお施主様は、あえて玄関スペースもオープンにしました。
 
ですので、厳密には「玄関」ではなく「土間スペース」が玄関となっていて、ここから出入りします。
 
キッチンの板張りもやすらぎを感じますね。
 
 
 
 
キッチンから見たロフトへの入り口
 
 
キッチンからは市松模様に配置した畳とロフトへの入り口のはしごが見えます。
 
はしごは普段は正面奥の壁に立て掛けてあり、使うときに写真のように配置します。
 
 
 
ロフトの様子
 
ロフトに上がるとこんな感じ。
 
収納にご利用いただけることはもちろんですが、なんだかワクワクしますね。
 
 
 
 
無垢の木の香りが漂う寝室
 
屋内は、無垢の木の良い香りがします。
 
無垢の木は、見いているだけでも癒されるのももちろんですし、木の香りの成分が人を癒す作用があります。

時間の経過とともに木肌も艶を増し、落ち着きのある飴色の色調になるでしょう。
 
 
 
六花舎設計では、久喜市という場所がらか、田舎暮らしがしたくて土間のある家がほしい!というお客様がいらっしゃいます。
 
他にも土間のある家の事例もありますので、会社案内を手に取っていただいて、じっくり眺めていただけたら嬉しいです。
 
 
 

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2050年カーボンニュートラル

2021-01-29 18:33:22 | 注文住宅日記
画像:寒い冬
あたたくしてお過ごしください

本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます、

埼玉県久喜市にある注文住宅 六花舎設計の櫻井です。

 

1月は穏やかに暖かい日もあれば、冬の嵐のような日もありましたね。

みなさま体調を崩されないようにあたたかくしてお過ごしください。

 

|2050年カーボンニュートラル

さて、「2050年カーボンニュートラル」という言葉を聞いたことはありますか?

カーボンニュートラルとは、地球上の炭素(カーボン)の総量に変動をきたさないように、

排出するCO2と吸収するCO2を同じ量にしてゼロにするというものです。

 

地球温暖化防止対策として、

「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにして、脱炭素社会の実現を目指す」

これが2050年カーボンニュートラルです。

 

これにより、日本も2030年代半ばにガソリン車販売禁止、

すなわち電気自動車への転換の方向へという話も出ていますね。

 

住宅においては

・2030年頃を目安にこれから建てる新築住宅がほとんどZEH住宅

・2050年前後を目安に、建っている住宅のほとんどがZEH住宅

となるということが目標になっています。

 

ZEH住宅はだいぶご存知の方が多くなってきました。

断熱性の高い省エネルギーの住宅に、太陽光発電を導入することで、

年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロの住宅です。

※当社はZEH住宅5つ星ビルダーです

 

 

|今後の家づくりの未来は?

住宅・建築物産業/次世代型太陽光産業の成長戦略工程表によると、

2050年カーボンニュートラルに向けて、まずZEHの普及拡大を進め、同時にZEHマンションの実証、省エネ住宅の普及・断熱性を向上させるリフォームの拡大が進みます。

その後、2025年ごろを目安に更なる規制の強化がされます。→住宅トップランナー基準のZEH相当が水準化されます。

そして2040年頃までに太陽光発電等の再生エネルギー導入を促す制度が整備される予定です。

 

 

|当社がZEH住宅をおすすめする理由

当社では新築住宅はご予算が許す限り、ZEH住宅をお勧めしています。

カーボンニュートラルのような世の中の動きがあるのはもちろんですが、

毎日帰って生活する家ですから、体に負担をかけず、居心地の良い家に住んでほしいからです。

 

そして、利用できる補助金を都度お勧めしています。

2020年は地域型住宅グリーン化事業の申請補助金利用住宅が5軒ありました。

こちらのお施主様もその対象となり⼤変喜んでいただけました。

申請対象となった家の施工事例はこちら

完成見学会も開かせていただいて、その節は大変ありがとうございました。

 

また、お客様のおかげで六花舎設計は

ZEH住宅 5つ星ビルダーかつ、BELS認定は最高水準の5つ星をいただいています。

(BELSは 一般社団法人住宅性能評価・表示協会による建築物省エネルギー性能表示制度です)

 

 

あたたかくて、家族みんなにやさしい家づくり。

世の中、いろいろなことが起きていますが、家づくりにおいては住む人の体や心の健康につながる方向になっていて嬉しいです。

 

 

|これからはエネルギーを創る家

そうそう、カーボンニュートラルの話に戻りましょう。

記事冒頭でも書きましたように、カーボンニュートラルは「排出するCO2と吸収するCO2を同じ量にしてゼロにする」という考え方です。

 

今までは省エネということがよく言われてきました。

そして、2050年に向かっては創エネが話題になってきそうです。

 

エネルギーを自ら作り出す家です。

例えばちょっと聞いた話なのですが、日中光を浴びたカーテンが自動で開閉できるくらいの電気をつくるという話もあるそうです。

 

家が自分で発電してくれたら、電気自動車で家で充電すればよいですし、災害のときも自家発電できるなど、暮らし方がぐっと変わりそうですね。

 

家づくりの研究に終わりはないです。

ワクワクしながら2050年カーボンニュートラルに向かって、家づくりも進化していきたいと思います。

 

ちなみに六花舎設計のモデルハウスはもちろんZEH住宅です。

ご興味のある方は、見学にいらしてみてください!

こちらからモデルハウスの見学予約ができます。

 

 


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本年も大変お世話になりました

2020-12-31 12:18:43 | 注文住宅日記

本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます、
埼玉県久喜市にある注文住宅 六花舎設計の櫻井です。

 

2020年もいよいよ最終日となりました。

 

今年は新型コロナ感染症で、働き方や暮らし方が大きく変わった方も多い1年でしたね。

 

出かけるときはマスクをして、どこかお店に入るときには検温、アルコール消毒など

今までなかったことが当たり前に行われるようになりました。

生活様式の変化です。

 

 

六花舎設計は1990年に設立されたため、2020年は30年目の節目でした。

大きな出来事としては、

全館空調のモデルハウスができたことです。

 

こちらのモデルハウスには、コロナ禍の中、たくさんの方にご来場いただき、

大変ありがとうございました。

 

今年は生活様式の変化ということで、

「テレワーク」が大きく話題になりましたね。

 

当社のモデルハウスは、偶然にもコロナの前からファミリースペースという机や収納があるスペースを用意していたので、

これがテレワークスペースにぴったりの場所となりました。

 

お問い合わせいただくお客様の中にも、テレワークの時間が多くなったため、

少し都心から離れた場所に土地を購入し、家づくりを検討している方も聞くようになりました。

 

テレワークを意識していたわけではありませんが、

ご主人の書斎や、お子様の勉強スペース、奥様の趣味スペースなどにご利用いただけるスペースを間取りの中に組み込んでおくことは、生活様式の変化に柔軟に合わせられることを実感した次第です。

 

私は間取りプランを作成するとき、そのご家族がよりストレスなく、より楽しく、家にいる時間をいかに楽しんでいただけるかに焦点を当てています。

プラン作成をしながら、こうしたらこう便利に感じてくださるかな、こうしたら良い意味でビックリしていただけるかな、などそんなことを考えていると思わず夢中になってしまいます。

 

「本当に使いやすいです。桜井さんがアドバイスくださったとおりにしてみたら、家族みんなが便利を感じたり、思わむくつろぎの時間を取れるとか言われて驚いています」

「ちょっとしたスペースが実はとても便利なことが分かりました。突然の来客のときには、雑然としたものはそこへ放り投げておけますし(^.^)」

 

できたプランをご提案し、まずその場で喜んでいただいて、さらに完成した家でお住まいになって少し経ってからこんなことを言っていただけると、やっぱり家づくりは楽しいなぁと思います。

 

 

それでは今年も本当にお世話になりました。

来年もご家族が楽しく住まえる住宅をご提案してまいります。

みなさま、良い年をお迎えください。

 

 


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六花舎設計の家づくりイズムとは

2020-11-27 22:19:59 | 注文住宅日記

本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます、
埼玉県久喜市にある注文住宅 六花舎設計の櫻井です。

 

少しずつ冬の足音が聞こえてきていますね。

みなさま体調はいかがでしょうか。

 

コロナもまた広がっていますが、私の周りでは季節の変わり目で偏頭痛がするとか、だるさが取れないとか、そんな体調を聞きます。

どうぞご自愛ください。

 

本日のお題は、「六花舎設計の家づくりイズムとは」

としてみました。

 

とはいえ、このブログで書いていることそのものがズバリ「六花舎設計の家づくりイズム」です。

 

ちょっと箇条書きにしてみようと思います。

 

あたたかい家
あたたかい家

1.高気密高断熱で冬あたたかく、夏涼しい家をつくっている

2.高気密高断熱はもちろんですが、実は遮熱で家の性能はもっと上がる

 (六花舎設計は「遮熱」からはじまっていることがポイント)

3.ご家族の生活を考えて、みんなで仲良く暮らせる柔軟なプランを提案する

 

六花舎設計の家づくりイズムと言えば、この3つです。

 

 

1.2.の性能に関しては、ある程度ハウスメーカーさんやZEH対応の工務店なら可能です。

ですが、ハウスメーカーさんだとどうしても費用がかかってしまいますし、ある程度規格が決まっているので、3.の柔軟なプランというは難しい場合が多いようです。

また、ZEH対応の工務店といえども実際に建てた実績のある工務店は昨年の時点で50%と言われているので、工務店選びも難しいかもしれませんね。

 

私のこだわりは、性能は確保されていることが基盤にあって、かつご家族がみんなで仲良く楽しく暮らせる家です。

 

「みんなで仲良く楽しく」というのは、決して家族団らんをいつもしているとか、来客が多くていつも賑やかとか、そのようなことではありません。

ご家族といえど、自分一人になれる空間は大切ですし、またそこまで一人になりたいというご家族でなくても、特に多世帯で住まわれるご家族など、プライバシーに配慮することはとても大切です。

そういったことを踏まえて、ストレスが最小限で、家にいる時間を楽しんでもらえる家という意味です。

 

また、2020年は新型コロナウィルスの感染拡大により、テレワークになった方もいらっしゃいます。

そんなときは、仕事時間と家庭時間を切り分けられる家、というのも必要になってきます。

 

ご家族で家に求めるニーズとご希望はまったく違います。

テレワークできる環境がほしい、楽器をするから音が外に漏れないようにしてほしい、ワンコと一緒に家の中で済みたい、子どもが騒いでも高齢の両親が静かに休める家にしたい、、

その一つ一つを実現するプランを考えてご提供すると、プランの時点で喜んでいただけることもとても多いですが、実際に建った家に住みはじたあとに驚きを持って喜んでいただけるのが何より嬉しいです。

 

テレワークスペースのある家
テレワークスペースのある家

「住んでみたら、本当にあたたかった」

「住んでみたら、ファミリースペースが何にでも使えてすごく便利でビックリ!」

「住んでみたら、間取りのおかげで急いでいる朝もケンカしなくなった」

 

そんなお声をいただくと、ますます張り切ってしまいます。

 

私は自分でも気が付かないくらいご家族とつくっていく家づくりが大好きなようです。

これからも、驚きをプラスして喜んでいただける家づくりをしていきたいと思っています。

六花舎設計の家づくりイズム、むしろこれかもしれません。

 

 


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家づくりの歴史。六花舎設計の基本は遮熱。

2020-10-30 16:59:04 | 注文住宅日記

本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます、
埼玉県久喜市にある注文住宅 六花舎設計の櫻井です。

秋
秋の気配

 

このところ、朝・夜の気温が下がる日が多くなってきましたね。

東北では紅葉が見ごろになってきたようです。

 

みなさん、風邪など引いていませんでしょうか。

新型コロナやインフルエンザにも気を付けたい季節になってきました。

みなさんもどうぞご自愛くださいませ。

 

本日は家づくりの歴史をお話しようと思います。

 

私が家づくりをはじめた40年ほど前は、今では当たり前にも思える「高気密高断熱住宅が認められていなかった時代」でした。

でも、そんな時代から私ども六花舎設計は今で言う「耐震等級3」「省エネ=断熱等性能等級4」の家づくりをしてきました。

なぜなら、せっかく私たちが建てた家に何十年と住んでいただくのですから、夢や希望を実現するのはもちろんのこと、いつまでも住んでいて心地いいなと思っていただける家づくりをしたいからです。

 

今は高気密高断熱住宅はだいぶ浸透してきましたが、それは本当につい最近のことです。

 

 

家づくりの歴史

■高度経済成長期以前(1950年代半ばごろまで)

大工さん
大工さん

このころは、地域に根差した大工さんたちによる家づくりでした。

大工さんは棟梁に弟子入りし、技術を磨きます。

そうして建てられた家は、今でも古民家として残っているものもあります。

モノはとても良い反面、お年を召した方に家づくりの思い出を伺うと「希望があってもコワくて言えなかった」ということもあったようです。

今では、笑い話の一つです。

 

■高度経済成長期(1950年代中頃~1970年代)

東京オリンピックや大阪万博など、とても活気が時代です。

1959年(昭和34年)に大手ハウスメーカーが誕生し、住宅着工戸数はそれまでの3倍ほどにもなりました。

ハウスメーカーによる、品質の安定したプレハブ住宅が人気となったのです。

一方、このころ北海道の防寒対策として、1953年に北海道防寒住宅建設促進法ができ、防寒住宅の公庫融資支援が始まりました。

ここからグラスウールの断熱材や、アルミサッシなどが使われ始めました。

が、品質はあまりよくはなく、見えるところ見えないところの結露や雪が暖房の熱で溶けたときの雨漏りなどの問題がありました。

 

1970年代は、北海道以外の地域では断熱や気密については知られておらず、建売住宅では断熱材が入っていないことが普通でした。

今では驚きですね。当時は柱や梁が見えている真壁造りという方法が多かったです。

 

■1980年代 

1980年(昭和55年)省エネルギー法に基づく住宅の断熱性能基準「省エネ基準」が定められました。

当時、住宅の断熱材が50mmから100mmになってきましたが、やはり見えない部分での結露問題はあったようです。

また、1981(昭和56年)の新耐震設計法の制定があり、耐震基準は大きく変わりました。

このころ私は六花舎設計の前身となる会社を立ち上げて、家づくりに携わるようになっていました。

私は様々な家づくりを学ぶ中で、「遮熱」を基本とした家づくりが建物にも住まう人にも良いと考えていました。

ですから誰もやっていなかった時代ではありましたが、「遮熱」をした上で「断熱」を行い、かつ地震にも強い家づくりを目指し始めました。

 

■1990年代

家の性能について、1992年(平成4年)に新省エネ基準、1999年(平成11年)に次世代省エネ基準が定められました。

さらに1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災を経て、2000年に建築基準法の改正が行われ、さらに耐震性を向上させる規定が盛り込まれました。

こうして、1990年代からようやく省エネや高気密高断熱住宅といったものが少しずつ知られ始めるようになりました。

 

私は1990年に六花舎設計を立ち上げ、当初からそれまでに培った知識とノウハウで、遮熱を基本とした高気密高断熱・今でいう耐震等級3の家づくりを始めました。

当時はなかなか理解されないことも多かったですが、今振り返ると、この時期に家の性能にこだわってつくっていたことは間違いではなかったと胸を張って言えることが誇りです。

 

■2000年代

2003年(平成15年)には、シックハウス対策のため24時間計画換気の義務化も定められました。

覚えている方もいらっしゃるでしょうか、耐震偽装事件があったのはこのころです。

事件をきっかけに、2007年には建築確認申請・検査が厳しくなりました。

2000年代は、高性能な複層ガラスサッシや断熱材が開発され、建物が魔法瓶のように中の温度が逃げにくい構造になっていきました。

このころになると、だいぶ「家の性能」が大切だということが知られてくるようになったように思います。

 

六花舎設計は創業10年を超え、建てた住宅にお住まいいただいているお客様さまたちから、「本当にあたたかい」「体がつらくない」など、

住み続けて分かる性能について、お声をいただくようになりました。

 

■2010年以降

家の性能が大事にされ、高気密高断熱住宅が増えてきました。

家の中の温度がほぼ一定ですから、間取りもご家族に合わせて多彩になってきました。

当社では、お施主様の夢や希望に合わせて、リビングに設けたファミリースペース(テレワークやお子さまの勉強に使えます)のある家や、犬専用の部屋がある家など、ドアで仕切ることなく個々の楽しみや必要ができ、かつ家族の体温を感じられる家をご提案しています。

これも、住宅の性能が高いからできるプランです。どこにいても寒い暑いがないですから。

 

断熱+気密はよく言われていますが、「遮熱」を取り入れることで、家の性能はさらにアップします。

遮熱については「高い住宅性能。「遮熱」はしていますか?」

の記事でも書いているので、良かったら見てみてください。

 

 

本物の高性能な家に住んでほしい。

まだ住宅性能の考え方すらなかった時代に「遮熱」に出会えたことは、私の家づくり人生にとって大きな影響を与えてくれました。

六花舎設計の家づくりは「遮熱」が基本となり、歩んできました。

 

「住んだらほんとに良さが分かりました!」

お引渡し後しばらしくていただくこの言葉は本当に嬉しいです。

この言葉を聞きたくて、家づくりに奔走しているのかもしれないです。

 

家は試着はできませんが、ちょっと体感されたい方はモデルハウスもありますので、お気軽に声をかけてください。

 

家づくりは本当に楽しいです。

 


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資金計画書の内容は要チェックです

2020-09-30 10:28:13 | 注文住宅日記

本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます、
埼玉県久喜市にある注文住宅 六花舎設計の櫻井です。

 

急に秋の気配がしてきましたね。

1日の寒暖の差が激しくなりますので、体調には気を付けたいですね。

みなさまもお風邪など引かれませんように。

 

本日は見積もりと資金計画のお話。

家づくりというと、はじめに「こんな間取りに住みたい!」「こんな外観がいい!」と夢を描きますね。

そして、次は現実的に予定のご予算でどのくらい夢が実現できるかを計算する必要があります。

もちろん、ご予算でできる限りの工夫をしていくことは大前提ですが、

「いくらでどんな家が建つ」ということをすり合わせることがとても重要です。

 

 

見積もりと資金計画は違います

 

見積書の形式は各建築会社によって異なります。

家づくりについてみなさんが調べはじめると、初めに驚かれるのが

「建物本体工事」と「付帯工事」があること。

ベランダやガス工事、空調工事、窓回りなどは建物本体工事に含まれないんですね。

ここまでは、家づくりを考え始めたときにすぐにわかることなので、「それは当然知ってるよ」という方もおられるかと思います。

そして、実際にいくつか見積もりを取る段階になると、建築会社によって形式が異なるため、見比べることが大変に感じられることが多いようです。

 

実は、見積書だけでは家づくりの総額はわかりません。

見積書はあくまで、建築会社が請負う「建築工事費」のみの金額です。

ですから、家づくりの総額を把握するには、「資金計画書」を作ってもらう必要があります。

 

今は、一般的に「資金計画書」を提示する建築会社・工務店が多いですが、提示された書類が「見積書」となっているか「資金計画書」となっているか、念のため確認するとよいでしょう。

 

 

資金計画書のポイント

 

それでは、当社の資金計画書で少しご説明しますね。

六花舎設計の資金計画書

 

このような書類をもらったとき、まずみなさん総額の費用をご覧になると思います。

そして、各社からもらった書類の総額を見比べて、この会社が一番お金がかからないな、こっちの会社は高いな、という印象を持たれると思います。

もちろん、内容も見てどんな工事が入っているから高いのか、入っていないから安いのか、といった確認はされると思いますが、なぜその工事が入っているか入っていないのかまでしっかり確認して比較しましょう。

 

写真、当社の資金計画書の左側に「①本体工事」の欄があります。こちらが建物本体工事の費用です。

その下に「②付帯工事」があり、この中に給排水引込工事・ガス配管工事・冷暖房・テレビアンテナ・太陽光発電工事などが含まれます。

 

そして書類の右側、「⑦その他」があります。

建築会社によっては、「付帯工事その2」という表現で記載されている場合があります。

ここが大切なポイントです。

 

当社の場合はこの欄に「地盤改良工事」の記載があります。

建築会社によって、これがない場合もあります。

本当に頑丈な地盤ならあえて工事をする必要がない、ということももちろんあるのですが、

地盤がしっかりしていないと将来的に家の傾きからドアの開閉がうまくいかないとか、窓が開きづらいとか、不具合が出てきてそれを直すための工事が必要になってくる可能性があります。

 

ですから、家を建てる前にその地盤をしっかり改良しておくことで、長期的によけいな出費を抑えることにつながります。

資金計画書には、必ずしもこのような将来を見据えた工事が入っていないこともあるのです。

もしくは、あとから追加工事で、という形で提示される場合もあるため要注意です。

 

ですから、ぱっと見たときに費用が高く感じても、長期的メンテナンスの観点から考えると、はじめにきちんと必要な工事をしておく、ということが費用を抑えることになります。

また、はじめから必要な工事を想定して資金計画書を作成することは、そのあとのオプション費用が発生しないことにもつながります。

 

私どもは、

第1に、長期的観点からコストを抑えること

第2に、住宅建築時にオプション工事をなるべく発生させず、追加費用を極力抑えること

を視野において、資金計画をご提案しています。

 

家づくりは、多くの方は一生に1回です。

これからローンを組んで、何十年と住み続けていく我が家ですから、途中でよけいな費用がかからないようにしたいですね。

私たちは、新築したい「今」だけでなく、10年後30年後も見据えたご提案をしています。

 

 


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コロナ禍の家づくり

2020-08-31 19:21:01 | 注文住宅日記

 

本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます、
埼玉県久喜市にある注文住宅 六花舎設計の櫻井です。

 

今年は本当に異常な暑さですね。

みなさま、体調はいかがでしょうか。

熱中症にはくれぐれもかからないように、夜もきちんとエアコンを使ったり、水分や塩分を摂ったり、こまめにご自身の体をいたわってくださいね。

 

それにしても、コロナが長引いていますね。

私の周囲でも、「思ったよりも落ち着かない」「こんなに長引くとは予想していなかった」という会話があります。

 

コロナで在宅時間が多くなった今、みなさんはどんな暮らしをしていますか?

今日は、コロナ禍でも安心に、そしてストレスが最小限で楽しく暮らせる家づくりを考えたいと思います。

 

コロナ禍の家づくり 

1.感染防止

久喜市のコロナ陽性の方はそんなには多くないですが、同居のご家族が多いという話を聞きました。

家庭内感染を防ぐためには、家の中に「ウィルスを持ち込まない」ことが大切です。

これは、ある程度家づくりをするときに間取りを考えることで対策できます。

 

プラン1)玄関ですぐに手洗いができるように、玄関近くに洗面所・浴室を設置

家に帰ってきてすぐに手洗いができたり、お風呂に入ることができれば、それだけウィルスを屋内に持ち込まずにすみます。

また、小さいお子さまがいらっしゃるご家庭でしたら、玄関に入ったらすぐに手洗いという習慣づけもしやすくなりますね。

玄関すぐの浴室・洗面

 

プラン2)玄関近くにクローゼットを設置

玄関のすぐ近くにクローゼットがあれば、上着を部屋まで持ち込むことがありません。

つまり、上着の外側にウィルスが付着していても、みんなのリラックス空間には入ってこないということですね。

↓こんな感じでハンガーブラケット(ハンガーをかける棒)の位置を高くしておくと、冬場のロングコートも裾がしわしわになりません。

 お子さまが小さいうちは、低めの位置にもあると良いですね。

ハンガーブラケットの位置が高いウォークインクロゼット

 

2.家族みんなが笑顔の間取り

テレワークやオンライン授業などで在宅時間が増えたことで、ご家族と過ごす時間が増えています。

そのような中、「家族への感謝の気持ちが以前より高まった人は5割以上」「パートナーが育児に対し、協力的になったという人は3割以上」とも言われているようです。

※みんなのライフハック@DIME コロナ禍は家族の絆を深めるチャンス!?より

 

一方で「コロナ離婚」という言葉が出たり、虐待やDVが増加しているというニュースもありました。

※東洋経済 「夫婦の絆」も破壊するコロナ禍の恐ろしい作用より

 

両方とも少し前の記事ですが、これだけコロナ禍が長引いている中、良い影響もそうでない影響もあると思います。

そんなときは、家の中で仕事を集中してできる場所や一人時間を楽しめる場所を確保しておくとストレスがかかりにくいですね。

 

プラン3)テレワークスペース

モデルハウスのテレワークスペース

 

こちらは弊社モデルハウスのLDKの奥に設置されたスペースです。

↓こんな感じで少し隠れているので、地続きですがリビングとは隔たれた独立したスペースになっています。

リビングから見たテレワークスペース

 

例えばご主人の仕事時間はご主人が使って、夕食のあとはお子さまの勉強スペースに、そのあとは奥様の時間に、といった具合に時間で分けるのも生活にメリハリも出ますね。

 

 

六花舎設計の「舎」の文字は、

一つ屋根の下で家族みんなが幸せに笑顔で暮らせること

を意味しています。

 

家族みんなで家にいる時間が増えた今だからこそ、家が本物の安心の場であってほしい。

そんな願いを込めて本日のブログを書きました。

 

 


久喜市の注文住宅 六花舎設計
〒346-0004 埼玉県久喜市南5-6-16
TEL 0480-22-5500
 

家の間取りはどうやって決めていますか?

2020-07-28 16:51:29 | 注文住宅日記

本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます、
埼玉県久喜市にある注文住宅 六花舎設計の櫻井です。

 

<本日の目次>

1.わんこと暮らす屋上のある家動画

2.家の間取りはどうやって決めていますか?

 2-1.家族のライフサイクル

 2-2.「暮らし方」や「土地の形」等

3.2回目の家づくりの方へ

4.はじめての家づくりをされる方へ

 

 

1.わんこと暮らす屋上のある家動画

弊社ホームページでは、「わんこと暮らす屋上のある家」の動画はもうご覧いただけましたか?

せっかくなので、こちらのブログでもご紹介しますね!

 

こちらのお宅はわんこ2匹と暮らすご夫婦のご希望を最大限に生かすよう空間設計しました。

広い土間からはご夫婦のLDKへの入り口と、わんちゃんが浴室で汚れを落として、専用のお部屋に直結できる入り口の2つがあります。

屋上は360度見渡せる開放感あふれる場所です。いつもはバーベキューや花火などお楽しみいただくことができ、緊急時には一時避難場所にもなります。

 

平時には生活を楽しんでいただいて、もしもの災害時にも対応できる、安心安全な家になりました。

長く健康で毎日を過ごしていただけると嬉しいです。

 

さて、このところモデルハウスとわんこの家の話題が多かったので、ちょっと違う角度のお話を書こうと思います。

 

 

  2.家の間取りはどうやって決めていますか?

家の間取りはどうやって決めていますか?

「うちは子どもが二人だから、夫婦の寝室と合わせて3LDKの間取りがいい」

「うちは子どもたちは独立して夫婦二人だから、平屋でもいいかしら」

 

ご家族の状態によって、間取りのご要望は様々です。

私はご家族にいろいろお話を伺って間取りプランを作るのですが、

手前みそかもしれませんが作成した間取りをとても気に入っていただけることが多いです。

 

先日は、新築注文住宅をお考えのお客様に、箇条書きでいくつもご希望を書いていただき、

そこから間取りプランをご提案したところ、非常に喜んでいただけました。

 

間取りプランを考える上で大切なのは、そのご家族が今どのライフサイクルにいて、どのように暮らしていきたいかということです。

 

 

■家族のライフサイクル

家族のライフサイクルは一般にこんな段階があります。

----------------------------------

1.新婚の時代

2.第一子の誕生、育児期

3.子どもが学童期

4.子どもが10代の時代

5.子どもが巣立つ時期

6.加齢と配偶者の死の時期

----------------------------------

 

あなたは今、どの段階ですか?

六花舎設計のお客様は、2~3.の段階のお子様が割合小さいご家族と、5~6.のお子様がもう巣立たれたあとのご夫婦、といった

2つの段階のお客様に分かれる傾向があります。

 

家づくりをするご家族の段階は、やはり2~3.のお子様が生まれてまだ小さいうち、という方がとても多いですね。

もちろんご家族の段階によって、ある程度ご提案するプランには傾向があります。

例えば、お子様2人が小さいうちは大きな部屋1つで広々スペースの遊び場を用意しておく、そしてお子様が学童期に入ってきてお年頃になってきたら

その部屋を2つに仕切って、兄弟それぞれの個室にする、というプランもありますね。

 

 

■「暮らし方」や「土地の形」など

しかしそれだけでは本当にご家族にあった間取りにはなりません。

ご家族には「暮らし方」があるからです。

わんこの家のお客様のように、大事な家族のわんことずっと一緒に暮らしたいご家族には、わんこ専用の部屋を、音楽をされている方には防音室を、

プライバシーにより配慮したい方には窓の位置をあらかじめ考える、

など、ご家族によって「暮らし方」は様々です。

 

さらにそこに

「土地の形」「土地の向き」「ご予算」等

といった内容が入ってきます。

 

これらをすべて網羅した上で作成した間取りプランは、「他社さんでこんな提案はもらいませんでした!」といった

お声をいただくことも多いです。

 

そのご家族に最もふさわしい間取りプランは、ご家族のステージやご希望以外に

ご自身たちでも表層では気づいていない、でも実際に住んでみてからわかる隠れたご要望を読み解いて作成する必要があると思っています。

そのため、間取りプランを作成するためには多くの情報が必要です。

ぜひご希望やどんな風に暮らしていきたいか、こんなこと言ったら変かな、と思われることでも、おっしゃってみてください。

 

 

2回目の家づくりをされる方へ

当社では、2回目の家づくりの方がお客様全体の3割いらっしゃいます。

ライフサイクルでいうところの5~6.の段階のお客様です。

 

2回目の家づくりのお客様ですと一度家づくりをご経験されているため、家づくりの良し悪しと言いますか、判断の基準をしっかりお持ちだなということを感じます。

そのようなお客様にはより一層、作成した間取りプランをお喜びいただくことが多いです。

 

私は今、5.の「子どもたちが巣立ちの時期」です。

同世代の方には、同時代人として家づくりを伴走させていただき、お互いに楽しい人生を過ごしたいと思います。

 

 

はじめての家づくりをされる方へ

何事も初めてのことは何から手を付けてよいかわからないですね。

このブログ記事のようにご準備された土地や資金もご希望の間取りプランの実現に影響します。

土地や資金によってただ「これは夢の実現は難しいですね」ではなく、

「こんな風にできますよ」といったご提案をしてきました。

これから子育てを頑張っていく世代の方には、住宅のプロとして家づくりをサポートさせていただければ嬉しいです。

 

はじめての家づくりの方も、2回目の家づくりのかたも、楽しみながら家づくりをしていきましょう。

 

 


 

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高気密高断熱住宅をつくる理由

2020-06-29 17:20:04 | 注文住宅日記

本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます、
埼玉県久喜市にある注文住宅 六花舎設計の櫻井です。

ついにモデルハウスの動画が完成しました!

 

六花舎設計ホームページでもご紹介しておりますが、こちらにもご紹介いたします↓

 

全館空調で、真夏の暑さ・湿気を感じない家

モデルハウスの動画はいかがでしたか?

雰囲気はなんとなく感じていただけたかと思います。

 

テレワークにも使えるファミリースペース

 

間取りとしては、ファミリーステーションが工夫ポイントです。

これからの時代、在宅でのお仕事・テレワーク、という方も多いと思いますので、そんな方にもご利用いただける空間になっています。

 

モデルハウスは、「全館空調で家の中がどこでも涼しく、あたたかい」ことが機能的な特徴なのですが、こればかりは動画でお伝えしきれないのが残念です。

全館空調ですべてのお部屋の温度調整をしていて、

真夏は暑さ、そして、いや~な湿気を感じにくい

というメリットがあります。

まして、今は梅雨時。湿気に囲まれている毎日ですので、蒸し蒸しするときにモデルハウスにご来場いただくと、その快適さが体感できますよ。

 

 

気密のこだわりは、C値・Ua値

住宅、特に「高気密高断熱住宅」ですとか「高性能住宅」、

または「健康に良い家」といったことを中心に勉強されている方は聞いたことがあるかもしれません。

C値とUa値についてです。

私は、特にC値にこだわりを持ってご提案しています。

 

<C値とは>

住宅の気密性を表すC値とは、住宅の相当隙間面積のことです。

簡単に言うと「家にどれだけの隙間があるか」を表したもので、この数字が低ければ低いほど気密性が高くなります。

この気密性を高めることで、家中の温度を一定に保つ効果があります。

 

例えば、2018年時点の基準の住宅ではC値は高すぎて(隙間がありすぎて)測定不能な家が多く、

ZEHの2020年以降の基準で目安C値は1.0㎠/㎡です。

六花舎設計で作る家は、これを上回る0.6㎠/㎡以下で家づくりをしています。

 

<Ua値とは>

断熱性能を表すUa値とは、外皮平均熱貫流率のことで、「住宅の壁からどれだけ熱が逃げるのか」を表した数値です。

数値が小さいほど熱が外に逃げにくくなり、断熱性能に優れていることを示します。

断熱性能が高くなると、暖房で温められた室内の熱が逃げにくくなり、光熱費も抑えることができるので、人の体にやさしく、お財布にもやさしくなります。

数値としては、2018年時点の基準では一般住宅の平均は2.7W/㎡K、

2020年以降のZEH住宅の基準は0.6W/㎡K。

そして私たちが作る家は、更に断熱性能が高い0.5W/㎡Kを基準としています。

 

私の家づくりの経験上、特にC値にこだわることで、住宅性能は格段に上がります。

住宅性能が上がると、家の中の環境が人の体にとって負担が少なくなるので、より健康を保ちやすい空間になります。

せっかく毎日帰る我が家ですから、そこに暮らしているだけで健康を保てる空間が良いですね。

他にも空気の出入りが多い窓を工夫したり、断熱に加えて「遮熱」をすることで、更に住宅の性能は上がります。

 

全館空調で同じ室温・湿度が保たれるクローゼット

 

性能の高い高気密高断熱住宅をつくって暮らすと、

■健康を保ちやすくなる→医療費もかかりにくくなる

■冷暖房の効率が良い→高熱費も抑えられる

■冷暖房の効率がよい→温暖化ガスも抑えられる→地球にもやさしくなる

 

性能の高い住宅をつくるということは、そこに住む人にとってだけでなく、

将来この地区に住まう人々や未来に生きる人々へ、「生きやすい環境」をつないでいくことになるのではないかと思っています。

 

そういえば、なぜか当社のお客様に住宅メーカーにお勤めされた経験がある方が意外と多くいらっしゃいます。

性能の高さとコストを考えて選びました、というお声が多いように思います。

 

 

緊急事態宣言が明けたとはいえ、飲食店はテーブルが一つ飛ばしだったり、イベントもなるべく少ない人数での開催となっていますね。

当社のモデルハウスも完全予約制で、他のご家族と重ならないようにご案内しておりますので、気兼ねなく見ていただけると思います。

梅雨時、真夏は特に全館空調の高気密高断熱住宅の良さが体感できる時期ですので、ご家族そろって足をお運びいただけると嬉しいです。

 

体調を崩しやすい時期でもありますから、みなさんご自愛くださいね。

 


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3匹のわんこと暮らす高性能ZEH住宅が完成しました

2020-05-25 22:40:56 | 注文住宅日記

本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます、
埼玉県久喜市にある注文住宅 六花舎設計の櫻井です。

 

4月初旬から始まった緊急事態宣言ですが、ついに明けましたね。

とはいえ、まだまだ感染拡大防止に十分配慮して仕事をしていきます。

みなさまもモデルハウスや当社事務所に足をお運びいただく際は、できる限りの感染防止の徹底をしておりますので、ご協力いただけますと幸いです。

 

みなさんはどのようなステイホームでしたしょうか。

これだけご家族で家に長くいることは、はじめてという方もいらっしゃいましたでしょうか。

私は「家」というのはただの建物ではなく、家族の生活を包むものということを改めて自分事として実感しました。

もちろん家づくりに携わっている人間ですからふだんからそんなことばかりを考えています。

 

ステイホームの機会に改めて家族と過ごす時間を良い時間にするのも、ストレスな時間にするのも「家」であることを感じました。

家とは、家族のしあわせの器であり、その空間演出することが大切です。

同時に「安心」「安全」な場であること、私はこれらを軸に家づくりをご提供し続けていきます。

そんなことを思いました。

 

さて、お客様の素敵なお家が完成しました。

3匹のわんこと暮らす高性能ZEH住宅です。

K様邸外観

正面に見えている1階屋根の上に太陽光が乗るとZEH住宅となります。

(ZEH住宅とは、「年間の一次消費エネルギー量を概ねゼロ以下にする住宅のこと」です。太陽光発電が設置されていることも条件となります)

 

お施主様からは

「絶対に屋上がほしい!」

とご要望をいただき、2階の上は全て屋上のつくりになりました。

屋上の様子

↑こちらは、屋上の出入り口です。

L字型に広がる屋上が伝わりますか?

ここからの眺めはとても素晴らしく、夏は花火を見たりバーベキューをしたり、一緒に暮らすわんこも喜びそうです。

そして屋上は楽しむだけでなく、洪水などの災害時に一時緊急避難場所にもなります。

ふだんは楽しめる空間が非常時には一時避難所として機能する、これから家づくりをされる方にもぜひ取り入れてほしいと思っています。

※自宅避難できる住宅についてはこちらのブログの「家は命を守るもの」でも書いていますので、良かったら見てみてください。

 

では、せっかくなので屋上から2階へ降りてみましょう。

2階踊り場からの吹き抜け

ちょっと分かりにくいかもしれませんが、2階から見える吹き抜けです。

ログハウスのような木の雰囲気がオシャレです。

下(1階のLDK)から見上げると、、ダウンライトがやさしくダイニングを照らしています。

1階LDKから吹き抜けを見上げる

動画だともっとよく分かりますので、こちらも動画が完成したらお知らせしますね!

 

そして、LDK。

レンガ調のテレビボードがアクセントとなって、カントリー調の室内を彩っています。

1階LDKリビングからキッチンを見る

LDKの奥には、ご家族がくつろぐスペースとわんこたちの専用のお部屋があります。

1階居室

わんこたちと住む家ですので、玄関は広い土間、そして土間からまっすぐ浴室に行けてわんこの部屋にも行けるという動線を描いています。

それも特徴ですが、さらに!

↓こちらをご覧ください!

お施主様ご希望の横向きコンセント

横向きのコンセント!

これはお施主様のご希望なのです。

コンセントが横向きなので、差し込みプラグがたるまなないからということで、この設置の仕方をご希望されました。

これには私もなるほど!と思いました。みなさんも取り入れられるとよいかもしれませんね。

 

見どころたくさんの「わんこと暮らす高性能ZEH住宅」の動画も近日公開予定です。

どうぞお楽しみに!

 

※ちょっとお知らせ

こちらのブログでご紹介したモデルハウスは、1日限定1組様にて見学いただいています。

コロナ対策として1日限定1組様とさせていただいておりますが、その分他のお客様に気を遣うことなく好きなところを存分に見ていただけます。

この機会にぜひ足をお運びいただけると嬉しいです。

 


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モデルハウスの動画を撮影しました

2020-04-29 16:16:31 | 注文住宅日記

本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます、
埼玉県久喜市にある注文住宅 六花舎設計の櫻井です。

 

コロナの自粛でゴールデンウイークはステイホームですね。

医療関係者の方々など、最前線で戦っていらっしゃるみなさん、本当にありがとうございます。どうか、体に気を付けて頑張ってください。

 

こんな時期ではありますが、ついにOPENしました!茨城県猿島郡境町のモデルハウスです。

モデルハウス外観

 

外壁はアクセントのある壁で玄関も雨に濡れない機能的でオシャレな作りになりました。

 

当初はOPEN HOUSEとして、みなさんに来ていただこうと思っていたのですが、不要不急の外出は控えるという昨今、ご来場いただく方の健康を守らなければと考え、急遽イベントは中止させていただきました。

ご予約いただいていた皆さま、誠に申し訳ございませんでした。

 

ただ、それでも当社自慢のモデルハウスを是非ご覧いただきたいと思い、初めて動画の撮影を行いました。

動画が出来上がりましたら、またブログ・ホームページでご紹介致します。

 

撮影隊には、私も出演するよう声をかけられたのですが、緊張してしまって採用されるかどうか、、、という感じです。

直接お客様とお話させていただくのは全く緊張しないのですが、どうしてカメラを目の前にすると、セリフをかんでしまったり動きがカチカチになるでしょうね。

 

さて、肝心のモデルハウスですが、

間取りのポイント、『ファミリーステーション』は、こんな感じになりました。

バンクシーの絵も飾ってみたのですが、なかなかいい雰囲気かと思います(^^)

ファミリーステーション

 

「あれ?床がつるつる?ピカピカ???」

そう思われた方はいらっしゃいますか?

 

はい、つるつるなんです。リビングは大理石調の床になっています。

実はここがミソで、このモデルハウスは『全館空調』なので、床下も温められているため、このような床も冷たさを感じにくいのです。

 

その証拠がこの床下です。

こちらは、リビングの床下ですが、基礎にしっかり断熱材を吹き付けています。

断熱材+全館空調の組み合わせは、床下も温めるため、足からくる冷えがぐっと軽減されます。

床下断熱材

 

↓こちらは、床下の換気装置。家中の空気を循環させて、今の季節は家全体を温めます。

床下換気装置

 

だから、家中どこにいてもあったかなのです(^^)

家中快適な温度

 

ちなみにキッチンはこんな感じ。よく陽の光が入り、明るい空間です。

オール電化のキッチン

 

ファミリーステーションの中は、収納が豊富です。

収納豊富なファミリーステーション

 

そして、最後はこれ↓

玄関の近く(家の外)にあるのですが、ここに手をあてると空気を「吸って」「吐いている」のが分かります。

家のあたたかさとともに、これも体感していただきたいところです。コロナが落ち着いたら手をかざしに来てみてください。

玄関のわきの給排気口

 

ブログですと、ご紹介しきれないことがいっぱいありますので、まずは動画ができたらご紹介しますね!

 

最後に・・・

全館空調は、お家の中を均一な温度で保つため、ヒートショックの予防としてはもちろん。

実は普段の生活の中でも、体への負担・ストレスが減り、健康寿命を延ばすことにつながると言われています。

「家族の健康を考えた家づくりをしたい!」

「安心して健康に暮らしたい!」

という方に、ぜひ体感いただければ幸いです。

 

お楽しみに!

 


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4月11日、モデルハウスがOPENします!

2020-03-27 16:01:01 | 注文住宅日記

本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます、
埼玉県久喜市にある注文住宅 六花舎設計の櫻井です。

前回の記事「ZEH仕様のモデルハウスを建築中です」でご紹介しました、茨城県境町のモデルハウスがいよいよOPENします!

 

OPENイベントは4月11日(土)、12日(日)に開催しますのでお近くの方は是非遊びに来てください!

 

写真はまだ建築中のものですが、↓こちらが「ファミリーステーション」です。

リビングの左側を見ると、このようになっています。

真ん中の茶色いボードが目隠しになっていて、収納部分を見えづらくしています。


ファミリーステーション

 

そしてこちら↓が、ファミリーステーション内の造作棚。上の写真で隠れているところです。

机もあるので、ご主人がパソコンを見たり、奥様が家事をしたり、お子さまの勉強にとご家族の生活スタイルに合わせて使っていただけます。

リビングの横にあるちょっとしたプライベート空間なので、来客時も便利ですよ!


造作収納

 

さて、ここからは前回ご紹介しきれなかったモデルハウスの住宅性能について。

「窓サッシ」「壁」「制震ダンパー」についてご案内致します。

 

■窓サッシは樹脂窓の「APW330」


樹脂窓

 

室内からの撮影ですので、窓の商品名が裏側になってしまっていますが、こちらの窓は

YKKAPの「APW330」という商品を使っています。

なんと「省エネ建材等級」において最高等級★★★★の商品です。

(写真上のほうに写っているのは、24時間換気システムです)

 

特徴としては

・Low-E複層ガラスだから熱の出入りを軽減

 →つまり、断熱性が高い。窓は家から熱が逃げる大きな理由ですので、ここをしっかり断熱することが大切です。

・樹脂だから結露の発生を軽減

 →冬は「結露との戦いです!」とおっしゃっていた方もいらっしゃいました。アルミサッシはどうしても結露してしまいます。

  でも、樹脂の熱の伝わりは、アルミの約1,000分の1ですので、室内外の温度差で生じる結露を大幅に軽減することができるんですよ。

 

 

■壁は熱、水、汚れに強い「グラビオ」

ダイキンの「グラビオ」は、陰影と素材感のあるデザインがオシャレな雰囲気をかもしだす装飾不燃壁材です。

壁面にアクセントを加えて、お部屋をご家族らしく演出することができます。

耐熱性、防火性に優れていので、キッチンでも安心してご利用いただけますし、リビングに高級感を出すために採用されるお客様もいらっしゃいます。

 

■制震ダンパーで安心

画像:制震ダンバー
高制震ダンバー

 

耐震工法は法律で定められていて、住宅を建設をする際には必ず行わなければいけない工法です。

対して免震工法は地震を建物に伝えない構造で、大きな地震が来ても建物自体が損害を受けず、家具の倒壊も防ぎます。

しかし、多額の費用が掛かることで敷居が高いのが現状です。 そこで、「制振工法」を採用しています。

「制振工法」は建物の変形を縮小させることで、耐震工法だけでは守れない繰り返しの地震による建物の損壊を防いで、耐震工法の一つ上の安心として多くの方に選ばれています。

当社では”制振装置「αダンパー」”を使用しています。

家は命を守るものですから、ここは外せません。

”制振装置って何?”という方は、OPENイベントのときに気軽に声をかけてくださいね。

 

 

六花舎設計は、ZEH住宅を実際に施工しています

当社のホームページ「高気密・高断熱・高耐震の家づくり」

ページにありますように、ZEH登録ビルダーのうち、実際にZEH住宅に50%取り組んでいるのは9.1%だけというのが現状です。

六花舎設計はいち早くZEHに取り組んでいたため、その9.1%の工務店に入っています。

 

安心の高性能住宅をこれからもしっかりとご提案していきます。

 

高い住宅性能のモデルハウスは、4/11(土)・4/12(日)がOPENです!

みなさまどうぞお誘いあわせの上、お越しください!

お会いできることを楽しみにしています。

 

 


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ZEH仕様のモデルハウスを建築中です

2020-02-21 17:23:38 | 注文住宅日記

本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます、

埼玉県久喜市にある注文住宅 六花舎設計の櫻井です。

 

モデルハウス建築中
建築中モデルハウスLDKイメージ

ただいま六花舎設計では茨城県の境町陽光台でモデルハウスを建築中です。

3月中くらいに完成予定ですので、見学会が決まりましたらお知らせいたしますね。

 

私たち六花舎設計では、「住んで良かったと思ってもらえる」住宅性能を心がけています。

本日は高気密高断熱の住宅性能についてと、間取りについてご紹介します。

 

太陽光発電システムを載せたZEH仕様

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、

住まいの断熱性・省エネ性能を上げること、そして太陽光発電などでエネルギーを創ることにより、

年間の一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)の収支をプラスマイナス「ゼロ」にする住宅です。

ZEH住宅は省エネはもちろん、太陽光発電を使用してエネルギーを作り出すことができます。

ですから災害で停電してしまったときも、電気やお湯を使うことができる災害用の住宅にもなります。

「家は命を守るもの」という記事でも書きましたが、避難できる住宅というのはこれからとても必要になってくると思います。

その点からもZEHはこれからの家づくりでぜひお勧めしたい仕様です。

 

エアコン1台で家づくりあったか。高気密高断熱住宅の理由

‣こだわりのC値0.6

気密高断熱で暖かい家
高気密高断熱で暖かい家

厳密にお伝えすると、1階にエアコン1台、2階にエアコン1台あると家中あたたかくなります。

家の断熱や気密はUa値やC値というもので表されますが、私はC値が大事が思っています。

Ua値はどれくらいの熱量が外に逃げているかを表した数値で、C値は隙間がどのくらいあるかという数値です。

C値をできる限り下げて、しかし屋内の風の通りは良くする。これがあたたかい家づくりには大切です。

ZEHの2020年以降の基準法整備はないのですが、目安C値1.0㎠/㎡とされているところ、こちらのモデルハウスは0.6㎠/㎡になっています。

 

‣夏は遮熱で涼しく、冬は充填断熱と外張り断熱であったか

いくら断熱しても、夏は熱を遮らないと熱は入ってきます。遮熱+断熱による強固な熱のはじき返しが冷暖房の効きを良くします。

また、充填断熱(壁の内側に断熱材を入れる一般的な方法です)もしくは外断熱のどちらかではなく、両方ダブルで断熱しているため、その効果は言わずもがなです。

しかも!基礎は「基礎断熱+基礎パッキン」仕様で冷たい外気が入らないため、冷たさを感じない床になるんですよ!

 

‣そんなに高気密高断熱住宅で息苦しくならない?

はい、もちろんなりません。

第一種換気と言って、機械で空気を吸ったり出したりするのでいつでも新鮮な空気です。

第一種換気の良い点は家の内と外で空気圧の差ができないところです。圧力差がない=隙間風が入りにくいのでここでも断熱性能が上がります。

 

「3LDK+S」の間取り

こちらのモデルハウスは、ご夫婦が40代、お子さま2人が小学校低学年くらいの方が住まいやすい家づくりをしています。

玄関ポーチは自転車も置けるくらい広い屋根がついているので、雨の日も大助かりの「3LDK+S」の間取りです。

 

特徴なのは、「ファミリーステーション」。間取りの「S」のところです。

ひろびろLDKは見た目に収納はありませんが、このファミリーステーションが収納のミソなのです。

LDKからは目隠しされた場所に、収納を兼ねた家事スペースや書斎として使っていただける場所があるので、動線も楽ちんです。

ここはちょっとおもしろい場所ですので、完成したら見に来てくださいね。

モデルハウスの間取り
 

次回はこちらのモデルハウスの性能と安全を支える「窓サッシ」「壁」「制震ダンパー」についてお伝えいたします。どうぞお楽しみに!

 本日もブログを読んでいただき、ありがとうございました。

 


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ご近所さんとの程よい距離のつくり方

2020-01-29 18:36:20 | 注文住宅日記

本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます、
埼玉県久喜市にある注文住宅 六花舎設計の櫻井です。

 

みなさん、ご近所の方とは程良い距離をつくれていますか?

例えば、

・お隣の建物と近接していて、窓を開けたら目が合ってしまう

・別にお隣を覗いているつもりはないのに、「覗いている」と勘違いされてしまう

・お隣の家のお風呂の窓が通る道に面しているので、見えてしまいそう。だからいつも目を伏せて通り過ぎている

こんなことはないでしょうか。

 

お隣の家との距離が近いと、視線が原因でトラブルになることは意外に多くあります。

ですから、家づくりのときにあらかじめそうならないようにしておくことが大切です。

 

 

|窓の位置

お隣の家と近接しているとき、同じような位置に窓をつけたら当然、窓を開けたら目が合ってしまいます。

そこで、あらかじめお隣の家の窓の位置を確認し、そうではない位置に新しくつくる家の窓を配置します。

実際に私が家づくりのお手伝いをさせていただくお宅でも、お隣の家ととても近くなってしまう家は多いので、窓の位置は綿密に計画を立てます。

窓の位置をお隣の窓とはずらしたり、高窓、小窓や細長いスリット窓にすることもあります。

 
スリット窓
スリット窓
 

要は見えにくくするわけです。

こんなちょっとしたことで、窓を開けるときに「お隣も窓を開えてしまうかも、どうしよう」といったストレスはなくなります。

家は住まう人の憩いの場ですから、視線を気にせずに生活できるようにしたいですね。

 

 

|法律の話

『建物を築造するには、境界線から五十センチメートル以上の距離を保たなければならない。』

これは法律(民法)に書いてあることです。

なぜかというと、こんな目的があるからです。

 ・隣家のプライバシーに配慮する

 ・隣地の日照や通風を確保する

 ・火災が発生した時、延焼を防ぐ等

 

そういえば、江戸時代は火事が起きたときに、火の手を抑えやすくするために、道を広くとってありましたね。

ちなみに「広小路」というのは、江戸時代に延焼を防ぐために、道路を広くして、延焼防止線・避難路として活用するものとして作られたそうです。

今の法律も、江戸時代と同じく”延焼を防ぐ目的”があることに歴史を感じます。

 

ちょっと話がそれました。

このように民法では境界線から50cm以上距離を保つようにという決まりがありますが、

建築基準法の規定によっては、さらに境界線との距離を広くしないといけない場合があります。

また、逆のパターンで「防火地域又は準防火地域内の場合、外壁が耐火構造のものについては、その外壁を隣地境界線にギリギリに建てても構わない」ということもあります。

このような場合は、窓の位置をより工夫したり、目隠しをつけるなど、よりきめ細かい配慮が必要になります。

 

そうそう「目隠し」と言えば、民法には、

『境界線から1メートル未満の距離において、他人の宅地を見通すことのできる窓又は縁側(ベランダを含む。)を設ける者は、

 目隠しを付けなければならない。』

という決まりもあるんですよ。

目隠しの設置で気を付けることは、お隣さんとお互いにプライバシーを守ることができるのが良い点ですが、設置した側はその窓などから日光が入りにくくなることです。

そのため、あとから「目隠しをつけてほしい」「つけたくない」というトラブルが起きてしまうこともあります。

こうならないためにも、はじめの設計は大事になってきます。

 

 

家づくりは民法や建築基準法など、たくさんの決まりがあります。

ですので、その土地によってご希望の間取りや窓の付け方ができないことも中にはありますが、そんなときは設計の人とよくコミュニケーションをとって

法律違反にならずに快適に暮らせる家づくりをしましょう。

私たちがお手伝いします。

 


久喜市の注文住宅 六花舎設計
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